明暗をくっきりと分ける小さなお家

「ここ最近、30坪(=100㎡)未満

の家ばっかりなんやけど、

30坪より小さくしたら

国からの補助金とか金利優遇とか

なんかええことでもあるんで??」

 

これは、うちのスタッフが

いつも確認申請を提出している

建築住宅センターの方から

聞かれたことなんですが、

この事実が物語っていることは、

住宅会社がそうせざるを得ないぐらい

建築コストが上がっている

ということです。

 

つまり、

これまで通りの大きさで

家を建てようとしたら

価格が4〜500万円ほど高くなり、

予算が全く合わなくなってしまうので、

家を小さくすることによって

予算から大きくはみ出ないように

しているというわけですね。

 

とはいえ、

30坪未満の家にする場合、

やり方を間違えてしまうと

使いにくくなると同時に、

やがて老後を迎えた時、

大きな出費を招く恐れがあるので、

間取りづくりを間違えないように

しなければいけません。

 

おはようございます。

SIMPLE Inc.高根です。

 

例えば、割安価格で

家を建てようと思ったら、

1階と2階の大きさが同じ

いわゆる「総二階建て」にするのが

一番手っ取り早いのですが、

建売住宅やハウスメーカーの

企画住宅などに多いこの建て方は、

お子様が小さい家庭にとって

最も使い勝手が悪く、

家が散らかりやすくなります。

 

というのも、

この建て方にする場合、

寝室と子供部屋が99.99%

2階につくられることになる上、

リビングダイニングの広さによっては

1階に部屋をつくることはもちろん、

いつも使うものや

衣類をしまっておく収納すら

つくることが出来ないからです。

 

想像してみてください・・

子供たちがいつも遊ぶ場所は

一体どこでしょうか?

 

お母さんやお父さんの姿が見えない

2階にある自分の部屋ではなく、

親の姿が見えるリビングですよね。

 

では、そこに出したおもちゃを

遊び終わったらいつも片付けて

2階にある自分の部屋まで

持っていくでしょうか。

間違いなくそんなことしませんよね。

 

想像してみてください・・

ご主人や子供たちは、

パジャマやいつも着る服を

いちいち自分の部屋まで

片付けに行ってくれるでしょうか。

 

これもそれほど期待出来ませんよね。

だって、どうせ毎日着るんなら、

リビングのソファーだったり

ダイニングの椅子にでも

引っ掛けておく方が、

絶対に使い勝手いいですもんね。

 

以上のような理由から、

小さな総二階建ての家は、

リビングやダイニングが

散らかりやすくなるというわけです。

それどころか散らかった状態が

常態化してしまうというわけですね。

 

洗濯の動線にしても

必然的に上下を行ったり来たりしないと

いけない複雑な流れになるため、

これを原因とする片付けにくさから

家が散らかりやすくなってしまいますしね。

 

また、1階に部屋も収納もない

このような住宅は、

足腰が丈夫な若いうちは

使い勝手が悪いぐらいで済むものの、

歳をとり足腰が弱ってしまったとしたら

とっても暮らしにくい家になります。

 

そして、その問題を解決するために

1階に部屋と収納を

増築せざるを得なくなり、

再び数百万円という出費を

余儀なくなれてしまいます。

 

大切な老後資金から捻出するか、

あるいはその資金が貯まっていない場合は、

リフォームローンを組むことによって。

おそらくまだ住宅ローン返済が

終わってない状態で、です。

 

そんなこんなで、

家を小さくする場合は、

こういった問題にも配慮しながら

あらかじめ間取りを考えなければ

いけないというわけなんですよね。

 

✔️コストと使いやすさの両立

 

では、コストを抑えるために

家の面積をカットしながら

使いやすく無駄な出費が防げる

家を建てるためには

一体どのようにすればいいのか?

 

まず優先して考えるべきは

「平屋」にすることです。

 

平屋にすれば階段も省けるため

より面積を抑えることが出来るし、

全ての部屋と収納が1階に集約されれば、

多少、部屋や収納が小さくなっても

別段支障がないからです。

 

ただし、平屋にすれば

最も面積を小さく出来るものの、

土地面積はそれなりに

必要になってしまいます。

 

かなり家をコンパクトに

出来るのであれば

50坪あればいけますが、

出来れば55坪は欲しいところですからね。

 

ゆえ、家のコストも抑えつつ

土地や外構にかける費用も抑えるとなれば、

「平屋」という選択肢ではなく、

使いやすさと経済性を両立した

2階建てにするのがベターだと思います。

 

つまり、1階に子供部屋か寝室と

いつも使うものや衣類をしまう収納を

つくっておくのがいいんじゃないか

というわけですね。

 

こうすれば、

子供たちが小さいうちも

リビングが散らかりにくくなるし、

老後に増築をする必要もありませんしね。

 

2階に部屋を持っていった分だけ

土地面積を小さく出来るので、

土地代も削減出来るわけですしね。

 

というわけなので、

これから土地を買って

家を建てようとお考えの方は、

こんな考え方もあるんだよということを

ぜひ覚えておいていただけたらと思います。

 

それでは、、、

 

 

 

この記事を書いた人

simple

Simple Inc.代表 高根慶雄
住居をプロデュースするだけでなく、住宅ローンアドバイザーとして金銭面でも施主に寄り添う。