賃貸 vs マイホームの盲点

このまま賃貸に住み続けるのか?

いっそ家を建てた方がいいのか?

結婚してからある程度過ぎれば、

誰もがこの2つの選択の間で

揺れ動くと思います。

 

もちろん僕自身は、

家を建てる仕事をしていることもあり、

少しでも早く家を持った方がいい

と思っているのですが、

その理由は

「暮らしがより豊かになるから」です。

 

家を建てれば、

より暮らしが安定するでしょうし、

自分好みの家で過ごすとなれば

日々気分良く過ごせそうだし、

子供たちものびのびと遊べますからね。

 

しかし、一方で、

経済的な側面から考えてみると、

持ち方によっては家を建てずに

ずっと賃貸で住み続けた方がいい

とも思っています。

 

持ち方によっては、

取り返しがつかない失敗となり、

老後はもちろん、

これからの暮らしまでも

窮屈になる可能性が

グンと高まってしまうからです。

 

おはようございます。

SIMPLE Inc.高根です。

 

ということで、今回は、

経済的な側面から見た現実を

リアルな数字を入れてお伝えしつつ、

最後に僕なりの結論を

述べたいと思います。

 

ちょっと凹む話かもしれませんが、

最後までお付き合いください。

ちなみに99.9999%

住宅会社が教えてくれない内容です。

 

✔︎ずっと賃貸という選択肢

 

では、あなたが

現在払っている家賃を7万円、

積立投資に回せるお金を6万円として、

(貯金じゃなくて積立投資にしてください)

35年後の状況はどうなっているか

考えていってみましょう。

 

まず、将来手元に残る

不動産という資産はありませんよね。

 

しかし、家を持たない分、

固定資産税や家の修繕費用などが

一切かからないため、

これまで通り、ゆとり資金の

6万円を毎月コツコツ

積立投資に回すことが出来ます。

 

となると、仮にこのお金が毎年2%ずつ

増えていったと仮定すると、

かつ「iDeCo」や「つみたてNISA」

などを利用することで、

うまく節税していけたと仮定すると 、

35年後手元には約5040万円もの

お金が残っていることになります。

(貯金だとこの半分です)

 

それゆえ、もし将来

賃貸で住みにくい状況になったとしたら、

この増えた資金を使って、

実家をリフォームして住むもよし、

建て替えて住むもよし、

あるいは実家がない場合は、

住みたい場所で土地を買って

家を建ててもよし、

老人ホーム的な所に入ってもよし

ではないでしょうか。

 

新築するにしても、

子供たちは巣立っていると想定すると

家をコンパクトに出来るため

割安で家を建てることが出来るし、

土地を買うにしても

学校のことを考えなくてもいいことから

住む場所を柔軟に考えやすいでしょうしね。

 

おそらくそれ以降は、

生きてる間、家に手を加える

必要もないでしょうしね。

 

そんなこんなで、

経済的な側面に焦点を当てると、

ずっと賃貸という生活も

決して悪くないというわけですね。

あくまで経済的な側面だけで

考えると、です。。

(投資をせず浪費ばかりしてたら

元も子もありませんけどね)

 

✔︎家を持った場合

 

では、続いて家を持った場合

どうなるのか考えてみましょう。

 

この場合、先程の家賃並みで

家を手に入れようとしたら、

銀行からの借入額を2500万円前後に

納めなければいけないのですが、

もしこれが無理だとしたら

一体どうなるのでしょうか?

 

仮に1000万円オーバーの3500万円を

銀行から借りざるを得ないと仮定すると、

家賃よりも3万円も

出費が増えることになります。

 

そして、家を持つことによって

必要となる固定資産税と火災保険、

そして定期的にメンテしていくための

積立費用を合わせると、

毎月さらに3万円程度の出費が

必要になってくると

考えておいた方がいいでしょう。

 

となると、賃貸暮らしの時より

6万円も毎月の出費が増えるわけですが、

こうなると積立投資をしていく

お金が全くなくなってしまいます。

 

つまり、家を持ったは良いが、

全くお金は増えていかない

ということですね。

 

では、35年後

一体どのようになっているでしょうか?

まず、積立投資が出来ないので、

現金資産はゼロということになりますよね。

 

続いて、不動産という資産はどうでしょうか?

建物に関しては、価値はゼロですね。

木造建築の償却期間は22年なので、

これを超えると価値はゼロになりますからね。

 

土地に関してはどうでしょう?

ここは東京や京都じゃないんで、

今後土地の価値が

上がることはないだろうし、

むしろ下がっていくと

考えたほうがいいでしょうね。

 

となると、買った値段と同じか、

あるいは幾分価値が下落していると

考えるのが妥当ではないでしょうか。

 

つまり、仮に買った土地の値段が

1000万円だとしたら、

かろうじて1000万円ぐらいの

価値が残っているということなので、

売却した場合、それぐらいの

現金にはなるということですね。

 

ただ、この場合土地を売却せず

それなりのリフォーム工事をして

住み続けていくでしょうから、

その費用が必要になりますよね?

キッチンやお風呂やトイレなどの設備品の

入れ替えも含めた大掛かりな工事費用が。

 

となると、500万円〜700万円ほどの

出費が再び必要となるし、

これに加えて1階に

部屋数を増やさないといけないような

家を建ててしまっているとしたら、

さらに増築費用まで必要になってきます。

 

結果、1000万円ぐらいの出費が必要となり、

再びローンを組むハメになるか、

子供たちが巣立った後、

出来たゆとりで頑張って貯めてきた貯金を

捻出しなくてはいけなくなってしまいます。

 

悲しいかな、

これが住宅会社が教えてくれない

家づくりのやり方を

間違えてしまった場合のリアルな結末です。

想像したらゾッとする未来です。

 

✔︎家づくりリテラシーを高くする

 

では最後に、僕なりの結論を

述べていきたいと思います。

冒頭でもお伝えした通り、

僕は家を持った方がいいと思っています。

 

しかし、先程のように

むやみに予算を上げて建ててしまうと、

老後貧乏に陥ってしまうのが関の山です。

 

それゆえ、家賃並みが

適正かどうかは分かりませんが、

とにかく積立投資の余力を残しながら

家を建てることが大事だと思っています。

(貯金じゃなく積立投資です)

 

もし、先程の場合でも、

家賃並みの返済で

家を建てることが出来ていれば、

毎月3万円積立投資に

お金を回すことが出来ます。

 

となると、35年後、

土地という資産とともに、

約2500万円もの現金資産が

残ることになります。

 

結果、リフォームするにしても

ローンを組む必要もなくなるし、

ローンを組んだとしても、

ゆとりを持って払っていくことも出来ます。

 

また、それと同時に、

無駄な増築をしなくていい家に

あらかじめしておくことも大事です。

 

つまり、お金のことも家のことも

長い目で考えて計画すべきだ

ということですね。

 

長々と書き連ねてしまいましたが、

これが僕の家づくりに対する考え方なので、

ぜひぜひ、参考にしてもらえたらと思います。

 

お金も家づくりも正しいリテラシーを持ち

賢明な判断が出来るようになってください!

 

それでは、、、

 

 

 

 

 

 

この記事を書いた人

simple

Simple Inc.代表 高根慶雄
住居をプロデュースするだけでなく、住宅ローンアドバイザーとして金銭面でも施主に寄り添う。