ミニマムコストで収納を充実させる方法

収納スペースを増やせば

(=床面積を増やせば)

単純に収納力はアップするものの

その分コストまで増えてしまうのが

手痛いところです。

 

現在の建築コストからすると

2帖(=1坪)分収納を増やせば、

1階部分であれば7〜80万円

2階部分だとしても5〜60万円ほど

建築コストが上がってしまいますからね。

(2階に収納を増やしても使い勝手が悪く、

増やした意味をなさない可能性が高いため

どうせなら1階に増やそうとする方が

ほとんどではないでしょうか?)

 

とはいえ、

現在の暮らしからすると

収納不足は深刻な問題であり、

家を建てることによって

その問題は完全に解決したい・・

そうお考えの方が多いと思うので、

今回は金銭的な負担を上げずに

収納に困らない家を建てるための

知識をお伝えしていきたいと思います。

 

おはようございます。

SIMPLE Inc.高根です。

 

この問題における

弊社からの解決策は2つ。

1つは「平屋にすること」

あるいは平屋が無理な場合、

「子供部屋を1階につくること」

そしてもう1つは

「壁面を有効活用すること」です。

 

✔️平屋にしてコストは大丈夫なのか?

 

平屋にすると

全ての部屋と収納が1階になり、

上下移動の必要がなくなり

水平移動だけで全てが完結するため、

本来、自分の部屋に

持っていって欲しい荷物が

面倒臭いからという理由で

1階に置きっ放しになるリスクが

ほぼゼロになります。

 

小さな子供たちは

お母さんの近くでずっといるため、

リビングやキッチン周辺に

子供たちの荷物が常に集まるし、

それらを毎日毎日自分の部屋まで

片付けに行けないですしね。

 

洋服に関しても、

2階の部屋に収納を作ったとて

自分の部屋を使うようになる思春期までは

その収納に服が片付けられることは

まずないでしょうし、

思春期になったとて

いつも着る服をいちいち持って上がったり

持っておりたりするのは面倒なため

階段に置きっ放しになったり、

いつも使うものなんかは

リビング付近に散乱する可能性が

圧倒的に高いでしょうしね。

(自分が子供の時、

そうじゃありませんでした?)

 

そんなわけで

出来れば平屋にするか、

あるいは平屋が無理だとしても

せめて子供部屋だけは

1階につくることを推奨している

というわけですね。

 

要は子供部屋を1階につくれば、

子供部屋の収納を

持て余すことなく使えるし、

かつ、子供部屋そのものを

子供たちの収納として使うことが出来、

結果、収納不足問題を解決しやすくなる

というわけですね。

 

ただ、それは理解していただけたとしても

そもそも平屋にするということ自体が

建築コストが上がってしまうのではないか?

という疑問があると思います。

 

この問題に関しては、

階段がなくなることに加え、

なくてもいい廊下を

限りなくゼロに出来ること、

かつ余分な部屋をつくる必要がなくなること、

(全ての部屋と収納が1階にあるからです)

これらの合わせ技によって

2階建てと同等の費用もしくは、

2階建てより抑えながら建てることが

出来るようになるため、

「平屋=高い」という概念は

今すぐ頭の中から

消去いただければと思います。

 

✔️収納力は「床」ではなく「壁」

 

収納を増やすために床面積を広げると

それに連動してコストが増えますが、

壁面積を増やすのは

コストが増えるどころか

逆にコストが下がります。

 

使える壁を増やすためには

「窓」の数を減らす必要があるからです。

そして、窓が減れば

その分コストが落ちると同時に、

カーテンも数も減るため

さらにコストが下がるという理屈ですね。

 

ただ、これを実現するためには

最小限の窓だけで

家全体に光を届けられるように

窓の設計をしないといけません。

いや、その前に

間取りの設計をしないといけません。

 

しかし、基本カーテンが必要ない

家にすることが出来れば、

窓1つ1つからたっぷりと

光が入ってくるようになるため、

光不足に備えて

窓の数を増やす必要がなくなり、

自ずと壁量が増えることにつながります。

 

というわけなので、

「収納はたくさん欲しい!

でもコストは抑えたい・・・」

という方は、ぜひこの2つの方法を

実践していただければと思います。

 

それでは、、、

 

 

 

この記事を書いた人

simple

Simple Inc.代表 高根慶雄
住居をプロデュースするだけでなく、住宅ローンアドバイザーとして金銭面でも施主に寄り添う。