家づくりとこれからの貯金方法

過去の統計を見ると

ただでさえ7〜8月にかけては

株価が落ちやすい時期であるのに、

今年は様々な要因が重なったこともあり

8月初旬に日本株が大きく下落しました。

 

これに伴って僕自身も

保有している株が大きく下がり

マイナスになってしまったし、

それとは別で積み立てでやり続けている

NISA口座も資産が目減りし、

「あれまー」と

憂鬱な気分になったわけですが、

テレビでも報道されたこのニュースを見て

「やっぱり投資は危険だ!」とか

「こんなことがあるから絶対にやらない!」

と思ってしまった方も

少なくないのではないでしょうか。

 

おはようございます。

SIMPLE Inc.高根です。

 

というわけで今回は、

一見、家とは関係ないように

思われる投資について

お伝えしていきたいと思いますが、

これからの時代

「マイホームを持ちたい!」

とお考えの方は

お金のことに無知であることが

「リスク」になるのは間違いないので

お付き合いいただければと思います。

 

✔️「リスク」と「リスクヘッジ」

 

現在は、

物価高の影響で消費が落ち込み

お世辞にも好景気だとは言えませんが、

とはいえ、国が発表する

データからも分かるように

物価は確実に上がっているし

賃金も着実に上がろうとしています。

 

そして、巷では

まだまだ上がらないと言われていた

政策金利(短期金利)まで

0.25%上がりました。

(短期金利は変動金利の指標となる金利で、

長期金利は固定金利の指標となる金利です)

 

つまり、ここから先は

継続的に物価が上がっていく可能性が

高まっているわけですが、

そうなればこれまで

リスクじゃなかったことが

途端にリスクに変わります。

 

例えば「銀行預金」。

もちろんこれも政策金利上昇と共に

上がると思いますが、

物価上昇率以上の利率になるかどうか

と言われると、

おそらくそうはなりません。

 

となると、

預けていても資産は減っていくだけ

といっても過言ではなくなります。

 

また「タンス預金」も然りです。

タンス預金に至っては

預金のように金利もつかないので

もっとダメということになります。

 

これらは物価が下がっていく

デフレ禍においては

正解だった選択ですが、

インフレになった途端

正解ではなくってしまうため、

別の方法でリスクヘッジを

しなければいけません。

 

✔️「投資」と「投機」の違い

 

ここでリスクヘッジとして

白羽の矢が立つのが「投資」ですが、

投資をやる上で

まず理解していかないといけないことが

「投資」と「投機」の違いです。

 

投資とは、時間を味方につけて

コツコツと分散しながら

積み立てをしていくことであり、

投機とは、短期的な

値上がりによる利益を狙って

売り買いを何回も繰り返すこと、です。

 

ゆえ、目的も違えば

求められる知識もスキルも全く違う

ということです。

 

投機で成功するためには

それ相応の知識と経験が求められるし、

やり続けるために必要なメンタルも

身に付けないといけないのに対し、

投資は株価の上下に

一喜一憂することなく

世界の経済成長に合わせて

資産が増えていくことを信じ、

ひたすらコツコツと

積み立てをしていくだけなので、

知識もスキルも必要ありません。

ただ、そこに投じられる資金を

継続的に可能な限りつくることが

大事なだけです。

 

そんなわけで

家づくりを考えている方は、

投機と投資の違いを理解していただき、

今後のリスクヘッジのために

貯金方法に投資も加えて

いただければと思います。

 

それでは、、、

 

 

この記事を書いた人

simple

Simple Inc.代表 高根慶雄
住居をプロデュースするだけでなく、住宅ローンアドバイザーとして金銭面でも施主に寄り添う。