コロナ後のインフレのせいで
マイホーム取得費が上がった結果、
毎月の負担を減らすために
返済年数を延ばさざるを得ない方が
急増していると思いますが、
それでも理想のマイホームが
手に入らないとなると、
ボーナス払いを併用することで
帳尻合わせをするしかありません。
しかし、
仮に返済期間を40年で設定した場合、
今後40年間ずっと
ボーナスがあるとは限らないため
足りない予算をカバーするために
ボーナス払いを併用することは
極めて危険ではないでしょうか。
ボーナスは企業業績に応じて
支払われるものであるため
業績が悪化すれば
ボーナスがなくなる可能性がある他、
会社を辞める可能性も0ではないし、
怪我や病気などを理由に
充分働けなくなり
ボーナスがもらえなく可能性も
ないとは言えませんしね。
もちろんボーナス払いは
途中で解除することが出来るため、
ボーナスがなくなった時
ボーナス払い分を毎月の返済に
上乗せすることも出来るのですが、
そうなれば毎月の負担が
一気に上がることになるので、
これはこれで破綻を招く
原因になりかねません。
ゆえに、
ローンの借入額を試算する際は、
なるだけボーナスをあてにせず
毎月の給与ベースで考えるように
していただいた方がいい
と考えています。
おはようございます。
SIMPLE Inc.高根です。
また、給与の金額にしても
その金額の中に
残業代や休日出勤代などが
入っているとしたら、
それらも除いた金額で
考えていただくのが
現実的ではないでしょうか。
現在の社会の流れからすると
休日が増えつつあることに加えて
残業時間もどんどん削る方向に
なっているからです。
ゆえに、
労働時間を増やせば
給与を増やせるという考え方も
捨てていただいた方が
いいと考えています。
さらに、
今後もインフレの波が
続くことが予想されるものの、
それに伴って
給与が上がるかどうかは
企業の業績次第であることから
ライフプランをつくるにしても
今後、給与が上がっていくことを
前提とした皮算用のものではなく、
あくまで今の給与をベースにしつつ
返済計画を立てるのが
最良ではないでしょうか。
今後、子供たちの成長とともに
出費はどんどん増えていきますが、
予定通り給与が上がらない場合、
赤字の家計に陥ってしまい、
貯金が出来ないどころか
貯金が目減りしていって
しまうだけですからね。
ゆえに、
あくまで今の給与が続くと想定し、
その上で貯金出来るゆとりを残しつつ
返済計画を立てていただくことが
とっても大事なことだと考えています。
・ボーナスをあてにしすぎない
・残業や休日出勤手当をあてにしない
・給与が上がることを前提にしない
家を建てた後も
ゆとりを持って
暮らしていただくためには
この3つを踏まえた上で
資金計画を行うことが
非常に大切だと思います。
もちろん、
この3つを踏まえた上で
資金計画を行うと
理想のマイホームが
手に入れられなくなるかもしれません。
あるいは、なんらかの妥協が
必要になるかもしれません。
しかし、
ローンが払えなくなって
家を手放すことだけに限らず、
切り詰めて暮らさざるを得ない
状況になっていること自体が
もはやローン破綻そのものであるため
こちらを優先的に考えることが
大切ではないでしょうか。
このような状態に陥ってしまうと
旅行やちょとしたお出掛け、
外食に行きづらくなるだけじゃなく、
子供たちの未来にまで
皺寄せがやってきてしまいますしね・・
銀行が貸してくれるからと言って。
住宅会社がこれくらいが当たり前
というからと言って。
借り過ぎないように
細心の注意を払いながら
家づくりは行ってください。
それでは、、、