家計に最も響く電気料金

様々な要因を受けて

値上がりが続いてきた電気料金も

昨年1月をピークに値下がり傾向になり

現在は若干落ち着いていたのですが、

再び「再エネ賦課金」の値上がりによって

5月から値上がりすることが決まりました。

 

現在の「再エネ賦課金」が

kWhあたり1.4円なのに対し、

今回の値上がりによって

一気にkWhあたり3.49円までなるので、

標準的な家庭(1ヶ月400 kWh消費)

で考えると、それだけで

ざっと年間で1万円ほど負担が上がる

ということですね。

 

また、それに追い討ちをかけるように

現在、電気料金の負担を軽減するために

政府が行っている補助を

5月で終了する方針で

最終調整に入っているため、

6月からは更なる値上がりが予想されます。

 

数字に換算すると

先程の平均的なご家庭で

おそらく年間で7〜8,000円の

値上がりになるのではないでしょうか。

 

そんなわけで

再び料金の値上げターンに突入した

電気料金を軽減するための対策が

家づくりでは必須となってくる

というわけですね。

 

おはようございます。

SIMPLE Inc.高根です。

 

では、そのためには

どうしなければいけないのかと言うと、

問答無用で「太陽光発電」を

設置するしかありません。

 

電気料金が上がっていくのであれば、

「電力会社から出来るだけ電気を買わない」

という選択をするしかないからです。

 

現在の太陽光発電の

設置価格から試算すると、

太陽光パネルによって

つくられた電気の価格は、

kWhあたり20円前後なのに対し、

電力会社から購入する日中の電気料金は

この値上がりを加味すると

おそらくkWhあたり45円前後に

なるでしょうからね。

 

仮にその差額が25円あるとして、

日中の電気使用量が

月平均で200kWhあるとしたら

毎月5,000円、年間で60,000円ほど

出費が変わってくるという感じですね。

 

かつ、この試算は

太陽光パネルを10年返済で

購入いただいた場合の数字ですが、

そうなると11年目以降は

太陽光パネルに対する支払いも

ゼロになるため、

その先はとんでもないぐらいの

経済的な違いが生じてきます。

 

昼間の電気料金が

(ほぼ)ゼロ円になる上、

使いきれなかった電気は

価格は安くなるものの

継続して買取してくれるので

その分の収入も上積み出来るからです。

 

経済効果の総額イメージとしては

ざっとアルファードが1台買えるかどうか

といったところでしょうか。

 

そんなわけで、

これから家を建てる方には

太陽光発電の設置を

必須としていただいている状況です。

 

✔️資源がない国であることの宿命

 

電気をつくる主な手段が

現在は火力発電ですが、

その原材料となる液化天然ガスを

日本は100%輸入に頼っています。

 

ゆえ、液化天然ガスの値段が上がれば

電気料金も上げざるを得ないのが

悲しいかな日本の状況ですが、

残念ながら液化天然ガスは2025年まで

値上がりが続く見通しとなっているし、

(ウクライナ情勢が原因です)

長期的な視点で見ても

2050年まで液化天然ガスも

もう1つの材料である石炭も

値上がりが続いていく傾向にあるので、

電気料金は今後も徐々に上がっていく

と想定しておいた方がいいと思います。

 

もちろん、

今後原発再稼働が現実的な話になれば

話は少し変わってくるかもしれませんが、

不透明な話に期待しても何も始まらないので、

これから家を建てる方は、

この事実を覚えておいてください。

 

太陽光パネルが設置出来るのは

賃貸マンションでもなく、

分譲マンションでもなく、

一戸建てだけですから。

 

それでは、、、

 

 

 

この記事を書いた人

simple

Simple Inc.代表 高根慶雄
住居をプロデュースするだけでなく、住宅ローンアドバイザーとして金銭面でも施主に寄り添う。