予算と返済年数の上限と理由

現在、徳島市内で

土地を買って家を建てるとなれば

大手ハウスメーカーを選べば

総予算が5000万円を超えることも

決して珍しいことではない

のかもしれません。

 

そして、そんな場合でも

金利が安い変動金利を選びつつ

返済期間を最長の50年に設定すれば

毎月の返済額は90,000円前後と、

共働き世帯だと

決して払っていけない額ではないものの、

とはいえ、可能な限り予算を圧縮し

リスクを減らした方がいい

と個人的には考えています。

 

たとえ共働き世帯だとしても

「返済期間のアッパーは40年」

「借入額のアッパーは4000万円」

といったところでしょうか。

 

返済期間のアッパーを

40年にした方がいい

と考えている理由は、

今後退職年齢が上がっていくにしても

健康寿命(元気に働ける寿命)は

70歳がいいところではないか

と考えているからです。

 

仮に20代後半で

家を建てると考えた場合、

さすがに50年となると

収入はないのにローンは払う

という期間が出来る可能性が

グンと高まってしまいますからね。

 

その上、医療の発達により

寿命が延びてくとしたら

収入がない(年金だけ)状態で

支出だけがどんどん増えていく

という状況になってしまいますしね。

 

おはようございます。

SIMPLE Inc.高根です。

 

そんなわけで個人的には

返済期間は40年がアッパーじゃないか?

と考えているわけですが、

そうなれば冒頭と同じぐらいの

返済額(90,000円前後)にするなら、

借入額を4000万円くらいまで

減らさざるを得ません。

 

ゆえ、必然的に借入額のアッパーは

4000万円にした方がいい

というわけなんですが、

では1000万円圧縮するためには

一体どうすればいいでしょうか?

 

✔️家だけで予算圧縮を考えない

 

家づくりの予算圧縮を考える時、

家だけでこれを実現することは

間違いなく不可能だと思われます。

(家の面積を10坪〜15坪縮めるくらい

大胆なことが出来るのであれば

決して不可能ではありませんが・・)

 

ゆえ、家だけで

予算を圧縮しようとするのではなく、

土地でも予算圧縮出来ないか?

そして外構でも予算圧縮出来ないか?

と、この3つ全てに取り組むことによって

合計1000万円の圧縮を目指していきます。

 

土地の価格は、

住もうとしているエリアがどこなのか?

どれくらいの広さにするのか?

南向きかそうじゃないか?

大まかに言うと、この3つによって

概ね決まってくるので、

予算を圧縮するための簡単な方法としては

「住む地域を見直す」

「建てる家を小さくする」

「余白を最小限にする」

「南向きは選ばない」

これらのどれか、

あるいは全てを選択することが

現実的な方法となってきます。

 

続いて外構ですが、

外構に関しては

土地の広さとどんな家なのかで

決まってくるので、

「余白を最小限にする」

「外構をする必要がない家にする」

ことが予算圧縮の鍵となります。

 

ゆえ、土地と外構の予算を

圧縮するためには

「そもそもどんな家にするのか?」

ということが最も大切な要素となります。

 

そもそも建てる家が

「南向きの土地」

もしくは「広い土地」じゃないと

日当たりが悪くなりそうだとしたら

土地と外構の予算圧縮は

かなり厳しくなってきます。

 

南向きの土地の場合、

土地価格はかなり割高になるし、

家の中が丸見えになるので

外構にもお金をかけざるを

得なくなるからです。

 

また、南向きは諦めたとしても

日当たり確保のために

土地の面積を広げてしまうと、

かえって土地価格が

高くなるかもしれないし、

必然的に外構の工事面積も

増えることになってしまうので、

外構価格まで割高になりやすくなります。

 

そんなわけで、

予算圧縮の最大の鍵を握るのは

やはり間違いなく家である

ということになるんですよね。

 

では、次回は

家そのものの予算を圧縮しつつ

土地・外構の予算も圧縮出来る家

についてお伝えしていきたいと思います。

 

それでは、、、

 

 

この記事を書いた人

simple

Simple Inc.代表 高根慶雄
住居をプロデュースするだけでなく、住宅ローンアドバイザーとして金銭面でも施主に寄り添う。