つくる場所で必要な広さが異なる子供部屋

子供たちは

遅かれ早かれ家を出て行くんだから

広い部屋にする必要がない

という考えの人が

以前に比べて増えてきている

印象がある今日この頃ですが、

子供部屋は家の価格を

そこそこ左右するものであるため

広さと同時につくる場所も

よく考えた方がいいと

個人的には考えています。

 

子供部屋を1階につくるのか

あるいは2階につくるのかによって

価格がけっこう違ってくるからです。

 

ゆえに、

子供部屋に関しては

広さもさることながら

「子供部屋=2階」だと

安易に決めつけずに

柔軟に考えられるように

なった方がいいと

個人的には思っています。

 

おはようございます。

SIMPLE Inc.高根です。

 

では今回は、

子供部屋の広さと

それに伴って必要となる場所について

考えていきたいと思います。

 

まずは

子供部屋そのものの広さから。

 

広さに関しては

寝室同様何を置くのかを

基準に考えていただくが

最良の方法かと思います。

 

例えば、

現在4.5帖という広さが

子供部屋のスタンダードな

広さになっていますが、

4.5帖の縦横の有効寸法は

2.6m×2.6mであることから

シングルベッドもしくは

セミダブルベッドを置きつつ、

勉強机を余裕で置くことが出来ます。

 

ゆえに、

個人的には基本4.5帖あれば

問題ないと考えているのですが、

これでは少し狭そうだなとか

もっと広く部屋を与えてあげたい

とお考えの方は

6帖にしていただくと

だいぶとゆとりが生まれるので

そうしていただければと思います。

 

✔️子供部屋の最適な場所は?

 

「家=2階建て」

「子供部屋=2階」

という固定概念は、

多くの方の頭の中に

知らず知らずの間に

刷り込まれていることですが、

仮に2階建ての家を建てるにしても

子供部屋の位置を

2階にこだわる必要はない

のではないでしょうか。

 

理由は2つで、

1つは使い勝手が悪くなること。

子供部屋を2階につくると、

子供たちが幼いうち

その部屋を使わないか、

非常に使いにくくなるからです。

 

結果、

リビングに子供たちのものが

溢れることになるため

リビングをスッキリ保つために

そのための収納が必要なるか、

あるいはリビング脇に

もう1つ部屋が必要となります。

 

つまり、

家の面積が膨らむことになり

その分コストが膨らんでしまう

というわけですね。

 

収納だけでいいなら2帖〜3帖。

部屋をつくるとしたら

小さくても3帖(畳コーナー)、

先々のことも考えて1階だけで

暮らせるようにするとしたら

4.5帖か6帖ほど

欲しいところですからね。

 

また、

子供部屋を2階につくると

それに伴って

廊下が出来やすくなるのですが、

「廊下が出来る=面積が増える」

ということなので、

先程の収納や部屋の増加同様に

コストが増える原因となります。

 

これらが相まって

建築コストが増えやすくなる

というのが子供部屋を

2階にこだわらなくていい

2つ目の理由というわけですね。

 

子供部屋が1階でもいいなら

単純に

「必要な部屋の広さ×子供の人数」

を計上すればいいのに対し、

子供部屋を2階にする場合、

「必要な部屋の広さ×子供の人数」

に加えて

「1階に必要な収納か部屋の広さ」

(3帖〜6帖)と

「廊下の広さ(2帖)」を

計上する必要があります。

 

また、これに加えて

寝室も2階につくるとしたら

2階部分にトイレも必要になるため

トイレとして1帖追加、

かつ廊下も増えるため

廊下をもう1帖追加していただく

という感じでしょうか。

 

仮に

1階に6帖の部屋を追加でつくり

寝室も2階につくるとしたら

廊下3帖+トイレ1帖+追加部屋6帖

を合計した10帖が

1階子供部屋パターンより

最大広くなる可能性がある

という感じですね。

 

10帖=5坪なので

これをコストに換算してみると

けっこうな金額に

なりそうな気がしますよね・・・

 

というわけなので、

子供部屋に関しては

以上のことを踏まえた上で

付随するスペースも含めて

算出いただけたらと思います。

 

では次回は、

収納の広さについて

考えていきましょう!

 

それでは、、、

 

 

この記事を書いた人

simple

Simple Inc.代表 高根慶雄
住居をプロデュースするだけでなく、住宅ローンアドバイザーとして金銭面でも施主に寄り添う。