6回に渡って
望む広さをある程度
具体的に把握していただくための
質問を行ってきましたが、
大体の広さを把握することが
出来たでしょうか?
平屋をご希望かつ
書斎やガレージなどがいらない場合は、
これまでの数字を足していただくと
必要となる延床面積を
知ることが出来たと思うので、
後は、これに
「中庭」を足すかどうかで
家の施工面積が分かると同時に
必要な土地に広さも分かってきます。
他方、
書斎やガレージが必要な場合は
それらの望む広さを
さらに追加しないといけないし、
2階建ての場合も
平屋にはないスペースをいくつか
足していただかないといけません。
そんなわけで
このシリーズの締めとなる今回は
これらのことについて
触れていきたいと思います。
おはようございます。
SIMPLE Inc.高根です。
では、
書斎やガレージの広さについてから。
書斎に関しては、
あればそれだけでいいという
価値観であれば1帖あれば十分ですが、
少しゆったりとした空間にしたい
とお考えであれば
1.5帖もしくは2帖という広さが
最適だと思われます。
1.5帖と2帖の違いは
テーブルや棚の幅の違いですが、
テーブル幅が1.2mでいい
と思う方は1.5帖。
テーブル幅が1.7mほど欲しい
と思う方は2帖、という感じです。
ここでがっつり作業をしたり
仕事部屋になる可能性があるとしたら
3帖取る場合もありますが、
これを実現するためには
奥さんの許可が必要だと思うので、
よくよく確認しておいてください!
ガレージに関しては
1台分の場合、
間口3m64cm×奥行き5m46cm(12帖)
もしくは
間口3m64cm×奥行き6m37cm(14帖)
必要となるので、
お持ちの車の大きさや
ガレージの利用用途に応じて
広さを考えてみてください!
2台の場合は、
単純に2倍というわけではないものの
最小サイズでも
間口5m46cm×奥行き5m46cm(18帖)
最大サイズだと
間口6m37cm×奥行き6m37cm(24.5帖)
必要なので、
2台分のガレージをお求めの場合は
この数字を
ご参照いただければと思います。
ただし、
ガレージをつくるとなると
耐震壁が欲しいところに
ポッカリと大きな穴が
空いてしまうことになるので、
それ(耐震)を補強するために
邪魔なところに確実に
柱や壁が出来ることになるので、
その点は悪しからず、です。
✔️2階建てになることで増えるもの
続いてが2階建ての補足ですが、
2階建てになると
まず必要となるものが「階段」です。
必要な広さは
1・2階ともに2帖ずつを合わせた
4帖という広さですが、
2階建ての場合、
階段と共に「廊下」も
余分に出来てしまいます。
仮に
2階部分の部屋の数が1つで
2階にトイレを作らない場合は
廊下の広さは0.5〜1帖。
2階部分の部屋の数が2つで、
2階にトイレを作らない場合は
廊下の広さは1〜1.5帖。
トイレを作る場合は2帖。
2階部分の部屋の数が3つで、
2階にトイレを作るとしたら
廊下の広さは3帖。
といったところでしょうか。
そんなわけで
2階建てにしたい方は
これらの数字を
さらに加算してみてください。
✔️中庭の有無で変わる必要な土地の広さ
では最後に
「中庭」の有無について
お聞きしていきたいと思いますが、
これをお聞きする理由は、
これがあるかないかによって
必要な土地の広さが
大きく違ってくるからです。
仮に
6帖の中庭を作った場合
家の面積にこの数字をさらに
加算していただく必要がありますが、
中庭をつくることによって
採光方法が変わるため、
採光のための余白を
土地に求める必要がなくなります。
つまり、
必要な駐車スペースと
家の周囲に出来る必要な余白だけを
家以外にカウントすれば
必要な土地の広さが
決まってくるわけですが、
仮に家の施工面積が30坪で
必要な駐車スペースが13.5坪、
(1台あたり4.5坪×3台分)
周囲に必要な余白が10坪としたら
この家を建てるために必要な
土地広さはミニマムで53.5坪
ということになります。
他方、
中庭を作らない場合
家の施工面積は増えないものの
採光のための余白が
余分に必要となるため
15坪〜20坪余分に
土地を購入せざるを得なくなります。
つまり、
施工面積は27坪で済むものの
これに駐車スペースと周囲の余白、
そして採光の余白を合計すると
最低でも65.5坪は、
出来れば70.5坪は土地の広さが必要
ということになります。
というわけなので、
これを踏まえた上で
中庭の有無とその広さ、
そして家を建てるために必要な
土地の広さを算出してみてください。
中庭の広さとしては
単純に採光のためだけなら
ミニマムで3帖。
中庭を有効活用したいなー
とお考えの方は
4.5帖、6帖、7.5帖、8帖、9帖、10帖、
この辺りでお好きな広さを
足してみていただければと思います。
必要な家の広さと
そのために必要な土地の広さが
分かっているだけで
ずいぶんと家づくりが
しやすくなると思うので、
ぜひ考えてみてください!
それでは、、、