建築費の値上がりに伴い
土地探しをされる方が
かなり減っていることから、
需要の高い地域以外は
ほとんど土地が動かない(=売れない)
というお話を不動産屋さんから
お聞きすることが最近増えましたが、
「売れない」ことに加え
「コンクリートの値上がり」によって
分譲するために仕込んだ土地を
造成することが出来ないという問題が
さらに起こっている模様です。
新規分譲地をつくるためには
道路側溝、境界基礎といった
コンクリートを大量に使用する
構造物をつくらないといけないため、
コンクリートが高くなった分、
土地の販売価格が当初の計画より
ずいぶんと高くなってしまうからです。
需要より供給が上回っている状況の中、
供給を増やすだけでもリスクがあるのに、
それに加えて価格まで割高になろうものなら
売れる見込み度の低いものに
ただただ資金を突っ込むだけですからね。
そんなわけで、
不動産屋さん的には
現在かなり厳しい状況に
立たされている状況なのですが、
逆の立場から考えてみると、
これはチャンスと言っても
過言ではない状況かもしれません。
つまり、
これから土地を探される方にとったら
お得に土地が手に入れられる
チャンスかもしれないというわけですね。
不動産屋さんの立場になれば、
値段にこだわって売れないよりも
少々値段を下げてでも売れた方が
絶対にいいですもんね。
おはようございます。
SIMPLE Inc.高根です。
ではこれから土地探しをされる方は
どのように土地探しをすれば
いいのでしょうか。
✔️土地探しをする前に予算を明確に!
以前より30%ほど建築費が
値上がりしてしまった現在、
建築費と外構費を合わせると
値上がる前に家を購入した方より
600万円〜900万円ほど
家づくりの予算が上がっており、
結果、以前だと土地から買って
家を建てる場合でも
3000万円〜3500万円ぐらいの
総予算で出来ていたものが、
今や4000万円越えが
ごく当たり前になってきました。
ゆえ現在は、
金利が安い「変動金利」を選びつつ
返済年数を40年にすることで
毎月の返済の負担増を
ヘッジせざるを得ない状況
となっているのですが、
出来れば根本的な解決案として
家づくりにかける予算を
少しでも落とせる方法を
選択したいところです。
変動金利は当面上がらない
と言われているものの、
それも保証は全くないわけだし、
20代ならともかく30代で
40年返済という選択をするとなると、
健康年齢を過ぎても働いていることが
大前提になるわけですからね。
そんなわけで
本丸の建築費はもちろんのこと、
土地にかける費用、
そして外構工事にかける費用を全て
最小限に抑える工夫をすることによって
金利選択と返済年齢の適正化を
図っていくことをオススメしています。
そしてそれを実現するためには、
まずは資金計画を行い、
厳しいぐらいの予算で
土地、家、外構予算を設定すること。
その上で予算に合わせて(超えないように)
土地探しをすることが大事です。
✔️値段交渉しやすい土地とは?
予算を落としながら
土地探しをしようと思うと、
いわゆる「いい土地」は
最初から外して考えていただくことを
オススメしています。
「いい土地」とは
「日当たりのいい土地」のことですね。
日当たりがいい土地は需要が高く、
どんな状況下でも売れやすいことから
価格設定が最も高い上、
値段交渉にも応じてもらいにくいからです。
そんなわけで
「日当たりがいい土地」を外して
土地探しをしてみてください。
家の中に光が入ってくるかどうかは、
「土地の日当たりの良し悪し」
によって決まるのではなく
「設計(=間取りのつくり方)」
によって決まるものですしね。
こういった土地は
需要が決して高いわけじゃないため
同じ地域や同じ場所でも
そもそも価格が割安に設定されているし、
かつ、値引き交渉にも
快く応じてもらいやすかったりします。
結果、日当たりのいい土地だと
大幅に予算オーバーしそうな
地域だとしても
予算内で土地を購入することが
出来たります。
というわけなので、
少しでも負担を和らげていただくために
ぜひ、この方法を実行してみてください!
それでは、、、