土地と建物の関係

同じ場所でも土地の価格は

日当たりの良し悪しによって

違いが生じるのですが、

もちろん土地の広さによっても

違いが生じます。

 

ゆえ、購入する土地の広さを

必要最小限にしていただくことが

土地価格を縮小する

もう1つの鍵となるのですが、

日当たりが良い土地ならともかく

日当たりが悪い土地を買うとなれば

日当たりを心配して

若干広めに土地を買おうとしてしまうのが

一般的な心理ではないでしょうか。

 

土地にかけるコストをケチって

日当たりに悩まされる

生活を送るぐらいなら

多少無理をしてでも

そのリスクが解決出来る土地を買いたい

と思うのが普通ですからね。

 

おはようございます。

SIMPLE Inc.高根です。

 

とはいえ、

前回もお伝えしたように

土地の日当たりの悪さ問題は

設計によって99.9%解決出来ることから

全く広げる必要はありません。

 

そして、購入すべき土地の広さは

建てたいと思っている家を基に

導き出していくのが最良の方法となります。

東西南北、どの方位に

土地が向いていようとも、です。

 

例えば、建てたい家が平屋で

その全体の広さが30坪だとしたら、

車を3台止めたいなら

探す土地の広さは約55坪でいいし、

車を4台止めれるようにしたいなら

約60坪の土地を探せば大丈夫です。

 

根拠は、家の周りの余白に10坪、

そして車1台あたり4.5坪必要なので、

(2.5m×6m=15㎡=約4.5坪)

これらに家の面積を足せばいいからです。

(外にも庭が欲しければ

欲しい広さだけ追加で足してください)

 

あるいは、建てたい家が2階建てで

その1階の広さが20坪だとしたら、

先程の平屋から10坪分マイナスすれば

自ずと探すべき面積が導き出されます。

 

駐車台数が3台なら

探すべき土地の広さは約45坪、

駐車台数が4台なら

探すべき土地の広さは約50坪、

という感じですね。

(2台なら約40坪ということですね)

 

ゆえ、土地探しにおいては

いきなり土地を探すのではなく

まずは資金計画で予算を明確にすること、

それと同時に建てたい家を決めた上で

それに見合った土地を探すこと、

という流れが最良であると考えられます。

 

✔️無駄な余白はつくらない

 

外構工事のコストを圧縮出来るか否かは

購入する土地の広さと

設計の力量によって決まるのですが、

外構工事は施工面積が大きくなれば

高くなることから、

購入する土地面積を抑えつつ

無駄な余白をつくらないように

土地に家をあてはめていく必要があります。

 

つまり、

敷地を最大限活用しながら

間取りを落とし込んでいくのですが、

採光を確保しつつ

土地の余白が最小限になる設計が出来れば

外構の施工面積が最小限になることによって

価格を落とせると同時に、

プライバシーや防犯のための

工事がほぼ全て必要じゃなくなり、

さらに外構工事のコストを縮小出来ます。

 

結果、

土地のコストと外構のコストを

同時に大幅に縮小出来るというわけです。

そして、この縮小した分が

丸々浮いてくるので

その分ローンの額を減らすことが出来、

維持管理のための貯金や

老後資金のための積立に

回していただけることになります。

 

では、

土地に関してはここまでにして

次回からは家の予算縮小のお話を

していきたいと思います。

 

それでは、、、

 

 

 

この記事を書いた人

simple

Simple Inc.代表 高根慶雄
住居をプロデュースするだけでなく、住宅ローンアドバイザーとして金銭面でも施主に寄り添う。