家と税金と住宅ローンと

家を建てると、

10年間税金の還付を受けることが出来ます。

(この9月末までの契約の方は、

限定的にさらに3年間延長されています)

 

この制度を、

「住宅ローン控除」というのですが、

具体的には、

各年末のローン残高の1%を上限として、

まずは所得税が控除され、

控除しきれなかった分を、

住民税から控除してくれるというものです。

 

そして、家を建てるにあたっては、

この制度の内容についても

よく理解しておくことが大切です。

 

おはようございます。

毎年楽しみにしていた

住宅ローン控除の還付金も、

ついに3月の確定申告で終わってしまい、

なんとなくブルーになっている

SIMPLE Inc.高根です。

 

さて、今回は、

住宅ローン控除について

具体的に掘り下げながら、

前回に引き続き「節税」をテーマに

お伝えしていきたいと思います。

 

例えば、年収600万円の方は、

所得税を年間で約20万円、

住民税を年間で約30万円、

収めているのですが、

この方が家を建てると、

住宅ローン控除によって、

最大336,500円もの所得控除を

受けることが出来ます。

(計算式↓)

所得税200,000円+住民税136,500円

(住民税は136,500円が限界なので。)

 

つまり、この方の場合、

借入残高が3365万円(336,500円÷1%)

を下回るまでは、

控除枠を上限いっぱいまで使える

ということになるのですが、

とはいえ、返済面から考えると、

確実に借り入れ額を

もっと減らしたいところですよね。

 

家を建てると、

今まで必要なかった費用が諸々かかるし、

家を建てるかどうかにかかわらず、

子供たちの進学資金も

貯めないといけないし、

同時に老後資金も準備していかないと

いけないからです。

 

ということで、ここからは

もう少し現実的に考えていきたいのですが、

仮にこの方が2700万円借入れをしたら、

一体どうなるのでしょうか?

 

この場合、最も節税効果が高いのは、

最も借入れ残高が大きい1年目なのですが、

1年目の年末残高が2670万円だとしたら、

この方は、最大で267,000円の

所得控除を受けることが出来ます。

 

つまり、まず納めている所得税が、

満額返ってきて、

控除しきれなかった67,000円は、

住民税から控除されるというわけですね。

 

なかなかなボーナスですよね。

でも、もうちょっと踏み込んで考えてみると、

実は69,500円分、

所得控除枠が使い切れてないんですよね。

(136,500円ー67,000円=69,500円)

(最大控除額ー実際控除額=控除枠余り分)

 

なんだか、ちょっと

もったいない気がしません?

どうせなら、もうちょっと

この控除枠を有効に使いたいところですよね?

 

そこで、オススメなのが、

私的年金のiDeCoです。

掛け金全額が所得控除の対象になるからです。

 

例えば、iDeCoに毎月上限いっぱいの

23,000円を積立していったと仮定すると、

年間で276,000円分、

所得控除を受けることが出来ます。

 

つまり、この年収の方なら、

所得税、住民税ともに

税率は10%だと思うんで、

それぞれ27,600円ずつ控除される

というわけですね。

 

となると、まずはiDeCoによって

27,600円が所得税から控除されるため、

住宅ローン控除によって控除される

所得税の額が172,400円になります。

(200,000円ー27,600円=172,400円)

 

そして、その結果、

住民税から控除される金額が増えます↓

267,000円-172,400円=94,600円

こんな感じですね。

 

そして、iDeCoによって

住民税が控除された結果、

300,000円ー27,600円=272,400円となり、

さらに、そこから住宅ローン控除として

94,600円が控除され、

その結果、住民税は177,800円になる

というわけですね。

 

回りくどく説明しちゃいましたが、

要するに、iDeCoに加入した分、

55,200円税金の還付が増えたってことです。

 

✔️所得が高めの方は節税を意識すること

 

この話から伝えたいことは、

所得が高くなれば、

納める税金の額も高くなるため、

所得が高めの方は、

家を建てる建てないに関係なく、

iDeCoに加入した方がいいということです。

 

また、所得が高い方は、

自己資金を多くお持ちであれば、

頭金としてたくさん入れてもいいんですが、

そうすることによって、

住宅ローン控除の恩恵が

減ってしまうとしたら、

出来るだけ借り入れ額を増やし、

住宅ローン控除の恩恵を最大化しつつ、

手元に置いてある自己資金を

投資に回してみるというのも

1つの手ではないでしょうか?

 

もちろん、これには

リスクが生じるわけなので、

決して無理強いはしませんが、

老後資金問題を考えると、

選択肢の1つとして持っておくことが

大事なんじゃないかなと思います。

 

iDeCoだけじゃなく、

つみたてNISAやNISAといった

投資の優遇制度もあるわけですからね。

 

お金のことに関しては、

知っていることによって

損することはほぼありませんが、

知っていないことによって、

損することがたくさんあります。

 

住宅ローンにせよ、

住宅ローン控除にせよ、

iDeCoにせよ、

NISAやつみたてNISAにせよ、

生命保険にせよ、なんでもです。

 

ということで、

家づくりをきっかけとして、

お金のことについても

家と同じぐらい

ぜひ勉強してみてください!

 

これが、お金の不安なく

ずっと暮らし続けていく

一番有効な方法だと思います。

 

それでは、、、

 

(追伸)

今回も土地にかかる費用について。

農地を宅地にする費用も

けっこうバカにならない!?

 

 

 

 

 

この記事を書いた人

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Simple Inc.代表 高根慶雄
住居をプロデュースするだけでなく、住宅ローンアドバイザーとして金銭面でも施主に寄り添う。