家を建てる時、
イニシャルコストばかりに
意識が行きがちになりますが、
ランニングコストも
並行して考えなければいけません。
①固定資産を持つことによって
発生する固定資産税、
(徳島市は都市計画税も)
②建物・家財の火災保険料、
及び建物・家財の地震保険料
③電気及びガスなどの光熱費、
④建物の定期メンテナンスコスト
及び将来のリフォームコスト、
⑤家電の買い替えコスト、ですね。
①②③に関しては
継続的に支払いが発生するもので、
④⑤に関しては
継続的には発生しないものの
いつかそのタイミングが来た時に
まとまったお金が必要になるので
そのために積み立てていって
おいた方がいい費用なのですが、
このランニングコストも含めて
家づくりを計画されて
いらっしゃるでしょうか?
おはようございます。
SIMPLE Inc.高根です。
これらの費用のことを
よく理解していないまま
家を建てるのが危険なことは
言うまでもないかもしれませんが、
かといって現実的なコストを
把握していない方が多いのも
また現実だと思うので、
今回はこの点について
触れていきたいと思います。
✔️変動幅が大きい電気料金
ランニングコストの中で
最も注意しておいた方がいいのが
③の電気料金です。
今後、電力の消費量は
右肩上がりに増えていくであろう中、
電気の製造コストは下がるどころか
電気の消費量同様に
上がっていく可能性が高いからです。
つまり、電気料金は
今後も値上がりの一途を辿る
可能性が高いというわけですね。
電気料金が値上がりする
可能性が高い理由は、
①電気の製造コストが最も安い
原発の稼働が四国電力管轄内は
これ以上増えないこと。
②円高に加えて
全世界的に物価が上がっているため
火力発電を動かすエネルギーである
液化天然ガスや石炭などの
仕入れ原価が上がっていること。
③戦争や中国の台湾侵攻など、
地政学的なリスクによって
原油や液化天然ガスなどの値段が
変動する可能性が高いこと。
といった感じでしょうか。
ゆえ、家を建てる時には
太陽光発電を載せることで
電気料金の変動による影響を
受けないようにしたいところです。
なんせ電気料金は、
大手電力会社の匙加減一つで
いとも簡単に値段が上下しますからね。
✔️ソーラーもまた
平屋の方が優位性が高い
平屋は家に囲まれている場合
日陰になりやすいから
太陽光パネルを載せるなら
平屋より2階建てが有利だと
考えてしまいますが、
実は案外そうでもありません。
太陽光度が高く
日射時間も長い夏はもちろん、
少し太陽高度が下がる春や秋も
影響を受けることはないし、
太陽高度が低く
日射時間が短い冬に関しても
影響を受けることがないように
建物を設計すれば
全く問題ないからです。
ゆえ、個人的には
少しでもパネルが多く載る
平屋にした方が
電気料金対策的にも良い
と考えています。
2階建ての屋根の面積では
充分な発電量にならない
可能性が高い上、
後々蓄電池を設置することになった時
蓄電池容量に発電量が
見合わない可能性が高いからです。
太陽光パネルによって
つくられた電気は
自家消費が出来なかった分も
パネルが発電する限りずっと
全てお金に変えることが
出来るわけですしね。
以上の理由から、
家づくりと同時に
太陽光発電パネルを載せること、
そして出来るだけ
積載量を増やすために
平屋を優先的に考えること、
高騰し続ける可能性が高い
電気料金というランニングコストを
最小限にするために
この2点を頭の片隅に置きつつ
家づくりをしてください。
それでは、、、