「確かに空は見えるけど
外の景色が見えんでーなー」
とか、
「家の中から外の様子が
分かる方がいいでーなー」
という方にとって
「中庭」という存在は
魅力的ではないかもしれませんが、
あらゆる側面から考えてみると
中庭は多くのメリットを
もたらしてくれることから
基本必要だと考えています。
例えば、
中庭という選択肢を持っていれば
土地の選択幅が圧倒的に広がります。
中庭という選択肢がなければ
隣地に建つ家から
それなりに距離を保たないと
窓から光を取り込むことが
出来ないため、
南向きの土地を選択するか
南向きじゃない場合
広い土地を選択せざるを
得ないのに対し、
中庭という選択肢を持っていれば
隣地に建つ家から窓まで
自然と適切な距離が生まれるため
土地自体の日当たりを
一切気にする必要が
なくなるからです。
要するに
南向きにこだわる必要もなければ
無駄に広い土地を
選択する必要もなくなる
というわけですね。
おはようございます!
SIMPLE Inc.高根です。
そして、
土地の選択肢が広がれば
土地探しが簡単になると同時に
コストが抑えられるという
メリットも生まれます。
南向きは最も割高に
価格が設定されているだけじゃなく
値引き交渉も難しいのに対し、
南向き以外の土地は
価格が割安に設定されている上
値引き交渉にも
応じてもらいやすいからです。
また
南向き以外の土地の場合
日当たりの確保のために
無駄に広く
土地を買わないといけませんが、
中庭という手段を
用いることによって
この分の面積を
丸々カット出来るとしたら
その分コストが安くなります。
かつ
土地の面積が抑えられた分
外構工事の施工面積も
小さく出来るため
その分外構費用も抑えられるし、
中庭から採光を確保出来れば
外周部に大きな窓が必要なくなり
結果、外壁が塀代わりの
存在になってくれるため
塀や目隠しなどの工事費用も
大幅にカット出来ます。
これらによる価格の恩恵は
住む地域によって
(土地の単価によって)
異なってくるため
一概にどれくらいとは言えませんが、
仮に坪単価が15万円の地域であれば
土地のコストカットと
外構のコストカットを合わせると
ざっと300万円〜400万円
というところではないか
と思っています。
✔️でも、家が高いやん!
ここで疑問に
思うかもしれないことが、
土地と外構費用が
安くなるのは分かったけど
逆に家が高くなるんちゃうの?
ということですが、
中庭をつくれば
当然施工面積は増えるので
建築工事費用は高くなるのは
お考えの通りです。
とはいえ
施工面積増加による
価格アップがある反面、
逆に価格ダウンするものがあるのも
「中庭」の魅力です。
価格がダウンするものは
シャッターとカーテン費用です。
シャッターがいらない理由は
壁で囲まれた中庭には
激しい直風が当たらないため。
(=風が通らないと思う方が
いらっしゃるかもしれませんが
風は緩やかに通るのでご安心を!)
そして
カーテンがいらない理由は
外から家の中が
丸見えにならないからです。
といっても
厳しい日差しや
夜の虫予防のために
カーテンがいる場所もあるので
ゼロというわけではないですけどね。
これらをざっと計算してみると
施工面積アップによって
150万円ほど建築費は上がるものの
シャッターとカーテンを
省けることによって
その半分である75万円くらいは
逆に安く出来るという感じでしょうか。
ま、これはあくまで
ざっくりとした計算であり
中庭のつくり方とか
窓のつくり方によって
コストは左右されますが。。。
中庭にはこの他にも
たくさんのメリットがありますが、
取り急ぎ今回は
「土地と外構とコスト」
という点に焦点を当てて
お伝えさせていただきました。
それでは、、、