現実的な土地選び

「最近は徳島市内でも

800万円以下で土地を探してください

っていうお客さんばっかりですね」

 

先日、話をした

とある不動産屋さんが

このようにおしゃっていましたが、

建築費の値上がり具合と

住宅ローンの借入額のことを考えると

自然な流れだと思います。

 

とはいえ、

この話の厄介なところは

価格が上がっているのは

建築費だけじゃなく、

コンクリートを大量に使用する

土地の造成代も上がったため

土地代そのものも上がっている

ということです。

 

つまり、その価格帯で

買うことが出来る土地が

そもそも多くないというわけですね。

津波が絶対に来ない、

土砂災害の危険もない、

といった人気の場所は

需要が集中するため

どうしても値段が

上がってしまいますしね。

 

おはようございます。

SIMPLE Inc.高根です。

 

そんなわけで今回は、

土地取得費用を安くする

現実的な方法について

お伝えしていきたいと思います。

 

具体的に3つあって

1つよりは2つ、

2つよりは3つ、

取り入れていただく方が

より土地取得費が抑えられるので

参考にしていただければと思います。

 

✔️その1:場所を変える

 

ごく当たり前のことですが、

土地の単価を下げれば

単純に値段は安くなるので、

「どうしてもここじゃなきゃあかん!」

という確固たる理由がないのであれば

これを考えていただくのは

非常に現実的な手段だと思います。

 

ただ、土地の価格というのは

かなり適正に設定されているため、

安くなるということは

利便性が悪くなるのはもちろん、

災害のリスクが高いとか

人口が減っていっているなど

それなりの理由があるのは

間違いありません。

 

ゆえ、その点も考慮しながら

慎重に考えるように

していただければと思います。

 

✔️その2:南向きはあえて外す

 

土地取得費を抑える上で

最も大事な考え方はこれにあります。

「南向き=日当たりがいい」

という思い込みから

南向きはダントツに人気があり、

値段設定が割高であるのは

間違いありませんからね。

 

ゆえ、土地選びをするにあたり

基本、南向きの土地は

外していただきたい

と思っているのですが、

ここで不安になることが

「そんなことをしたら

日当たりが悪くなって

家の中が暗くなるんじゃないか?」

ということだと思います。

 

もちろん、

南側に部屋を配置し、

南に大きな窓を設置するのが

当たり前だと信じ込んで

それ以外の選択肢を

受け付けない人にとって

この選択は出来ないと思いますが、

では、そんな家が明るいのか?

と言うと、実はそうでもないのが

酷な話ですが現実です。

 

だって、

視線を遮るものがない方向に

大きな窓をつくったら

家の中を見てください

と言ってるようなもんなんで、

カーテンで視線を

シャットアウトし続けるしか

その解決策がないですもんね。

 

プライバシーに加えて

防犯性も担保するためには、

外構工事代にも莫大な費用を

突っ込まないといけないので、

さらにジリ貧な経済状況に

陥ってしまいますしね。

 

そんなわけで弊社では

そうならないような

間取りの提案をすることで

日当たりを気にする必要なく

土地選びをしていただくように

しているというわけです。

 

✔️その3:家から土地の広さを逆算する

 

これもとっても大事な考え方です。

無闇矢鱈に広い土地を買ってしまうと

その分、余分なお金がかかるし

(土地代・外構代・固定資産税)

後々の手入れだって面倒ですしね。

 

ゆえ、

先に土地から探し始めるのではなく、

まず建てたい家を明確にしてから

その家に合わせた広さで

土地を選んでいただいた方が

いいんじゃないかと思っています。

 

5坪でも10坪でも

思っていたより小さく出来れば、

坪あたりの値段が

15万円の地域だったら

75万円〜150万円も

安く出来るわけですしね。

 

これら3つが

土地取得費を安くする

超現実的な手段なんですが

いかがだったでしょうか?

 

もっとも、みんながみんな

こうしなければいけないわけじゃなく、

あくまでこれは予算との間に

大きな乖離があった場合に

取り組むべきことなので、

まずは資金計画から

ちゃんとやることを

忘れないように

していただければと思います。

 

それでは、、、

 

 

 

 

この記事を書いた人

simple

Simple Inc.代表 高根慶雄
住居をプロデュースするだけでなく、住宅ローンアドバイザーとして金銭面でも施主に寄り添う。