太陽光発電設置のルール その2

電気料金が高騰し、

かつ、今後もさらなる

値上がりが考えられることから、

現在は太陽光発電の設置を

標準化しているのですが、

弊社では海外メーカーの太陽光発電パネルは

提案しないようにしています。

 

理由は2つ。

1つは、海外メーカーは

経営が厳しくなればすぐ撤退するし、

そうなった場合アフターサービスが

受けられなくなるからです。

 

そしてもう1つは、国内メーカーが

提案時の発電シュミレーションを

少なく見積もってくるのに対し、

海外メーカーは基本、

多めに見積もってくる傾向があるからです。

 

つまり、実際の発電が

シュミレーションを上回るのが

国内メーカーの特徴であるのに対し、

逆に下回ってしまうのが

海外メーカーの特徴というわけですね。

 

そんなわけで、

弊社では海外メーカーではなく、

国内メーカーの太陽光発電パネルを

提案させていただいています。

 

おはようございます。

SIMPLE Inc.高根です。

 

また、太陽光発電は、

ただ設置すればそれでオッケーじゃなく、

その使い方によって

けっこう差が生まれるということも

知っておくことが大切です。

 

✔️発電している時間に電気を消費する

 

太陽光発電が普及し始めた当初は、

現在に比べてずいぶんと電気料金が安く、

逆に売電金額が高かったことから、

太陽光パネルが発電している時間帯に

電気を使用せず、

昼間に比べて電気料金が安い夜間に

電気を使うというスタイルに

徹する必要がありました。

 

これに対し現在は、

以前に比べて電気料金が大幅に上がり、

かつ売電金額が大幅に下がったことから、

以前とは真逆のスタイルに

徹しなければいけなくなりました。

 

つまり、

太陽光パネルが発電している時間帯に

出来るだけ電気を消費し、

太陽が沈んでからの時間帯は

出来るだけ電気を消費しないように

意識しなければいけないというわけですね。

 

例えば、エコキュート(電気給湯器)。

これは、家庭の電気消費量の中で

約25%〜30%を占めており、

この節約が電気料金の削減に

大きく寄与するのですが、

以前は料金が安かった深夜に

お湯を沸かすというのが基本でした。

 

が、現在は

深夜にお湯を沸かすのではなく、

太陽光パネルが発電している時間に

お湯を沸かすというのが基本になりました。

 

この他、洗濯機や食洗機なども、

以前は電気料金が安い

深夜の時間帯に使用した方が

節約になると言われていたのですが、

現在は、タイマーで昼間に設定し、

基本、太陽が出ている時間帯に

使用していただくようにお願いしています。

 

このように、

以前と今では太陽光発電を設置する

目的も大きく変化したし、

その使い方を知っているか知らないかで

電気料金が大きく違ってくる

というのが生々しい現実です。

 

✔️蓄電池は必要なのか?

 

そして最後に

蓄電池について少し触れたいと思いますが、

蓄電池に関しては

いきなり太陽光発電とセットで

設置するのではなく、

半年から1年間の電気の使用状況を見てから

判断するのが適切だと考えています。

 

理由は、

蓄電池によって節約出来る電気料金より、

蓄電池の支払いが上回ってしまったのでは、

全く設置する意味がないからです。

 

そんなわけで、蓄電池に関しては

太陽光発電を設置し、

半年から1年間、

昼間に電気を使うことを意識しながら

暮らしていただいた上で、

その結果を確認してから

改めてシュミレーションを行い、

採算が合うなら設置する

という風にさせていただいています。

 

いかがでしたか?

 

これが弊社の

太陽光発電に対する考え方なのですが、

無駄な出費を防ぐためには、

太陽光発電の買い方と選び方、

そして慎重に段階を追って

考えていくことの大切さを

ご理解いただけたのではないでしょうか。

 

というわけなので、

太陽光発電の設置は当たり前として、

その買い方と選び方を間違いないよう

注意深く家づくりを

進めていただけたらと思います。

 

それでは、、、

 

 

 

この記事を書いた人

simple

Simple Inc.代表 高根慶雄
住居をプロデュースするだけでなく、住宅ローンアドバイザーとして金銭面でも施主に寄り添う。