合理的な土地探し

土地探しは、

土地にかける予算と

どんな家を建てたいかを

ある程度明確にしてから

始めるのが理想的です。

 

というのも、

この2つを分かっていないと、

価格が高過ぎる土地や

面積が広過ぎる土地を

選んでしまう可能性が高くなり、

家に充分な予算がかけられなくなるか、

あるいは、家も妥協出来ないとなると

銀行からの借入が増えることとなり、

家計にゆとりがなくなる可能性が

高くなってしまうからです。

 

なので、

土地を買わないといけない方は、

まずは「資金計画」をし

土地と家の予算を

それぞれ明確に出してから

土地を探し始めることを

オススメしています。

 

おはようございます。

SIMPLE Inc.高根です。

 

では、土地の予算を

明確に出してないまま

土地探しをした場合、

どんなことになりやすいのか、

今回は一緒に考えていきたいと思います。

 

その違いを分かりやすくするために、

数字を交えながら

お伝えしていきますね。

 

✔️日当たりがいい土地がいい

 

土地を買うなら

「日当たりが良い土地がいい」

家を建てるほとんどの方がそう思い、

みんながみんな

自分が住みたい地域で、

日当たりが良い土地に絞って

土地を探します。

 

周りの友達が、

みんなこの価値観で

土地を購入していたとしたら、

なおのこと自分もそうするのが

当たり前だと思ってしまいますしね。

 

しかし、日当たりが良い土地は、

そうじゃない土地よりも

高めに価格が設定されているため、

そこに固執してしまうと、

ほぼ確実に土地に

多額の予算を注ぎ込むことになります。

 

では仮に、

あなたが本来土地に使える予算が

600万円が上限なのに、

その2倍の1200万円の土地を

買ってしまったら

一体どうなるでしょうか?

 

イメージとしては、

本当は坪12万円ぐらいで

50坪ぐらいの土地を買うべきなのに、

坪20万円する土地を

ちょっと広めが良いからと

60坪も買ってしまった場合です。

 

この場合、これだけで

毎月の返済額が20,000円ほど

変わってきます。

35年間合計すると

840万円手元に残るお金が違う

ということですね。

 

しかも、土地にかける費用を抑えつつ、

この浮いた20,000円を

35年間ずっと積立投資していったとしたら、

840万円どころか、

この2倍も3倍も手元に残るお金が

違ってくるんですよね。

 

いかがですか?

土地の選び方によって

ずいぶんと違ってくるのを

ご理解いただけたかと思います。

 

ただ、ここで心配になるのが、

日当たりがいい土地を買わないと

家に影響があるんじゃないか

ってことですよね?

 

そうならないために、

みんな高いお金を出して

日当たりが良い土地を

買っているわけですからね。

 

しかし、この問題に関しても

実は全く心配することはありません。

そもそも、家の設計は

土地に合わせてするものだからです。

 

つまり、日当たりが悪ければ

悪いなりの光の採り方が出来るのが、

自由設計だということです。

 

端的に申し上げると、

この設計力こそが

同じような家しか建てられない

ハウスメーカーとの大きな違いだ

ってことですね。

 

彼らは、自動車のように、

決められた製品と決められた間取りを

決められた価格で販売するだけ

ですからね。

 

そんなこんなで、

工務店で家を建てるんだとしたら、

土地に合わせて

設計してくれるはずなので、

そもそも土地の日当たりに

こだわる必要はないって

覚えておいてもらえたらと思います。

 

もっとも、その設計力も

センスだったりはするのですが、、、

 

✔️ちょっとでも広い土地がいい

 

予算を理解していない場合、

やってしまう2つ目のことが

無駄に広い土地を買ってしまうことです。

 

ゆったりとした庭が欲しいとか、

家庭菜園がしたいという憧れに

頭の中が支配されちゃいますからね。

 

しかし、これも日当たりいい土地同様に、

金銭的な苦難に陥りやすくなってしまいます。

 

土地が広くなったことにより、

土地代はもちろん

外構工事費用も高くなるし、

固定資産税も高くなるからです。

 

では、あなたが建てたい家を

建てるには60坪もあれば充分だとして、

100坪も買ってしまったら

一体どうなってしまうのでしょうか?

 

まず、土地代が12万円だとしたら、

40坪余分に買ったことによって

480万円予算が増えますよね。

 

続いて、外構代ですが、

外構工事にかかる価格が坪当たり

2.5万円必要だとしたら、

これだけで100万円

工事費用が高くなります。

 

固定資産税については

どうでしょうか。

土地の評価が12万円だとしたら、

200㎡(=60坪)までは

その評価を6分の1の

2万円にしてくれますが、

200㎡を超える部分については、

その評価は3分の1の

4万円にしかしてくれません。

 

つまり、60坪を超える部分は、

2倍の税金を納めないといけない

というわけですね。

 

その結果、

4万円×40坪×1.4%=22,400円

余分に税金を納めないと

いけなくなるというわけですね。

 

そして、固定資産税は

土地を持ち続ける限りずっと払うので、

仮にこの家で、

これから60年住むとしたら、

合計約135万円も余分に

お金を払わないといけない

というわけですね。

 

ね?

実は無駄に広い土地を

買ってしまうことも、

日当たりがいい土地を

買ってしまうのと変わらないぐらい

家計にダメージを与えそうでしょ?

 

そんなこんなで、

まずは予算を知り、

かつ、どんな家を建てたいかを

知った上で土地を探すことで、

賢く家を手に入れていただきたい

と思っている次第であります。

 

おそらく土地と家の買い方を

知っている人と知らない人では、

下手したら1000万円前後

かける予算に違いが

生まれるんじゃないかと思います。

 

そして、場合によったら

同じ仕事で同じ収入だったとしても、

35年後、手元に残る資金が

2〜3000万円違ってくるんじゃないか

と思っています。

 

なので、道のりを誤らないように、

また憧れと欲望に

頭の中が支配されないように

バランスよく慎重に

家づくりをしていただけたらと思います。

 

それでは、、、

 

 

この記事を書いた人

simple

Simple Inc.代表 高根慶雄
住居をプロデュースするだけでなく、住宅ローンアドバイザーとして金銭面でも施主に寄り添う。