家を建てるためには
土地を買わなければいけない。
だとしたら
立地に妥協せず土地を買いたい。
自分と同世代の人たちや
自分の知人・友人などが
そうしているとしたら、
自分もそうしたいと考えるのは
ごく当たり前のことですが、
前回のブログでも述べた通り
昨今の建築費の上昇具合に加えて
人気エリアの土地価格の値上がりを
かんがみると
「誰かと同じように」
という考え方は
危険ゾーンに入ってきている
(ローン破綻のリスクが増す)
といっても過言ではありません。
ゆえ、土地がないという方も
危険ゾーンから脱却するためには
住むエリアを妥協するか、
それが難しいとしたら
土地面積を小さくするか、
このいずれかの選択を
オススメしています。
あるいは所有する車を1台にするか。
車を1台所有すれば、
維持費と車両費を合計すると
月平均5〜7万円はかかる計算になる
と言われているので、
住宅ローンの負担が大きくなった分、
車で相殺するという考え方ですね。
もっとも
車社会である地方都市では
この選択は非現実的では
あるんですけどね。
おはようございます。
SIMPLE Inc.高根です。
では、先程申し上げた
2つの選択肢について
(エリアの変更と土地面積の圧縮)
もう少し詳しく
お伝えしていきたいと思います。
✔️出来れば平屋がいいとお考えの方
平屋ブームが到来している現在、
出来れば平屋にしたいとお考えの方は
少なくとも50坪、
出来れば55〜60坪は
土地面積があった方がストレスなく
平屋を建てることが出来るので、
現実的な予算を考えると
よほど親からの援助や貯金がない限り
エリア変更はやむを得ない
と思われます。
坪20万円の地域で
60坪の土地を買うとなると、
土地代だけで1200万円。
仲介手数料や境界費用などの
別途経費を入れていくと
1300万円になるし、
坪25万円の地域で
60坪の土地を買うとなると
土地代だけで1500万円。
別途経費を入れていくと
1600万円にもなるので、
少なくとも坪あたり
10万円くらい安くなったくらいが
妥当なところではないでしょうか。
つまり600〜900万円ぐらいまで
土地代を抑えておきたい
という感じですが、
土地代で600万円ほど抑えられたら
かなり現実的な予算になる
のではないでしょうか。
これに加えて土地面積が
少しでも抑えられるとしたら
その分、土地の広さに合わせて
家の面積も小さくせざるを得なくなり
建築費も抑えられるようになるので
さらに良いという感じでしょうか。
60坪から50坪に変更出来れば
さらに負担が100万円減ることになるし、
家の面積を5坪減らすことが出来れば
平屋の場合、ざっと400万円ほど
建築コストが抑えられますからね。
✔️住む場所に妥協したくない方
他方、別段に平屋にこだわりがなく
逆に立地にこだわりがある方に関しては
土地面積を小さくするというのが
現実的な手段となります。
どうしても土地価格が
坪25万円する地域にこだわるとしたら
50坪ではなく40坪にする。
出来れば35坪とか30坪にする。
という感じでしょうか。
40坪の場合だと
駐車スペースを2台確保するとしたら
建物周辺の余白と
駐車スペースを合わせると
合計で18坪前後必要になるので、
1階だけで22坪(44帖)前後の
家が建てられるという感じで、
これが35坪になると
17坪(34帖)前後の1階部分、
これが30坪になると
12坪(24帖)前後の1階部分になる
といった感じですね。
35坪だとギリギリ1階に
リビングとは別の部屋を
もう1室つくれそうで、
30坪になると
リビングとそれぞれの部屋は
確実に階層が分かれる。
このような家のイメージでしょうか。
もちろん
1階部分が小さくなればなるほど
使い勝手や住みやすさが
悪くなるのは間違いないので、
予算と共にその点を考慮しながら
土地面積を決めていくというのが
この場合の現実的な家づくり
となります。
いずれにせよ、
建ててからも豊かに
暮らし続けていただくためには、
なにかを譲ることが必至であるのは
受け入れざるを得ない
現実だと思うので、
「誰かと同じ」という基準に
惑わされないように
気をつけてください!
それでは、、、