日蔭は決して悪ではない

設計士の多くは、

日陰となる場所に家を建てたがりません。

そこには、太陽高度が低くなる冬に

直射日光が入ってこないからです。

一番、直射日光を入れたい冬に。

 

それゆえ、彼らは家を建てる敷地が

日当たりが悪そうな場合、

広さ的には充分平屋が建てられる

土地であるにもかかわらず、

当たり前にように

2階建てを提案するでしょう。

 

あるいは、あなたが

これから土地を探すのだとしたら、

直射日光を阻害されることがない

南向きの土地を優先してオススメするか、

直射日光が確保出来そうな

広々とした土地をオススメするでしょう。

 

しかし、これらの提案は

住みにくさやコスト面の負担を

もたらしやすくなることから、

弊社ではこれらと180°反対の提案をし、

住みにくさとコスト面の負担を

なくすようにしています。

 

おはようございます。

SIMPLE Inc.高根です。

 

まず、平屋が建てられるなら

たとえ日当たりが悪い土地でも、

99.9999%の確率で

平屋を提案する理由についてですが、

これは、その方が

圧倒的に暮らしやすいからです。

 

子供部屋も、

2階にあるより1階にあった方が

小さいうちから使ってもらいやすいし、

自分たちのものを自分の部屋に

持っていってもらいやすいですしね。

 

寝室やクローゼットだって

2階にあるより1階にある方が

何かと便利ですよね?

毎日のこととなれば、

いちいち上に行くのって

ホントめんどくさいですからね。

 

家事動線も上下移動がなく

水平移動だけとなれば、

ずいぶんと楽になるのは、

火を見るより明らかですよね。

 

これらはほんのちょっと想像したら、

誰でも分かることだと思いますが、

最悪なのは歳をとってからだと思います。

 

健康な状態の今は

こんなこと想像もつかないと思いますが、

誰だっていつどのタイミングで

足腰が悪くなってもおかしくないし、

そうなれば2階に上がるのが

ホント億劫になってしまいます。

 

で、そのうえ下に部屋が足りないとなれば

改築に加えて増築までしないといけなくなり、

大きな出費を余儀なくされる

かもしれませんしね。

空っぽになった子供部屋さえ下にあれば、

そんな無駄な出費をしなくて済んだのに、

です。

 

以上のような理由から

よほどの事情がない限り、

2階建ては提案しないというわけです。

 

そして南向きや広い土地を提案しないのも、

不用意にコストが上がってしまうからです。

 

南向きの土地は一番人気なので

ずいぶん割高に価格が設定されているし、

広くなればなるほど

土地の値段は上がってしまうし、

広くなれば土地代だけじゃなく

外構費用も高くなるし、

固定資産税も高くなりますからね。

 

南向きの土地で

南に部屋を配置して

南に大きな窓なってつくった暁には、

「みなさん!私の家の中見て見てー!!」

状態になっちゃて、

プライバシーもクソも

あったもんじゃないわけですからねー。

もちろん防犯性もグダグダです。

 

で、カーテンやらシャッターやら

塀やら目隠しやら植栽やらに

多額のお金を突っ込んで、

終わってみると

あなたの懐からジャブジャブと

お金がダダ漏れになってた・・・

なんてことになっちゃうわけです。

 

ってなわけで、

最後にこれから家を建てる方

みんなに知っておいてほしい事を

お伝えしたいと思います。

 

✔️「明るい=直射日光」じゃなくてもいい

 

例えば、玄関や廊下などは

そりゃあ明るいに越したことはありませんが、

かといって、それが必ずしも

直射日光じゃなきゃダメ

なわけではありません。

 

それと同様に、寝室にも必ずしも

直射日光が必要なわけではありません。

通常、寝室は日が沈んでから

日が昇るまでの間に使う部屋ですしね。

 

また、子供部屋しかり。

明るくしてあげないといけませんが、

かといって、その手段が直射日光である

必要なんてないと思いませんか?

 

書斎や仕事部屋も同じですが、

ガンガン直射日光が入ってくると

日や時間によって光量にムラが出て

勉強や仕事をするにしても

なかなか集中出来ませんからねー。

 

そんなわけで、各自のお部屋は

日陰部分につくってもいい

と思っている次第であります。

もちろん暗いのだけは

絶対にNGですけどね!

 

これらの部屋の配置にこだわならなければ、

土地選びもしやすくなるし

間取りの幅もずいぶんと広がるでしょう。

また、土地取得コストも抑えられるし、

より暮らしやすい家を

きっとコストを抑えながら

建てることが出来るでしょう。

 

なので、これから家を建てる方は、

部屋の向きにまでこだわる必要はない

ということを覚えておいてくださいね。

 

家は直射日光が本当に必要な場所だけ

南向きでつくることが出来れば

いいわけですから。

 

それでは、、、

 

 

 

この記事を書いた人

simple

Simple Inc.代表 高根慶雄
住居をプロデュースするだけでなく、住宅ローンアドバイザーとして金銭面でも施主に寄り添う。