住宅の現状と予算計画のアップデート

ここ数年、資材、税金の上昇に伴い

家の価格が地味に上昇を続けています。

 

それゆえ、ほんの数年前と比べても

けっこう価格が違うし、

ましてや10年以上前ともなると、

かなり大きな違いがあるのが現実です。

 

なので、これから家を建てる人が

心がけておくべきことは

まず、これまでの価格を

基準に考えないこと、

そして、同じ予算で建てるためには、

家のサイズを抑えなければいけない

ということ、ではないでしょうか。

 

後ほど再び述べますが、

ハウスメーカーはもちろん

地場の工務店でさえも、

これまでの価値観のままで

家を建てるとしたら、

もはや2000万円以下で

建てることは難しいでしょうからね。

 

おはようございます。

SIMPLE Inc.高根です。

 

では、これからは

どのように家づくりをすべきなのか

考えていきたいと思います。

読む人によっては

気分を害するかもしれないので、

あしからず。。

 

年収400万円の夫と年収200万円の妻の

共働き世帯が家を建てると仮定して、

世帯年収600万円のご夫婦の場合、

どのように考えたほうがいいのか

個人的な意見を述べていきますね。

 

まず、このご夫婦の手取り額を

ざっくりと算出すると、

夫婦それぞれ所得税5%、住民税10%、

社会保険13%が、

給料から差し引かれるため、

手取り金額は600万円×72%=432万円

ということになります。

毎月に直すと36万円ですね。

(分かりやすくボーナスなしにしています)

 

なので、このご夫婦は、

この収入の中で

生活していかないといけないのですが、

仮にお子さんが2人いるとして、

2人とも大学までは通わせたやりたいと

お考えだとしたら、

前回お伝えしたように、

1人あたり毎月4〜5万円ずつは

貯めていかなくてはいけません。

 

なので、8〜10万円は強制的に貯蓄に

回すということになります。

(個人的にはこのうちの60%を

つみたてNISAに積み立ていくと

いいと思っています)

 

後々、子供たちが巣立った後は、

この資金をそのまま老後資金のために

積立投資していくといいですしね。

 

そして、続いて

教育費同様に積み立てていって欲しいのが、

家の修繕(メンテ)費用です。

定期的に必要な外壁の塗り替えや

30年後ぐらいに行うリフォーム、

家電の買い替えなどにかかるお金ですね。

 

これも前々回お伝えしたように、

最低3万円は積み立て

していってた方がいいと思うので、

この分も手取り金額から差し引きますね。

 

固定資産税と火災保険費用も

毎月積み立てておくべき費用ですね。

これらに関しては、2つ合わせて

毎月1万円ぐらいでしょうかね。

 

そして、積み立てしていくべき費用として

最後にお伝えしたいのが、

個人型確定拠出年金iDeCoの掛け金です。

これに関して、

ここでは詳しい内容は割愛しますが、

要は節税効果を得ながら、

年金の上乗せをつくっていく

ことが出来る商品なので、

誰もが入っておくべきもの

だと思っています。

 

なので、満額の1人2.3万円

とまではいかなくとも、

1.5万円ずつ合計3万円は

積み立てしていくといいと思います。

 

ってことで、

これらを全部差し引くと

残りが21万円となるのですが、

(36万円-8万円-3万円-1万円-3万円)

結論としては、

この中で住宅ローンを払い、

この他の固定費や生活費を

やりくりしていくことを前提として

家づくりの予算を

決めるべきなんじゃないかな、

ということですね。

 

そして、そう考えると、

住宅ローン返済に回せる最大額は、

このうちの3分の1である

7万円じゃないのかなと思います。

 

✔︎7万円の返済で出来る家づくり

 

では、毎月の返済額7万円では、

どのような家づくりが

出来るのでしょうか?

頭金もなくて、

固定金利という選択肢が

もっとも現実的な場合で、

考えていってみましょう。

 

この場合、銀行から借りられる金額は、

2500万円前後となります。

それゆえ、この予算の中で、

土地を買い、家を建て、外構工事をし、

諸経費を払わなければならないのですが、

冒頭でお伝えしたように、

家だけで2000万円を超えるのが

当たり前となりつつある今、

土地を買て家を建てるのは

現実的なことではありません。

 

外構工事と諸経費を合わせると、

ざっと300万円〜400万円ほど

かかりますしね。

 

そんなこんなで、

もし、あなたやあなたの配偶者の実家に

土地があるとするならば、

有難くそれを使わせてもらうことを

検討するのがいいのではないか

と思っている次第です。

 

とはいえ、どうしてもそれは嫌だ

という方もいるでしょうし、

そもそも、そんな土地がないため

絶対に買わないといけない

という方もいるでしょう。

 

では、そんな方はどうすべきなのか?

この場合、考えるべきことは、

まず家をコンパクトにすることです。

かつ、住むエリアにこだわらないこと、

そして、土地の形や広さ、道路の向きにも

こだわらないことです。

 

さらに、それでも家の予算は

オーバーすると思うので、

車にかけるお金も圧縮すべきだし、

これにプラスして、

収入を上げる方法を

夫婦で話し合って具体的に

考えるべきだと思います。

 

奥さんの収入を増やす方が

現実的だとしたら、

家事や育児の分担を変えるべきだし、

ご主人の収入を増やす方が

現実的だとしたら、

負荷をかけてもっと働くといった感じで。

 

もちろん、子供たちのための

積立金に手をつければ、

こんなことをしなくても、

買いたい場所で土地を買い、

建てたい家を我慢することなく

建てることも出来ます。

 

しかし、個人的には、

それは懸命な選択だとは思いません。

子供たちに可能性や選択肢を

与えてやることも

親が果たすべき役割の1つだからです。

 

なので、

それらのことを全て踏まえた上で、

家づくりの予算を

計画してもらえたらと思います。

 

あくまで僕の持論なので、

一つの意見として

参考にしてもらえたらと思います。

 

それでは、、、

 

 

 

この記事を書いた人

simple

Simple Inc.代表 高根慶雄
住居をプロデュースするだけでなく、住宅ローンアドバイザーとして金銭面でも施主に寄り添う。