子供部屋の価値観

弊社では子供部屋を

基本1階につくることを

オススメしているのですが、

実を言うとその提案は

子供部屋が2階にある

自分自身の経験に基づいたものです。

 

子供部屋を2階につくったことで

1階が片付きにくくなったこと、

(いちいち自分の部屋まで

すぐに使うものを持ち運びするのが

面倒臭いからです)

そしていざ片付けをする時も

上下の行き来が面倒臭く

思ったように捗らないこと、

なにより、長女から

「なんでうちの家は

お客さんの家みたいに1階に

部屋つくらんかったん?

いちいち上に行くん

めんどくさんやけど・・」と

しょっちゅう言われたからです。

 

おはようございます。

SIMPLE Inc.高根です。

 

そんなわけで、

まるで平屋かの如く

2階建てのお家を建てる時でも

基本、子供部屋を1階に

提案させていただいているのですが、

「子供部屋は2階にあるのが普通」

という価値観が巷にあることから、

パッと聞いただけだと

ご不安に感じる方も

決して少なくないのではないでしょうか。

 

✔️まずは利点について考えてみる

 

子供部屋を1階につくった場合、

子供たちの荷物を

自分の部屋に片付けやすくなります。

そのし易さたるや、

2階とは比べ物になりません。

 

結果、リビングやダイニングに

ものが散乱しにくくなり

その分だけストレスが緩和されると思います。

(散らかっている状態だと

それだけでストレスになりますもんね)

 

また、親の近くに部屋があることで

自分の部屋を使ってくれやすくなり、

これもまたリビングの散らかりを

防ぐ大きな要因になりますしね。

(2階だとそれぞれの姿が見えないし

気配すら感じにくくなるので

どうしても使ってもらいにくく

なってしまいますからね、、)

 

さらに

子供部屋を基本1階につくれば、

2階建ての家になる場合でも

子供部屋を2階につくる場合より

面積を抑えることが出来るため

その分コスト圧縮にもつながります。

 

2階につくるのが寝室(とクローゼット)

だけになれば、

2階のトイレもなくすことも出来るし

2階に出来る廊下も最小限になるからです。

 

そんなわけで弊社では、

子供部屋を基本1階に盛り込んだ間取りを

提案させていただくことが多いのですが、

この場合、1つだけ不安に感じることが

子供たちのプライバシーではないでしょうか。

 

✔️この欠点をどうカバーするか?

 

1階に子供部屋をつくると、

子供たちのプライバシーを

確保してあげられないのではないか?

という心配が生まれると思いますが、

この点がどうしても心配な方は、

リビングと子供部屋が直結しないように

間取りをつくれば解決します。

 

ただし、このように設計すれば

どうしても廊下が増えることになるので、

その分、コストが上がるということは

織り込んでいただかなくては

ならないんですけどね。

 

個人的には、

そこまで子供たちのプライバシーに

配慮しなくてもいいと思っているので、

ドアで仕切りがあるなら

それだけで全然いいと思うんですけどね。

 

実際、うちの娘たちも

テスト勉強でもない限り

ずっと部屋に篭ることがなく、

基本、リビングでスマホ片手に

YouTube、インスタ、TikTok、

などを楽しみながら

好きなように過ごしていましたしね。

 

最初からそのような

住空間になっているのであれば、

それに慣れるため

なおのことプライバシーがないことに

それほどストレスを感じることも

なさそうですしね。

 

というわけなので、

これから家を建てる方は、

子供部屋に関して少し柔軟に

考えていただければと思います。

 

もっとも現在は

平屋の価値がだいぶと

見直されてきたので

子供部屋が1階にあることに

違和感がない方が

増えてきているかもしれませんけどね!

 

それでは、、、

 

 

この記事を書いた人

simple

Simple Inc.代表 高根慶雄
住居をプロデュースするだけでなく、住宅ローンアドバイザーとして金銭面でも施主に寄り添う。