固定というリアルな選択

固定金利の代表商品といえば、

「フラット35」という商品ですが、

(一度は聞いたことありますよね?)

その商品を取り扱う「住宅金融支援機」が

住宅ローンをすでに利用している方たちに

『利用した住宅ローンを選んだ決め手』

についてアンケート調査を行ったところ、

なんと!?なんと!?

ぶっちぎりの1位は・・・

 

・・・

 

・・・

 

・・・

 

・・・

 

『金利が低いこと!!!』

 


どうお感じになりました?

意外でしたか?

それとも当たり前やん!

って感じでしたか?

 

実はこれは意外でも何でもなく

いつの時代もずっと

ぶっちぎりの1位らしいです。

 

まあ、そりゃあ金利が安い

変動金利を選んでいる方が

8割以上いるんだから

当たり前っちゃ当たり前ですよね!

 

そしてその意図としては

『低い金利で支払いを抑え

浮いた資金を確実に貯金していき

少しづつ地道に繰り上げ返済を行い

返済期間を短縮していく!』

とのことのようです。

 

さて、あなたは

この考えに賛同されますか?

それともまた別の意見を

お持ちでしょうか?

 

おはようございます!

SIMPLE Inc.高根です。

 

さてさて、

前置きはここまでにして

今回は固定金利について

お伝えしていきたいと思います。

 

2022年末に日銀が

長期金利の上限を緩めて以来

じわりじわりと長期金利が上がり、

その影響を受ける固定金利は

あれよあれよという間に

ずいぶんと上がってしまい、

今や多くの方が

固定金利の説明を聞くことなく

住宅ローンを選んでいるのが

現状ってところでしょうかね。

 

とはいえ、ここ最近は

日銀が変動金利が影響を受ける

短期金利を0.25%上げたことから、

上昇傾向になりつつある

変動金利とは裏腹に

固定金利は落ち着いてきており、

変動一択というこれまでの流れが

ついに変わりそうな雰囲気が

徐々に出始めてきたような

気がしている今日この頃です。

 

✔️固定金利という商品

 

固定金利は、

変動金利に比べて金利が高い

というのが最大の特徴です。

 

変動金利は市場の動向に合わせて

銀行も金利が変えられる分

銀行側もリスクが低い一方で、

固定金利は市場の動向が変化しても

よほどの状況にならない限り

銀行は金利を上げることが出来ず、

変動金利に比べてリスクが高いからです。

 

その分、借りる側からすると

返済が変わらないという安心感を

得ることが出来るのが

もう1つの大きな特徴ですが、

さて、今後インフレが進む可能性が高く

それに伴って遅かれ早かれ

短期金利も長期金利も上がっていく

可能性が高まってきている現在、

どっちが良さそうな気がします??

 

「いやいや、

そんなん言われても分からんわ!」

これが正直な感想だと思います。

 

世界中がインフレになっている中

日本だけが奇跡的にインフレにならない

なんてことはあり得ないので、

インフレが継続するのは

概ね確定だとしても、

だとしても短期金利が上がるとは

限りませんもんね。

もちろん、僕自身も分かりません!

 

ただ、これから住宅ローンを選ぶ方は、

単純に金利が安く

まだまだ上がる見込みが薄い

変動一択というネットの情報を

鵜呑みにするのではなく、

よーく考えて選んでいただければ

と思っています。

 

もっとも、

固定金利を選ぶ場合は

変動に比べて金利が高い

というだけじゃなく、

初期費用も余分にかかりやすい

という特徴もあります。

保証料とは別の手数料がかかるし

保証料も基本免除にならないからです。

 

ゆえ、今後の情勢を踏まえ

固定金利の選択を

現実的に考えていらっしゃる方は

余分な経費がかかる分、

家、土地、外構、家具、家電

といったものにかける予算を

少しずつ減らさないといけない

という意識も

お持ちいただくことをオススメします。

 

こういったことを

話し合いながら決めていくのも

「資金計画」というやつなので、

そんな話し合いもなく

ペラペラの紙1枚に

数字だけを羅列した予算シートと

混同しないように

気をつけてくださいねー!

 

それでは、、、

 

 

 

 

この記事を書いた人

simple

Simple Inc.代表 高根慶雄
住居をプロデュースするだけでなく、住宅ローンアドバイザーとして金銭面でも施主に寄り添う。