望む広さを具現化する方法

資金計画を行う上で

具体的にしておきたいことが

「平屋と2階建て、どちらがいいか?」

「どれくらいの面積になるのか?」

この2つです。

 

これらが分かれば

必要となる土地の広さが分かり、

これに加えて

住む場所が明確になっていれば

土地に割くべき予算が

明確になるからです。

 

また、

土地の広さと建てたい家が分かれば

外構に割くべき予算も

自ずと明確になるからです。

 

結果、

望む予算と叶えたい願望との間に

どれくらいの距離感があるかを

動き出す前に把握出来、

大幅な予算オーバーという

取り返しのつかない失敗を

99.9%防ぐことが出来ます。

 

おはようございます。

SIMPLE Inc.高根です。

 

では今回からは、

家の面積を把握する方法について

お伝えしていきたいと思います。

 

一つ一つ広さの説明を

具体的な数字を示しながら行い、

必要な広さを決めていくという

ものすごいアナログな方法ですが、

この方法で進めていけば、

自分が建てたい家が

一体何坪ぐらいになるのか?

けっこう正確に

把握出来るようになるので、

気長にお付き合いください。

 

では、まず玄関から。

(土間収納は除きます)

 

玄関は外玄関(ポーチ)と

内玄関(土間部分+床部分)に

分かれますが、

最低限の広さがあれば良いという方は

それぞれ1帖ずつ

(ポーチ1帖・土間部分1帖・床部分1帖)

合計3帖で考えていただくと

充分かなと思います。

 

少し広めにしたい方は、

ぞれぞれ必要な場所に

+1帖ずつしてみてください。

 

玄関ドアを隠したいという方や

雨よけのために

ポーチを広くとりたいという方は

外玄関に+1帖。

 

内玄関を少しでも

広くしたいという方は

土間部分と床部分を合わせて

+1帖していただくと

いいかと思います。

 

つまり、

外玄関だけを少し広げたい方や

内玄関だけを少し広げたい方は

玄関スペースとして4帖。

 

外玄関も内玄関も

どちらも広げたいという方は

玄関スペースとして5帖、

カウントしていただくといい

ということですね。

 

続いて、土間収納です。

土間収納に関しては、

単純に靴だけが置ければいい

という感覚であれば

実は1帖もあれば充分です。

 

1帖という広さの長手方向は

1m69cmあるのですが、

この棚には1段あたり大人の靴で

6〜7足置くことが出来るため

仮に7段置くスペースがあるとしたら

子供の靴も入れると50足ほど

ここに置くことが出来るからです。

 

いや、これではちょっと足りないな?

という方は、

少しずつ広げていってみましょう。

 

半帖広げて1.5帖にするとどうなるか?

この場合、

L型に棚を設置出来るのですが、

そうなれば長手方向の1.69mに加えて

短手方向で93cm〜93.5cmの棚を

設置することが出来ます。

 

ゆえに、

靴が50足では収まりきらない、

あるいは靴以外にも置くものがある、

という方は少し広げてみてください。

 

これが2帖になると

先程93cm〜93.5cmだった棚が

1.39m前後の長さに変わるので、

1.5帖でもままならないという方や

けっこう土間スペースに

置きたいものがある方などは

(キャンプ用品や釣り道具など)

2帖にしていただいた方が

いいかと思います。

 

3帖はどうでしょうか?

3帖になると

壁の使い方にもよりますが、

1段あたり約4m〜4.4mの棚が、

最大だと5m20cmもの棚が

出来ることになるので、

相当の物量を置くことが出来ます。

 

ゆえに、

ここを倉庫がわりとして使いたい

とお考えの方は

この広さをとってもいいかもですね。

スタットレスタイヤを置くとか、

子供用の自転車を置くとか、

をお考えの方ですね。

 

いかがでしたか?

 

取り急ぎ今回は

玄関付近だけお伝えしたのですが、

どれくらいの広さが

必要だったでしょうか?

 

最小限でいい方は

土間収納も合わせて4帖、

土間収納がなくても問題ない

という方にいたっては3帖、

収納も含めて

玄関スペースにゆとりが欲しい方は

最大8帖ほど(あるいはもっと)の

広さになったと思いますが、

こうやって数字に換算してみると

少し広さが把握しやすくなった

のではないでしょうか?

 

では次回は、

このような感じの

ご質問を投げかけながら

キッチン・ダイニング・リビング

の広さを一緒に

考えていきたいと思います。

 

それでは、、、

 

 

この記事を書いた人

simple

Simple Inc.代表 高根慶雄
住居をプロデュースするだけでなく、住宅ローンアドバイザーとして金銭面でも施主に寄り添う。