今年から
住宅ローン控除の適用条件が
ZEHもしくは長期優良住宅の
断熱性能を有することが
基本となりましたが、
この水準で家を建てれば
驚くほど快適な環境のもと
暮らすことが出来るようになります。
厳しい暑さの夏にせよ
厳しい寒さの冬にせよ
外気の影響をあまり受けにくくなる上、
冷暖房機器もよく効くようになるし、
室内の空気も外に漏れにくくなるからです。
また、躯体性能と共に
冷暖房機器そのものの
性能も上がったこともあり、
エアコンから放たれる音も静かになり
その点においても
快適さが増しているのではないでしょうか。
(躯体そのものの断熱性能が低いと
エアコンが全力で働かざるを得ないため
必然的に音がうるさくなりますからね)
つまり、これから家を建てる方は
このような暮らしを当たり前のように
手に入れていただけるわけですが、
これに加えてお金のかからない
ある工夫をすれば
さらにこの快適な居住空間を
手にしていただくことが
出来るようになります。
おはようございます。
SIMPLE Inc.高根です。
その工夫とは、
「平屋」にすることです。
平屋にするとより快適になる理由は、
上下階に温度差が生じないからです。
暖かい空気は
軽いことから2階に逃げるし、
逆に冷たい空気は
重いことから1階に逃げるため、
2階建ての場合、
その上下階の温度差を無くすためには
強制的に空気を循環させるしかなく
そのためには高価な空調システムが
どうしても必要になりますからね。
✔️電気製品の弱点
弊社のYouTubeルームツアーの
コメント欄にもあるように
「中庭」がある家が持つ弱点の一つに
外周部に大きな窓を設置しなかった場合、
「火災時や緊急時に
玄関ドア以外の避難経路がないじゃないか」
ということがありますが、
どんなものにおいても
たいてい弱点というものが存在します。
(この点が気になる方は、
避難経路となる大きな窓を
外周面のどこかに
設置されることをオススメします)
そしてもちろん
1台の冷暖房機器を動かし
その空気を家全体に送る
いわゆる全館空調システムにも
電化製品ならではの弱点である
「故障時どうなるのか?」
ということがあるのですが、
もし真夏に機械が故障し、
修理をお願いするも
「最短で1週間かかります」
なんて言われた時には
一体どうなるでしょうか。
あるいは、
床下に設置した空調システムが
大雨による床下浸水によって
クソ暑い真夏に壊れようものなら、
そしてその修理に最短で
2週間かかりますと言われた時には、
一体どうなるでしょうか。
たとえ高性能住宅とはいえ、
とてもじゃないけど
そんな環境のもとでは
暮らすことは出来ないと思います。
そんなわけで
個人的には冷暖房機器は
それぞれの部屋を個別で稼働させる
エアコンで十分だと考えています。
高性能であることが基準であれば、
平屋にしておけば
リビングのエアコンを日中
太陽光発電によって発電される
電気によって稼働しておくだけで、
家全体に空気が行き届き
どこで居ても快適に過ごしていただけるし、
もしそのエアコンが故障した場合でも、
それぞれの部屋に設置した
エアコンを動かすようにすれば
故障期間中も不快に感じることなく
過ごしていただけますしね。
もちろん、
故障時の修理代に関しても
それなりに差が生じるでしょうしね。
というわけで、
これも平屋にすることの
大きなメリットだと思うので、
ぜひ参考にしていただけたらと思います。
あっ、そうそう。
平屋にすることを
「お金のかからない工夫」だと
冒頭でお伝えさせていただきましたが、
この理由は、平屋にすれば
階段をはじめとした
2階建てでは必要なものの
多くがいらなくなり
結果、面積が小さくなることで
同じくらいか、
あるいは安く建てられるから、です。
それでは、、、