土地探しをする時、
自分に必要な土地の広さを
理解していないと、
かなり高い確率で
無駄に広く土地を買ってしまいます。
結果、土地取得費用も高くつくし、
後々ずっと必要となる固定資産税も
高く払い続けることになるし、
余白が増える分、
外構工事費用も高くつくことになります。
ゆえ、そうならないために
土地探しをする前に、
土地予算を算出すると同時に、
探していただく土地の広さも
算出することをオススメしています。
おはようございます。
SIMPLE Inc.高根です。
というわけで今回は、
探すべき土地面積の計算方法について
お伝えしていきたいと思います。
計算方法は
「①家の周囲(10坪)
+②車1台(4.5坪)×台数
+③家の1階部分の面積
+④デッキの広さ」
と極めて単純なものなんですが、
③だけは1人で算出するのが
難しいと思うので、
今回から数回に渡って
その方法について
「平屋」を建てると仮定して
お伝えしていきますね。
✔️玄関周りの広さ
まず最初に考えていただきたいのが
「外玄関、内玄関、玄関ホール、土間収納」
の広さです。
外玄関とは玄関ポーチのことで、
濡れないように屋根を設ける部分ですね。
ここは最小限で良いという方は、
1帖で考えていただくといいと思いますが、
もっと広くしたいなーという方は、
2帖もしくは3帖で
考えていただくといいかと思います。
内玄関についても、
最小限で良いかなという方は、
外玄関同様に1帖で考えていただくと
いいかと思うのですが、
もっと広めが良いとお考えの方は
1.5帖もしくは2帖になるかと思います。
玄関ホールについても
内・外玄関同様ですね。
個人的には、ホール(廊下)は
最小限で充分かと思っているので
ここも1帖でいいと思っているのですが、
これまた広い方がいいという方は、
1.5帖もしくは2帖で
考えていただくといいかと思います。
土間収納(シューズクローゼットも兼ねる)
については、何をどれくらい置くかで
広さが違ってきます。
例えば、釣りやキャンプといった
荷物が少々嵩張るような趣味がなく、
そこには靴とベビーカーぐらいしか
置かないという方に至っては、
1帖もあれば充分かと思います。
なんせ1帖あれば、
仮に棚を6枚設けたら
大人の靴で56足も置けますからね。
2帖になれば、
さらに靴が49足置けるようになりますが、
流石にそこまで必要な方は、
なかなかいらっしゃらないと思うので、
その余ったスペースに
釣り道具やキャンプ用品を
置くことが出来ると思います。
ゆえ、土間収納は
1帖もしくは2帖あれば
充分かと思っているし、
最大でも3帖あれば
いいのではないでしょうか。
✔️LDK の広さ
では、玄関周りが分かったところで、
LDK (リビングダイニングキッチン)
の広さについて考えていきましょう。
ここに至っては、
誰もが広ければ広いほど良いと
お考えだと思いますが、
広くし過ぎてしまうと、
どこかで調整しなければ、
その分家のコストが上がってしまうし、
広くしたことで余白が生まれれば、
その余白を埋めようと
なんやかんやと物を置いてしまい、
かえってゴチャゴチャした
空間になりやすいので、
ここもまた適切な広さを知ることが
大切なことかと考えています。
ここで考えていただきたいことは、
キッチンは対面型がいいのか?
そうじゃなくていいのか?
パントリー収納は必要なのか?
ダイニングテーブルを置くのか?
置く場合、4人掛けなのか6人掛けなのか?
ソファーは置くのか?置く場合、
3人掛け程度の大きさにするのか?
L型の大きなものにするのか?
1人掛けのチェアーも置くのか?
などです。
個人的には、
対面型のキッチンにしつつ、
4人掛けもしくは6人掛けの
ダイニングテーブルを置きつつ、
3人掛け程度のソファーを置くとしたら
16帖が適切な広さだと思っているし、
L型の大きなソファーを置いたり、
3人掛けのソファーとは別に
1人掛けのチェアーを置くとしたら
18帖が適切ではないかなと思っています。
そして、パントリー収納が
必要なのであれば、
その求める広さを足してみてください。
弊社がよくしているような
冷蔵庫も家電も隠せるぐらいの
バックヤード的な収納にするなら
3帖もしくは4帖必要となるし、
そうじゃなく冷蔵庫や家電は隠さず、
単純に食品ストックや食器類だけを
置くパントリー収納なら、
1帖もしくは2帖もあれば
充分だと思います。
いかがでしたか?
ざっとでいいので、
とりあえずここまでで
どれくらいの広さが必要そうなのか
算出出来ましたかね?
では、今回はここまでで、
次回はこの続きとして
洗面や脱衣などの水回りから
はじめていこうと思っているので、
次回までにどんな感じにしたいのか
少し頭を整理しておいてくださいね。
それでは、、、