平屋の良いところと悪いところ

『家』は土地に合わせて設計するものです。

つまり、あなたの家がどんな家になるかは、

その土地次第であるということになります。

 

しかし、家の基本は『平屋』から始まるべきなので、

『平屋』がその敷地におさまり、

かつ暮らしの快適性に支障をきたさないのであれば、

そうすべきなのですが、

現実はそうしていないお家の方が圧倒的に多いので、

今回は、平屋について

良し悪しの両面から考えていきたいと思います。

 

おはようございます。

SIMPLE Inc.高根です。

 

では、まずは平屋の悪いところ、

というよりは懸念点についてから。

 

✔️平屋の懸念点

 

その1:高いのではないか?

多くの方が当たり前のように2階建てを建ててしまうのは、

これが一番の理由ではないでしょうか?

住宅会社に行くと、当たり前のように

“平屋は高いですよ!”と言われますしね。

 

その2:土地がかなり広くないとダメなのではないか?

そして、これも1と同時に考えてしまう懸念点ではないでしょうか?

実際、住宅会社や不動産屋からそう言われたことを理由に、

平屋を諦めざるを得なくなった方も数多くいらっしゃることでしょう。

 

その3:家に囲まれている場合、暗くなるのではないだろうか?

周囲が家に囲まれているところで平屋を建てた場合、

家が暗いのでは?と考えるのも当たり前のことです。

実際、2階建てに比べて敷地いっぱいに建てることになる平屋の場合、

光の採り込み方に工夫をしなければ、

周囲の建物に光を阻害されてしまい、

家の中が暗くなってしまいます。

 

その4:予想を上回る増水時に逃げ場がないのではないか?

2階をつくっていないと、

もしもの時に逃げ場がないので困るのではないか?

というのも平屋の懸念点だと思います。

しかし、もしもの時のことも考慮して、

可能な限り敷地を高く設定はするものの、

予測不能な事態は、文字通り予測不能なため、

これに対する不安を完全に払拭することは難しいことですね・・・

 

✔️懸念点の対処法

 

以上が、主な平屋に対して感じる壁だと思いますが、

1〜3に関しては、全てただの誤解であり、

家づくりの進め方によって払拭出来ることばかりです。

 

まず、平屋は高いという認識ですが、

これに対する解決策は、

無駄な部屋や、無駄なスペースや、無駄なモノを、

設計前にしっかりと整理した上でプランするということです。

 

例えば、2階建ての場合、

1階に余分に和室をつくろうとしますが、

全ての部屋が1階にある平屋の場合、

わざわざ余分に和室を作る必要がなくなります。

常時使っていないであろう子ども部屋を

和室の利用用途として使えばいいからです。

 

和室はいつもいつも使う場所ではないし、

子どもたちは、

小さいうちは自分の部屋を使わないでしょうし、

やがて出て行くでしょうからね。

 

また、2階建ての場合、

必然的に2階にたくさんの廊下が出来てしまいますが、

平屋にすれば、この無駄な廊下をカットしやすくなります。

 

部屋の広さに関しても、

コスト面も考慮して広さを検討することが大切です。

子ども部屋にせよ、寝室にせよ、

何を置くのかを考え、かつどのように使うかを考えた上で、

必要最小限にすることを意識すれば、

自ずと無駄なコストはカット出来ることになります。

 

そして、これらを積み重ねた結果、

住み心地や使い勝手に一切支障をきたすことなく、

2階建てと同じくらいか、

あるいはより安く平屋を建てることが出来るようになります。

 

さらに、この工夫によって、

家の面積を最小限に抑えることが出来るため、

これに連動して、

土地面積も小さく抑えることが出来るようになります。

 

一般的に、平屋には、

70〜100坪は土地が必要だと思われていますが、

実際は、60坪もあれば、

かなりゆったりとした平屋を建てることが出来るし、

家をコンパクトに出来れば出来るほど、

さらに土地面積を抑えることが出来るようになるため、

そうなれば50坪前後もあれば充分だったりします。

 

つまり、一般的な分譲地でも、

充分平屋を建てることが出来るというわけですね。

 

しかし、土地が小さくなった場合、

より懸念されることが、

“家が暗くなるんじゃないか?”という点ですよね?

 

この答えに関しては、

“日当たりが良い土地を買う”

という結論に安易に至ってしまいがちですが、

たとえ、高いお金を払ってまでしてそうしたとしても、

それは正しい解決策にはなりません。

 

日当たりが良い方向に大きな窓をつくることは、

周囲にプライベートをさらけ出すことになり、

結局カーテンが必需品となり、

結果、余計に家の中が薄暗くなってしまうからです。

 

この正しい答えは、

土地に合わせて設計をすることです。

家の中に安定的に光を採り込むためには、

プライバシーと明るさが両立出来るように設計する必要があります。

 

しかし、これが出来れば、

土地の良し悪しに関わらず、

どんな土地でも明るく開放的な家を建てることが出来るし、

たとえ周囲が家に囲まれた分譲地だとしても、

明るく開放的な平屋を建てることも出来ます。

 

ということで、

世間一般で言われている平屋の懸念点は、

ほぼ全て設計によって解決可能である

ということをご理解いただいた上で、

今後の家づくりを進めていっていただければと思います。

 

その先には、

たくさんのメリットが待ち構えているわけですから!

ということで、次回は平屋のメリットについて。

 

それでは、、、

 

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Simple Inc.代表 高根慶雄
住居をプロデュースするだけでなく、住宅ローンアドバイザーとして金銭面でも施主に寄り添う。