家づくりには
「部屋は南向きでつくるもの」
という固定概念が存在しますが、
この固定概念にこだわって
家づくりをすればするほど
様々な問題が出る
可能性が高まります。
例えば、前回お伝えした
外観が乱れるという問題。
北向きの土地は
駐車場と庭が別々になる上、
リビングや庭のプライバシーが
担保しやすいことから、
住み心地の観点から考えると
南向きの土地よりも
良い土地である可能性を
秘めているのですが、
一方で、部屋を南向きでつくることに
固執して間取りを考えてしまうと
必然的に水回りが北にくることから
外観が乱れやすくなってしまう
ということですね。
おはようございます。
SIMPLE Inc.高根です。
また、
水回りを北に配置した場合、
室内干しの洗濯物が乾きにくい
という問題も生じます。
窓が1箇所である上、
サイズも小さいとなると
当然、風通しが悪くなるからと
(風呂の窓をなくすと
さらに風が通らなくなります)
北窓からは
直射光も入ってこないため
より乾きにくくなるからです。
日光が当たらないということは
除菌効果もないということなので、
生乾き臭のリスクも増大しますしね。
ま、近年は
断熱性能が向上したことで
家全体の温度差が生まれにくくなり、
脱衣室やランドリールームも
リビングと同じくらいの温度が
保ちやすくなっているので
以前に比べると緩和されている
とは思うんですけどね。
とはいえ、
濡れた洗濯物から湿気が出るし、
お風呂の窓がない場合は
お風呂から湿気が流れてくるため、
乾燥しにくい場であることに
違いはありませんからね。
✔️動線の辻褄も合わなくなる
以前に比べて
共働きが当たり前になったことから
それに伴って家事動線の効率化も
当たり前化していますが、
洗濯物を外で干したい人にとって
北向きの脱衣室というのは
決していい位置ではありません。
脱衣室から外に出て干すとなれば
動線こそ短くなれど、
それこそ北向きだと
日が当たらないため
寒い冬は洗濯物が乾かないし、
日当たりがいい場所まで
持ち運びするとなれば
その分手間が増えるからです。
勝手口ドアからの出入りとなると
取り込む際
何度も往復しないといけないし、
これが毎日となると大変ですよね。
それに加えて
日当たりが確保出来る場所に
洗濯物を干すとなると、
洗濯物が人目に晒されるため
防犯的にも決して良くない
という問題も出てきますしね。
✔️南向きの部屋にこだわらないこと
この洗濯物問題を解消するためには
「南向きの部屋にこだわらないこと」
これが大前提となります。
南向きの部屋にこだわらなければ
水回りの位置を
南向きにすることも出来るし、
南向きにこだわらずとも
直射光が入ってくる位置に
持っていくことが出来るからです。
また、風通しをよくするためには
いつも窓が開けておける位置に
窓を設置する必要があるのですが、
そのためにはその窓が
人目に触れない位置にないと
到底実現不可能です。
ゆえ、設計をする時には
土地の環境をみながら
そういったことにまで配慮しつつ
間取りを組み立てていきます。
そして、いつも明るく
カラッとしていて気持ちよく、
洗濯物がよく乾く
風通しが良くて
日がたっぷり差し込む
水回りをつくっていきます。
もちろん、外干しするにしても
先程の問題を全て解消しながら。
というわけなので
こんな快適な水回りを実現したい、
ストレスフリーな住まいにしたい、
そうお考えの方は
いつもこれを実現している
弊社の住まいを
ぜひご覧いただければと思います。
それでは、、、