新・返済額の目安

家づくりで最初にすべきは

間違いなく「資金計画」です。

 

資金計画をすることによって初めて

銀行から調達しないといけない

金額が明確に分かるし、

その金額が分かるからこそ

土地にかけられる予算や、

家にかけられる予算が明確になり、

それを基に動き出すことが

出来るようになるからです。

 

ゆえ、家が欲しいと思った時は、

いきなり土地を探したりせず

まずはご自身の「予算」を

明確にすることから

始めていただければと思います。

 

とりわけ家に関しては、

「予算」という決まり事が

明確になっていなければ、

いとも簡単に

青天井のごとく予算が上がっていく

恐ろしい買い物ですからね。

 

住みたい地域、土地の広さ、

家の広さ、家の仕様、他様々

予算アップの引き金となるトリガーが

無数に存在しているからです。

 

おはようございます。

SIMPLE Inc.高根です。

 

では今回は、資金計画について

少し詳しくお伝えしていきたいと思います。

 

資金計画で最初にすべきは

銀行からの借入額を

いくらにするかを決めることです。

どんな買い物でも

最初に「予算」を決めるのは

ごく当たり前のことですからね。

 

では、借入額をどうやって決めるのか?

借入額は

1.毎月の返済額をいくらにするか?

2.金利がいくらか?

3.返済期間を何年にするか?

この3つの要素によって決まるのですが、

現在は以前に比べて

1の金額が大きく変化しました。

 

✔️返済負担率の変化

 

現在のように建築価格が高くなかった

コロナ前であれば、

基本ローンはご主人だけで組み

ご主人の給料の手取り金額の

4分の1くらいが理想、

3分の1くらいを上限

に設定していたのですが、

建築費ももちろん、

土地価格・外構費・家具代なども

以前に比べて高くなってしまった現在は、

これは不可能になりました。

 

仮にご主人の給料が月30万円の場合、

手取りがざっと24万円、

ゆえ返済額は理想が6万円で上限が8万円、

そこから金利1%、

返済期間35年で逆算すると

借入額は2835万円が上限。

ゆえ、これに出せる自己資金を合わせた額が

家づくりの総予算だったという感じが、

現在は建築費だけで

この予算を超えてしまうこともあるし、

おそらく以前に比べて1000万円ほど

予算が上がっているからです。

 

結果、その分

借入額を増やさざるを得ないわけですが、

そうなると単純に返済負担が

3万円ほど高くなります。

あるいは返済期間を40年にすると

2万円ほどの負担増なのですが、

手取り金額が変わらないまま

負担だけが上がるのは

正直な話しんどいですよね。

 

これに加えて家を持つと

固定資産税や火災保険といった

維持費もかかってくるし、

将来のメンテ費用も

積み立てしていかないといけませんしね。

 

✔️返済額の目安とリスクヘッジ

 

ゆえ、現在はご主人の給料だけで

住宅ローンを組むのではなく、

夫婦で収入合算しローンを組んでいただき

2人で返済してもらわざるを得ない

というのが現実的な話ではないでしょうか。

 

仮にご主人の給料が30万円で

手取りが24万円だとして、

奥さんの給料が20万円で

手取りが16万円だとしたら、

合計手取り金額が40万円になるので、

その4分の1である10万円前後が

返済の目安になってくる

といった感じですね。

 

とはいえ、この計画は

奥さんもずっと働き続けることが

前提となってしまうため、

出産や育児を理由に

フルで働けなくなるというリスクも

想定しておかないといけないし、

あるいは怪我や病気によって

収入が減るというリスクも

以前よりシビアに考えておく必要があります。

 

ゆえ、別の記事で

何度も申し上げているように、

家を建てるタイミングでは、

いらない保険は解約し

それを「新NISA」に回す、

そして家づくりへの負担も

出来るだけ軽減し、

その分も「新NISA 」に回す。

 

この2つを実行していただき

今後起こりうるリスクに

少しでも備えていただければと思います。

 

それでは、、、

 

 

 

 

この記事を書いた人

simple

Simple Inc.代表 高根慶雄
住居をプロデュースするだけでなく、住宅ローンアドバイザーとして金銭面でも施主に寄り添う。