「平屋」の欠点の解決法

平屋の良さは、

「自然と耐震性が高まること」

「家全体に空気が循環しやすいこと」

「使い勝手が良く生活しやすいこと」

この3つにあると思いますが、

その裏にはもちろん欠点も潜んでいます。

 

1つ目は

「土地が広く必要となること」です。

1階部分が大きくなる上、

南向き以外の土地の場合、

日照を確保するための余白も

必要となるからです。

 

そして2つ目は、

「家の価格が高くなること」です。

コスト上昇が著しい

コンクリートをたくさん使用する

基礎の面積が大きくなる上、

屋根の面積も大きくなるからです。

 

3つ目は、

「防犯性が悪くなること」です。

全ての部屋が1階に配置される上、

ほとんどのお家が

窓の形を見れば

おおよそ間取りが分かってしまう

という弱点を抱えているからです。

 

そして、それを担保するために

心理的に敷地に入ってきにくくなるように

塀や目隠し、門やアプローチなど外構工事に

一手間を要することになるのですが、

この結果、外構コストが

グンと跳ね上がることになります。

土地面積が広いことも重なって、です。

 

おはようございます。

SIMPLE Inc.高根です。

 

このように、

何事にもプラスの面と

マイナスの面が必ず存在するように、

巷で人気が上がってきている

「平屋」もまたいずれの側面も

持ち合わせているのですが、

今回は、このマイナス面を

プラスに転じさせるアイデアについて

お伝えしていきたいと思います。

 

✔️3つの欠点を一気に解決!

 

実はこの3つの欠点は

「中庭」をつくるという

たった1つのアイデアで

解決することが出来ます。

 

「中庭」をつくると

まず土地の面積を

広げる必要がなくなります。

 

家の中心から

採光を取るようにすれば

周囲が家に囲まれていても

それらの建物によって

光を遮られることがなくなるからです。

 

結果、日当たりのための余白を

全て削ることが出来るようになり、

その分土地を取得するための費用を

大幅にカットすることが出来ます。

 

また、家の中心から

採光を取ることによって

安定した光を

家全体に届けることが出来るため、

外周部に採光のための大きな窓が

基本必要なくなります。

(脱出用の窓が必要だと思う人は

大きな窓が必要かもしれませんが)

 

結果、外壁そのものが

境界などに立てる塀のような役割になり

塀や門、目隠しなど、心理的に

敷地内に入ってきにくくなる工夫が

全く必要なくなり、

その分のコストが

丸々浮くことになると同時に、

防犯性とプライバシ性がグンと高くなり

安心して暮らしていただけます。

 

最後に2つ目の問題点である

「家の価格が高くなる」について

お伝えしていこうと思いますが、

これに関してはこれまでのような

簡単は話ではありません。

 

「中庭」をつくれば、

目隠しのためのカーテンや

強風や強風による飛散物を

回避するためののシャッターが

基本いらなくなるため、

その分の価格は

落とすことが出来るものの

一方で、施工面積は確実に増えるため

トータルで考えると

価格そのものは上がってしまうからです。

 

ゆえ、これを解決するためには、

家の中の「なくてもいいもの」を

なくすという項目を

追加していただく必要があります。

 

例えば「廊下」。

これはただ通るだけのスペースなので

基本必要ありませんよね。

 

また、部屋の数に関しても

不必要に増やすこともありませんよね?

全ての部屋と収納が同じフロアにあるし、

やがて子供たちは家を出ていくでしょうしね。

 

部屋の広さに関しても、

無駄に広げる必要はありませんよね?

寝る時間以外はずっと

リビングで過ごすことになるでしょうし、

プライバシーが担保され

自然光がたっぷりと注ぎ込まれる

「中庭」があれば、なおのこと

そこで過ごしたくなるでしょうしね。

 

そんなわけで、

この合わせ技を使うことによって

家の価格も安くしていく

というわけですね。

 

いかがでしたか?

これらが「平屋」ならではの

欠点をカバーするためのアイデアなので

これから家を建てるにあたり

「平屋にしたいなー」とお考えの方は、

参考にしていただければと思います。

 

そして、こんな住まいを

一度ご覧になってみたい方は、

いつでも弊社のモデルハウスを

見に来ていただければと思います。

 

それでは、、、

 

 

 

この記事を書いた人

simple

Simple Inc.代表 高根慶雄
住居をプロデュースするだけでなく、住宅ローンアドバイザーとして金銭面でも施主に寄り添う。