フルファイナンスと耐用年数

住宅ローンとして

貸してもらえる範囲は

金融機関によって様々ですが、

借り入れ金額が

膨らめば膨らむほど

返済負担は上がることになるし、

変動金利を選べば

更なる返済負担上昇リスクが

高まることになるため、

借りれるだけ借りる

という考えは捨て、

可能な範囲で自己資金を出し

少しでも借入額を減らす方が

望ましいフェーズに来ているのが

現在の家づくりではないでしょうか。

 

金利上昇に伴って

銀行の預金金利が上がったとしても、

それでも住宅ローン金利に比べて

低い水準を推移することを考えると、

その資金を投資に回さないのであれば

住宅ローン金利を圧縮した方が

無駄な利息が減らせるわけですしね。

 

おはようございます。

SIMPLE Inc.高根です。

 

また、住宅ローンの期間は

今や35年は当たり前、

借入額によったら40年、50年も

全然あり得る状況になっていますが、

家電製品などは

太陽光発電パネル以外は

これだけの期間

製品が持たないことから

ローンの中に入れてしまうと

ものがないのに返済だけが残る、

かつ新製品もローンを組むとしたら

上乗せしてローンを支払う、という

最悪の状況を招くことになるため、

基本、避けていただくことを

オススメしています。

 

具体的には

エコキュート、エアコン、

冷蔵庫、洗濯機、掃除機、テレビなど

それなりの金額がする家電製品です。

 

エコキュートに至っては、

壊れて取り替えるとなると

処分費も含めると

50万円ほどかかるし、

耐用年数からすると

ローン返済期間中の間に

2回は交換しないといけない

可能性が高いですしね。

 

キャッシュじゃなく

ローンで購入するとしたら、

住宅ローンに上乗せして

リフォームローンも

払っていかないといけない

というわけですね。

 

この上、

外壁の塗り替え費用や

子供たちの進学費用などが

同時に重なってくるとなれば、

一生ローンづけの暮らしに

なってしまうだけですしね・・

 

✔️自己資金がない場合の家づくり

 

そんなわけで、

自己資金があるのであれば

途中で買い替えが必要なものは

住宅ローンに組み込まずに

自己資金で購入するか、

耐用年数に合わせた期間で

別のローンを組むことを

オススメしています。

 

ただし、後者の場合は

返済期間が短くなるため、

住宅ローンに組み込む場合より

返済負担が上がることになるため

返済負担が上がらないように

全体予算を見直す必要があります。

 

また、自己資金がほぼない状態で

家づくりをしようとしている方は

自己資金がある方と同じような予算で

家づくりを考えるのではなく、

自分に合った予算で

計画を立てることが

何より大切ではないでしょうか。

 

家電製品はもちろん、

銀行にかかる経費や火災保険、

登記費用などの諸経費を合わせると

少なくとも100万円、

多い場合200万円は必要ですが、

これらが自己資金として

準備出来ないとしたら、

その分予算を削ることを

優先的に考えるという感じです。

 

もっと言うと、

貯蓄が苦手な方は

負担が上がっていく今後

ますます貯蓄が難しくなる

と考えた方が妥当なので、

もっともっと予算を削った方が

いいんですけどね。

 

住む地域を変える。

土地面積小さくする。

家の面積を小さくする。

なくていいものはなくす。

その他、様々な工夫によって。

 

資産を持てば、

資産税もかかってくるし、

それを維持していくために

多額の費用がかかり続けますしね。

 

これらも加味した上で、

浮き足立つことなく

現実的なローン計画を立ててください。

 

それでは、、、

 

 

 

この記事を書いた人

simple

Simple Inc.代表 高根慶雄
住居をプロデュースするだけでなく、住宅ローンアドバイザーとして金銭面でも施主に寄り添う。