平屋の住まいはホントに良い?

前回、

平屋の懸念点について

お伝えしましたが、

それらが解決出来るのであれば

平屋を建てるのが

理想的であると考えています。

 

まず1つ目の理由が

「耐震性に優れていること」です。

これが平屋をオススメする

最大の理由ですね。

 

現に、この4月に法改正によって

2階建ての家には例外なく

構造計算が義務化されたのに対し、

平屋だと200㎡を超えない限り

構造計算をしなくていいと

なっているのですが、

これでお分かりいただけるように

単に平屋であることだけで

構造的にしっかりしている

というわけですね。

 

事実、

上からの荷重がかかる上、

2階の方が重くなりやすい

2階建ての家は

それだけで耐震面が不利な上、

方位によって

窓の大きさや数が変わるとなれば

壁量バランスも悪くなり、

なおのこと耐震性が

悪くなりやすいですからね。

 

おはようございます。

SIMPLE Inc.高根です。

 

続いての理由が

「家が非常に使いやすいこと」です。

上下移動しないといけない2階建ては

動線が複雑になってしまうのに対し、

平面移動だけでいい平屋は

動線が単純ですからね。

 

面倒くさがり屋の方なら

お分かりいただけると思いますが、

たった「階段」があるだけで

行き来が億劫になってしまうのも

2階建てあるあるです・・・

そして、気がついたらリビングに

荷物が蓄積しちゃうみたいな(笑)

特に子供たちのものですね。

 

歳をとったらとったで

よりいっそう2階に行くのが

億劫になっていくでしょうから、

そう考えると

それも見越して1階に

部屋も収納も作っておいた方が

暮らしが楽になりそうですしね。

 

かつ、2階建てになると

自然と床面積は増えるは、

それに伴って窓の数も増えるは、

掃除しにくい階段はあるはで、

掃除にかかる手間が増えちゃうのも

個人的に考えもんやなーと

思っておる次第です。。

 

次の理由は

「冷暖房効率がいいこと」です。

平屋の場合、

現在の断熱や気密の基準を加味すると

廊下がたっぷりあるような

巨大な家じゃない限り、

リビングに設置していただく

16帖用程度のエアコンを

常時稼働しておくだけで

家全体に効果が充分及びます。

 

2階建てだと

どうしても階段によって

空気が分断されてしまうんで、

上下階それぞれで計画するか

家全体に空気を循環させるような

空調システムの導入をしないと

夏や冬に不快な温度差が

生まれやすくなりますからね。

 

ましてや現在は

四季というよりは

どんどん二季(夏と冬だか)

になっている感じなんで、

この快適さをいかに

コスパ良く実現するかが

家づくりの鍵を握っている

と言っても

過言ではありませんしね。

 

以上のような理由から

出来るのであれば

「平屋」を建てるのが

いいんじゃないかな

と思っている次第です。

 

ま、家づくりは当然

土地ありきでの計画になるので、

平屋になるか2階建てになるかは

土地を見てみないとなんともですが、

どちらを計画にするにせよ

良いところと良くないところを

まずはご理解いただき、

良くないところを解決する方法を

住宅会社と共に考えながら

家づくりを行って

いただければと思います。

 

それでは、、、

 

 

 

 

この記事を書いた人

simple

Simple Inc.代表 高根慶雄
住居をプロデュースするだけでなく、住宅ローンアドバイザーとして金銭面でも施主に寄り添う。