ここまで7回にわたって、
建築費が高騰している中
少しでもローンの負担を減らすために、
家づくりにかかるイニシャルコストを
圧縮する方法について
お伝えさせていただいたのですが、
「資産」は手に入れて終わりではなく
持ち続けている限りずっと
ランニングコストがかかり続けるので、
その費用も同時に抑える工夫を
しなければいけません。
ランニングコストとは、
固定資産税・火災保険・地震保険・
光熱費・メンテ費用・家電製品の買替え
といった費用です。
ゆえ、これらのことまで踏まえた上で
家づくりの計画を立てるべきなのですが、
とりわけ、この中でも
「光熱費(の中の電気代)」に関しては、
生き続けている限り
一生かかり続ける費用であるし、
その変動幅たるや
住宅ローン金利どころの騒ぎじゃないので、
その対策を忘れてはいけません。
その対策とは、
今や当たり前となりつつある
断熱性能の強化をした上で、
太陽光発電を設置するということです。
おはようございます。
SIMPLE Inc.高根です。
では今回は、
太陽光発電を設置した方がいい理由
についてお伝えしていきたいと思います。
太陽光パネルを設置していない方や
時代の流れについていけてない
勉強不足な方たちなどから
ネガティブな話を聞いたことがある方は
おそらく設置に懐疑的だと思うので、
今回の記事をぜひ参考にしてください!
✔️売電金額が安いからダメ?
太陽光パネルの設置に
後ろ向きな方たちが
共通しておっしゃることが、
「売電金額が安くなり
元が取れないからダメだ!」
ということです。
確かに、売電金額は
太陽光パネルが普及し始めた
10年ほど前と比べると
3分の1程度までなりました。
(以前48円→現在16円)
しかし、太陽光パネルが
普及し始めた当初と現在とでは、
私たちが電力会社から買う電気料金が
大幅に高くなっているし、
かつ太陽光パネルそのものの価格も
大幅に安くなっているため、
単純に売電金額だけで考えるのではなく
それを加味した上で
設置の可否を検討しなければいけません。
電気料金に関しては
以前の昼間の料金が約24円なのに対し
現在の昼間の料金は約48円。
かつ、パネルの価格に関しても
以前は1kwあたり
60〜70万円だったのに対し、
現在は20〜30万円となっているからです。
(メーカーによって価格が異なるため
価格に幅を持たせています)
そんなわけで現在は
以前とは全く違う考え方でもって
太陽光パネルの設置を
検討しなければいけない
というわけですね。
出来るだけ夜に電気を消費し、
電気を売ることに注力することで
経済効果を得ていた以前に対し、
現在は、出来るだけ昼に電気を消費し
電気を買わないことに注力することで
経済効果を得るという考え方に
シフトチェンジすることによって。
✔️太陽光パネルは住宅ローンで払う?
そして、設置を検討する上で
間違えていただきたくないことが
太陽光パネル費用の返済方法です。
これを住宅ローンに組み込むと、
毎月の負担は低くなるものの、
返済期間が長くなればなるほど
利息の額が大きくなってしまうからと、
パネルの保証期間より
住宅ローンの返済期間の方が
高い確率で長くなるからです。
(パネルの保証期間は25年です)
ゆえ、弊社では
太陽光パネルの設置費用は
住宅ローンには組み込まず、
10年で返済していただくことを
オススメしています。
現在のパネル価格であれば、
10年返済にした場合でも
パネルの返済がある当初10年間も
設置しない場合より
確実に経済効果が出るし、
10年経過した後は
パネルの返済がなくなり、
その恩恵が爆発的に大きくなるからです。
これまでシュミレーションしてきた
事例を平均すると、
住宅ローンと同じ期間(35年)
で試算すると設置したかしなかったかで
600〜700万円ほど
手元に残るお金が違うのではないでしょうか。
ざっとアルファードが1台買えるかどうか
ぐらい違ってくるという感じですね。
ゆえ、太陽光パネルについても
現在に合った考え方を持っていただき
ぜひランニングコストも
圧縮していただけたらと思います。
資源を輸入に頼る日本は、
戦争や地政学的な理由による
資源(原材料)価格の高騰によって
すぐに電気料金が上がってしまうし、
今後は自動車のEV化の進行や、
生成AIの発達によって
ますます電気使用量が増え、
電気料金が上がっていくことが
予想されるので、
その煽りをモロに受けないためにも
間違った知識に侵されないように
気をつけてください!
それでは、、、