イメージと現実のギャップ

「戦争が起これば原油の価格は上がる」

というなんとなくのイメージが

頭の中にあると思いますが、

過去のデータを見る限り

実際はこの真逆であると、

とある番組で

専門家がおっしゃっていました。

 

要するに、実際のところ

原油価格は戦争を原因として

上がっているどころか

むしろ下がっている

とのことなんですよね。

 

そして、驚いたことに

原油価格は

「アメリカの原油生産量」に

大きく左右されているようなんですよね。

 

いやー、まさに

なんとなくのイメージだけで

勝手に決めつけてしまってたことやなー

と反省させられた内容でした。。

 

おはようございます。

SIMPLE Inc.高根です。

 

このように大した根拠もなく

勝手に決めつけてしまっていることが

僕自身にも時々あったりするわけですが、

こと家づくりにおいても

そんなことがあるのではないでしょうか。

 

✔️見た目が良いものは中身が悪い

 

見た目が良いものは、

(=デザイン性が高いもの)

使い勝手が悪いとか

機能性を犠牲にした上で成り立っている

というなんとなくのイメージが

頭の中にあると思いますが、

その最たるものが

「家」ではないでしょうか。

 

見た目にこだわるあまりに

耐震や断熱といった

最低限備えていないといけないことすら

充分に備わっていないとか、

窓が少ないため

絶対に家の中が暗いとか、

風が通らないし換気性能が悪いから

家の中に臭いがこもるとか、

その中身を知らない限り、

普通はそういう風に思ってしまいますよね。

 

ま、もっとも

本当に使い勝手や機能性そっちのけで

つくられているものがあるのも現実なので、

仕方ないわけなんですけどね。

 

あと、見た目を最優先したとなると

どうしても薄っぺらい感が

否めないような気がしてしまうという

心理的な抵抗もこのイメージに

寄与してしまっているのかもしれませんよね。

 

✔️見た目の良さは機能性から生まれる

 

人生で最も高い買い物をするわけなので、

そもそも見た目にこだわること自体

全く悪いことでもないと思うんですが、

その議論はさておいたとして、

中身を紐解いてみると

見た目の良さというものは、

機能性を追求したことによって生まれます。

 

例えば、前回のブログでお伝えしたように

少しでもコストを抑えるために

「中庭」をつくるというアイデアがありますが、

このアイデアを採用することによって

家づくり全体のコストが落ちると共に、

家のデザイン性が高まり、

かつ、とっても機能性が高くなります。

 

人目を遮るための

カーテンがいらなくなれば

最小限の窓から採光が確保出来るため

窓を減らすことが出来、

結果、耐震性と断熱性が高まります。

 

また、戸締りの心配も少なくなるし、

窓掃除の手間も削減出来るし、

何より心おきなく窓が開けられるため

とっても風通しが良くなります。

 

敷地を有効活用出来れば

平屋の実現率が高くなり、

さらに耐震性が高くなりますしね。

 

これはあくまで一例ですが、

この他にも掃除の手間を楽にするために

使用する部材点数を

最小限にするようにしていますが、

この工夫は

なんとなくスッキリ見せてくれる

という効果をもたらしてくれます。

 

このように見た目の良さは

そうすることだけを目的として

達成されるのではなく、

実はコスト削減と機能性の追求によって

生まれるものなので、

なんとなくのイメージだけで

判断してしまうのではなく

ぜひその真意を

ご覧になっていただければと思います。

 

それでは、、、

 

 

 

この記事を書いた人

simple

Simple Inc.代表 高根慶雄
住居をプロデュースするだけでなく、住宅ローンアドバイザーとして金銭面でも施主に寄り添う。