“銀行が冬季の期間限定で
定期預金の金利優遇を競い合っている。
SBI新生銀行が5年物で
年1.2%の金利を適用するなど、
昨年の3〜4倍程度の
高い金利を提示する銀行が多い。
「金利がある世界」に戻ったことで
預金獲得の重要性が増しており、
冬の賞与に照準を合わせて
預金の積み上げを狙う。
インターネット専業銀行を中心に
多くの銀行が2025年1月末〜3月ごろまで
金利優遇のキャンペーンを実施している。”
これは昨年末の
日本経済新聞の記事ですが、
住宅ローンの変動金利といい
今回の預金金利といい
ネット銀行がとってくる作戦は
ホントに大胆ですよね!
ま、順調に2%を超える水準で
物価上昇が続いている現状を考えると、
預金金利もそれに合わせて
増えてもらわないと困るんですけどね。
持っているお金が増えない中
買うものの値段だけ上がってしまうと
お金がどんどん減ってしまいますしね。
おはようございます。
SIMPLE Inc.高根です。
とまあ
日銀のマイナス金利解除以降、
「金利ある世界」に突入した感が
出てきた今日この頃ですが、
さて、これから家を建てよう
とお考えの方は
住宅ローンは何を選ぼう
とお考えでしょうか?
金利が圧倒的に安い
ネット銀行の変動金利でしょうか?
あるいは、金利は高くとも
ずっと変わらない安心感が得られる
全期間固定金利でしょうか?
あるいは、地方銀行が取り扱う
変動と固定の合いの子のような
期間選択型の固定金利でしょうか?
先日、お越しくださった
フラット35の団信の保険会社である
住友生命さんの話によると、
金利が高く
返済負担が高くなってしまう
全期間固定を選ぶ方は
まだまだ少ないようなので
やはり変動金利がぶっちぎり
といったところなのかもしれません。
✔️金利だけじゃなく手数料にも着目
変動は固定や期間選択固定に比べて
金利が低いというのが特徴ですが、
住宅ローンを選ぶ時に
気を付けていただきたいポイントは
金利だけに着目するのではなく
最初にかかる手数料も含めて
比較検討した方がいいということです。
例えば
0.4%の変動金利を選ぶ場合と
0.8%の期間選択型固定金利を
選ぶ場合では
借入額を4000万円、
期間を40年とすると
毎月7,213円も差が出るのですが、
(90,191円と97,404円)
変動を選んだ場合、
初期費用として
借入額の2.2%(88万円)も
手数料がかかるのに対し、
期間選択型固定を選んだ場合、
初期費用としてかかる手数料が少なく
仮に33,000円だとしたら、
この手数料の差額を回収するまで
概ね10年かかることになります。
880,000円-33,000円=847,000円
847,000円÷7,213円=117.42686・・
118回=9年と10ヶ月
という感じですね。
また、その手数料分、
余分に借入しないといけないとなると
100万円借入額が増えてしまうため
さらに回収が遅くなってしまいます。
4100万円の借入になると
返済額が92,466円になり
返済負担が2,275円増える上、
手数料も902,000円と
22,000円増えることになるので、
902,000円–33,000円=869,000円
97,404円–92,466円=4,938円
869,000円÷4,938円=175.98217・・
176回=14年と8ヶ月
となります。
そんなわけで、
住宅ローンを選ぶ時は
金利の安さだけじゃなく
総合的に判断したほうがいい
ということを忘れないように
していただければと思います。
それでは、、、