逆算思考

家を建てた後も

高い幸福度を保ちながら

暮らしていただくために

正しく「資金計画」を行うことほど

大切なことはないと思います。

 

過去3回の記事で申し上げた内容を

理解していないまま家づくりをすると

確実にジリ貧状態のまま

暮らし続けることになるでしょうし、

苦しいのが自分たちだけならまだしも

子供たちの未来にまで

その影響が及んでしまうとしたら

なんともやるせない気分になりますしね。

 

そんなわけで、

資金計画では未来も踏まえた上で

家に費やせる予算を導き出していく

という作業を行うのですが、

おそらく誰もが大なり小なり

考えていたよりも予算を

縮小せざるを得なくなると思います。

 

そして、予算を縮小しながらも

満足度の高い家づくりをする方法を

考える必要があります。

 

おはようございます。

SIMPLE Inc.高根です。

 

では、今回は資金計画について

詳しくお伝えしていきたいと思います。

このプロセスが最も大事であり、

これをミスってしまうと

際限なく予算が膨れ上がっていき、

よほど収入がブレイクスルーしない限り

ジリ貧生活にダメ押しをすることになる

可能性が格段にアップします。

 

✔️逆算思考

 

予算を設定する時は、

どこで土地を買うかや

どんな家を建てたいかよりも先に

どれくらいの予算でやるべきかから

考えるようにしなければいけません。

 

仮に、あなたにとっての

適切な借入額が3500万円だとしたら、

土地に1000万円も費やすべきではないし、

家に3000万円費やすべきでもありませんが、

予算以前に住みたい地域を決めると

当たり前のように1000万円の土地を

探そうとするでしょうし、

予算以前に家について研究し過ぎると

当たり前のように3000万円はする

家を建てようとするからです。

 

ゆえ、そんな無謀な行動を防ぐために

なにより先に資金計画を行うべきなのですが、

資金計画には段階的に落とし穴があるので

これも一緒に理解しておかないといけません。

 

1つ目の落とし穴が

先程申し上げたことだとしたら、

2つ目の落とし穴は

圧縮された予算の中で

不適切な予算の割り振りを

されてしまうことです。

 

仮に合計予算が3500万円だとして

諸経費に100万円、

地盤改良に100万円、

家具・家電に150万円、

外構工事に250万円、

土地代に600万円必要だとしたら

家の予算は2300万円になりますが、

それだけで家を建てるのが難しいと

判断した住宅会社は

家具の予算を100万円削り、

また外構の予算を150万円削り、

その合計250万円を

建築費に充てようとします。

 

しかし、

仮にそれで建築が出来たとしても

いざ外構のプランを立てて

見積もりを出してもらうと

150万円予算が足りないという

悲惨な状況が確実に起こるし、

かつ、家具を買おうにも

予算が足りないことから

泣く泣く安物の家具を選ばざるを得ない、

ということが当たり前のように起こります。

 

あるいは

外構も家具も諦めがつかないからと

手元資金を使い果たすか、

追加で銀行から借り入れをし

負担を上げざるを得ない・・

なんてことになります。

 

ゆえ、

こういった状況に陥らないために

資金計画について

理解を深めておかないといけない

というわけなんですよね。

 

そして同時に

合理的に予算を縮小する方法を

知っておかないといけない

というわけです。

 

というわけで次回からは

合理的な予算縮小のための

「いろは」について

お伝えしていきたいと思います。

 

それでは、、、

 

 

 

この記事を書いた人

simple

Simple Inc.代表 高根慶雄
住居をプロデュースするだけでなく、住宅ローンアドバイザーとして金銭面でも施主に寄り添う。