長期的に最良な住まいとは?

仮に60歳を超えた

お客様がいらっしゃった場合、

2階建てをすすめる住宅会社は

まずないと思われます。

 

しかし、そうじゃない場合

お客様の方から

「平屋にしたい」と言わない限り、

基本2階建てをすすめられる

と思います。

土地の大小に関係なく、です。

 

もちろん、

老後の家は老後を迎えたら

もう1回建てるという

考えをお持ちなのであれば、

何も言うことはないのですが、

仮にこれから建てる家で

一生暮らし続けるつもりであるのなら

「家=2階建て」と決めつけず

「平屋」という選択肢も

視野に入れた方がいいのではないか、

というのが個人的な意見ですが

いかがでしょうか。

 

人間誰しも歳をとれば

それなりに体にガタが出てきて

今のように不自由なく

動くことが出来なくなってしまう

可能性だって充分考えられますしね。

 

おはようございます。

SIMPLE Inc.高根です。

 

と、ここまで聞くと

「そんな老後のことばかり言われても

そこまでまだ何十年もあるんだから

今の暮らしも大事でしょ!」

という反論が出てくると思いますが、

実のところ、

まさに家を建てるタイミングこそ

平屋が最も使いやすい家だと考えます。

 

我が家の経験則から言うと、

小さな子供たちは

2階に部屋をつくっても

まずそこを使うことはありません。

お子様の年齢や性格にもよりますが、

おそらく建てた後10年前後は

全くと言っていいぐらい

使わないのではないでしょうか。

 

となると、実際は

子供たちの部屋を除いた空間で

生活をすることになるため

実際の面積よりも小さい家で

暮らすことになります。

 

そこで暮らす人数が最も多い上、

荷物も日増しに増えていく中、です。

 

結果、

1階にファミクロをつくったとしても

それだけでは追いつかず、

リビングに荷物が溜まっていきます。

もちろん、子供たちの物ばかりです。

 

そんなわけで

前回もお伝えしたように

平屋にするか?

あるいは敷地面積的に

平屋が難しいのであれば

子供部屋だけでも1階につくるか?

この2つの選択肢を

頭の片隅に置いておくのが

いいかと考えています。

 

子供部屋を1階につくっておけば

思春期のプライバシーは

2階に比べて低いかもしれませんが、

子供が小さいうちは

子供の部屋というより

子供の収納として

また子供リビングとして使えるし、

親御さんや友人が

仮に泊まって帰るとなった場合、

寝室として使ってもらえます。

 

そして、いつか

子供たちが出ていった後は、

収納として使ったり、

自分の部屋として使うことも出来ます。

 

また、冒頭でもお伝えしましたが、

やがて老後を迎えた時も

1階に部屋が足りなくて困る

という心配がないため、

余分な増築費用を出すこともないし

階段の昇降が億劫になった場合も

なんの不憫も感じることなく

暮らしていただけます。

 

以上のような理由から弊社では

敷地面積的に可能なのであれば「平屋」。

敷地面積的に難しいのであれば

せめて子供部屋だけでも1階につくる。

ということをオススメしている

というわけなんですよね。

 

では次回は、

経済的な面に焦点を当てて

「平屋」について

考えていきたいと思います。

 

それでは、、、

 

 

 

 

この記事を書いた人

simple

Simple Inc.代表 高根慶雄
住居をプロデュースするだけでなく、住宅ローンアドバイザーとして金銭面でも施主に寄り添う。