太陽光発電を設置するにあたり、
「元が取れるかどうか?」が
最大の論点になってくると思いますが、
よほど日当たりが悪い土地でない限り、
(高層マンションが南に建っているとか)
その心配はありません。
とはいえ、
太陽光発電の売電が始まった当初は
いかに電気を自家消費せずに
売ることにフォーカスしていたのに対し、
現在はいかに電気を売らずに
自家消費することにフォーカスしているので
その試算方法は全く違うんですけどね。
というわけで今回は、
現在の太陽光発電の試算方法と
その後の電気料金の考え方について
お伝えしていきたいと思います。
おはようございます。
SIMPLE Inc.高根です。
では、以下の条件で
試算していってみたいと思います。
・太陽光発電パネル:8kwh
・メーカー年間発電予想:10,000kwh
・自家消費:2,000kwh
・売電:8,000kwh
・昼間の電気料金:50円/kwh
・売電金額:15円/kwh(当初10年)
この場合、
太陽光発電を設置したことによる
経済メリットは以下のようになります↓
買わなくてよかった電気
→2000kwh×50円=100,000円
余ったから売った電気
→8000kwh×15円=120,000円
それらを合計した額
→100,000円+120,000円=220,000円
つまり、
太陽光発電を設置したことによって
年間で220,000円お金が浮いた
ということですね。
とはいえ、太陽光発電は
無料で設置出来るわけではないので、
ここから設置に必要となる費用を
差し引かないといけません。
例えば、
8kwhの太陽光発電を設置するのに
税込で160万円必要だとして、
これをキャッシュで設置するとしたら
22万円/年×10年=220万円
の浮いたお金から
160万円を差し引くことになるので
合計60万円の経済効果ある
ということになりますよね。
あるいは、この160万円を
10年返済のリフォームローンで
返済していくとなれば、
毎月の返済額は14,700円となるので
14,700円/月×12ヶ月×10年=176.4万円
を差し引くことになるので、
実質約45万円の経済効果がある
ということになります。
という風に、
いずれの選択を取った場合でも、
多かれ少なかれ
経済効果が見込めるわけですが、
さて、あなたなら
どれを選択されるでしょうか?
個人的には、
手元にキャッシュを残し、
その資金を長期積立投資に回したほうが
ローンの利率よりも圧倒的に
お金が増えると想定されるので、
一気にキャッシュを入れる
という選択ではなく
10年ローンで設置する
という感じでしょうか。
その後は、売電金額が減るものの、
ローン返済がなくなるので、
さらに経済効果が高くなることが
想定出来るわけですしね。
発電に関しても電気製品としては
異例の長さの25年保証があるため、
少なくとも25年間は
発電効率が落ちるとは考えにくいし、
その後も発電効率は低下しつつも
それなりに発電してくれるでしょうしね。
✔️設置を前提として第2ステップ
そして、設置していただいた後、
必ずやっていただきたいことが
出来るだけ昼間に電気を使うように
意識して暮らしていただく
ということです。
売電金額が高かった時は、
電気代が安かったため、
出来るだけ夜に電気を使い、
昼間は使わず売ってください
というシステムだったのに対し、
現在はその逆で、
電気代が高く売電金額が安くなって
しまっているので、
いかに昼に消費するのかが
更なる節約につながります。
仮に発電する10,000kwhのうち
昼間の自家消費を4,000kwhにしたら
4,000kwh /年×50円=200,000円
6,000kwh /年×15円=90,000円
200,000円+90,000円=290,000円
となり、
更なる経済効果が期待出来ますからね。
というわけなので、
これから家を建てる方は
太陽光発電をつけていただきつつ、
太陽が出ている間に
給湯器、食洗機、洗濯機、掃除機
などを出来るだけ使うようにし、
今後も高騰が予想される電気代という
出費を防いでいただければと思います。
それでは、、、