適切な土地面積を知る方法 〜続々編〜

前回、前々回と

自分にとって適切な家の広さを

把握していただくために、

玄関回り・LDK・水回り・収納

について考えていただきましたが、

ある程度明確な数字は

出てきたでしょうか?

 

そして今回は、

その締めくくりとして

寝室や子供部屋などの

「個室」について

考えていくつもりなのですが、

今回が終わった時点で

自分にとって必要な家の広さが

明確に分かることになるので、

ぜひ最後まで

お付き合いいただければと思います。

 

おはようございます。

SIMPLE Inc.高根です。

 

「個室」の広さを知るにあたっては、

そこに何を置くのかが

重要な点となるので、

何を置くつもりなのかを

ぼんやりと想像しながら

考えてみてください。

 

✔️寝室=寝るだけの部屋?

 

寝室の広さを知る上で

まずお聞きしたいことが、

ベッドで寝るのか?

それとも布団を敷いて寝るのか?

ということ、

そしてベッドで寝る場合、

どのサイズのベッドを

どう配置するのか?

ということです。

 

ベッドの選択肢としては

シングル・セミダブル・ダブル・クイーン

の4種類が考えられますが、

長さは全て2mが標準的なものの、

標準的な横幅はシングルが90cm、

セミダブルが120cm、ダブルが140cm、

クイーンが180cmとまちまちなので、

ベッドで寝ようとお考えの方は、

どのベッドをどのように置くかを

考えてみてください。

 

また、寝室に広さを考える上では、

ベッド以外のものを

置く予定があるのか?

ということです。

 

細々したものは、

クローゼットの中に隠すと思うので、

ドレッサーやテレビなどを

置く予定があるかどうかですね。

 

では、寝室には

ドレッサーもテレビも置かない、

そしてベッドは

セミダブルを2台並べて置く

という場合では、

どれくらいの広さが

必要なのでしょうか。

 

この場合、120cm×2台となるので

ベッドが占領するスペースは

240cm×200cm

ということになりますが、

これが入る広さは

一体どれくらいでしょうか。

 

4.5帖=260cm×260cm

6帖=351cm×260cm

7.5帖=442cm×260cm

8帖=351cm×351cm

9帖=533cm×260cm

10帖=442cm×351cm

 

さて、あなたなら

どのサイズをお選びになるでしょうか。

この場合、4.5帖では流石に厳しいので、

6帖以上ということになりますよね。

 

ってなわけで、

以上の内容やサイズなどを考慮しながら

寝室の広さを算出してみてください。

 

個人的には、

寝室はただ寝るだけの部屋なので、

必要最小限でいいとは思っております。

家の広さはコストに直結するわけですしね。

 

✔️子供たちはいつか出ていくもの

 

続いて、子供部屋について

考えていってみましょう。

個人的には、子供たちは

遅かれ早かれ出ていくものなので、

この部屋もまた

必要最小限でいいと思っております。

 

また、親の気持ちとしては、

子供部屋は人数分つくってあげたい

と思うのですが、部屋を増やせば

その分コストがアップするので、

部屋を増やしたいなら

一つ一つの部屋を小さくするか、

部屋を小さくするのに抵抗があるなら

部屋数を最大2つにするのがいい

と思っております。

 

というわけなので、

先程の寝室同様に

どんな家具を置くのかを想像しつつ、

先程記載させていただいた、

部屋の広さを参考にして、

また前回の収納のことも考慮しつつ

広さを考えてみて

いただければと思います。

 

いかがでしたか?

 

この他、

「書斎」が欲しいというご主人や

「ランドリールーム」

が欲しいという奥さん

もいらっしゃると思うので、

その場合は、

ここまでで出てきた数字に

2帖もしくは3帖を

足していただけたらと思います。

 

また間取りのご要望や

立地条件によっては、

1帖もしくは2帖程度の廊下が

出来てしまうことも

あるかもしれないので、

この段階では、

その数字も加算しておいてください。

 

そして、

ここまでお伝えさせていただいた内容を

網羅していただくと

最低限必要な広さが

お分かりいただけると思うので、

ぜひ、ここ出てきた数字を

前々回の冒頭の式に

当てはめてみてください↓

「家の周囲(10坪)

+車1台(4.5坪)×台数

+家の1階部分の面積

+デッキの広さ」

 

 

これで導き出された数字が

あなたが選ぶべき土地の広さ

ということです。

 

それでは、、、

 

(追伸)

次回は補足として、

2階建てのお家だと

どう考えるべきなのかについて

お伝えしていきたいと思います。

 

 

 

 

 

この記事を書いた人

simple

Simple Inc.代表 高根慶雄
住居をプロデュースするだけでなく、住宅ローンアドバイザーとして金銭面でも施主に寄り添う。