simple 我々のような
住宅を提供している側からすると
耐震性や温熱環境は
最も優先順位が高い
と言っても過言ではないのですが、
住まれる側からしたら
それ以上に気になることは
やはり日々の暮らしに直結すること
ではないでしょうか？
共働きが当たり前となった現在、
仕事・家事・育児に追われる
日々の負担を少しでも軽減するために
いかに洗濯の手間を省けるのか？
いかに散らかりにくく出来るのか？
そして片付けやすく出来るのか？
いかに掃除の手間を省けるのか？
これらを家づくりで実現したいと
願う方は決して少なくないと思います。
では、これら全てを
実現するためにはどうすればいいか？
もちろん「平屋」こそが
最良の選択肢だと考えます。
おはようございます。
SIMPLE Inc.高根です。
まずは洗濯動線。
言わずもがな、上下移動がなく
水平移動だけでいい平屋は、
干すにしても取り込むにしても
片付けるにしても
２階建てに比べて
単純で動線も短いので
ずいぶんと楽だし時短が出来ます。
ただ、洗濯に関しては
いくつかの注意点があります。
まず外干しを基本とする場合、
どこに干すかによって
ずいぶんと違いが生じます。
仮にキッチン横や脱衣室の
勝手口から外に出て干すとなれば、
移動距離が思ったより長い上、
何度も出入りしないといけないこと。
隣近所の人たちと
顔を合わせる可能性が高いため
油断した格好では出来ないこと。
これらが考えられます。
次に
室内干しを基本とする場合ですが、
干す場所によっては洗濯物が乾きにくく
そうなれば生乾き臭を発生させる
という懸念点が考えられます。
また、干すスペースの取り方が悪いと
いちいち邪魔になってイライラする
という懸念点も考えられます。
ゆえ、これらを踏まえた上で
間取りをつくることが出来るかどうかが
一つのポイントとなってきます。
✔️散らかりの原因は◯◯
続いて片付けに関してですが、
そもそも散らかりにくい家にするなら
一般的な２階建ては
やめた方がいいと思います。
リビングの散らかりの原因は
１００％とまでは言わなくても
ほぼ子供たちのものだからです。
四六時中使っているものを
わざわざ２階にある
自分の部屋まで持っていくのは
間違いなく不可能だし、
親のそばから離れて
２階にある自分の部屋で遊ぶのも
まず考えられませんからね。
そんなわけで
この最良の解決策は子供部屋を
リビングの近くにつくること
だと考えています。
こうすれば子供部屋を
収納として利用出来るので
リビングもスッキリ片付きやすいし、
ワンチャン自分の部屋で
遊んでくれるかもしれませんしね。
親の気配さえ感じられるのであれば。
✔️お掃除ロボットと
埃が溜まらない仕組み
最後に掃除に関しては、
「お掃除ロボット」という
非常に有能な製品が
あなたが仕事に行っている間に
あなたに変わって
掃除をやってくれるので、
存分に頼るのが最良だと考えます。
ゆえ、平屋にし
１台のお掃除ロボットに
毎日掃除をしてもらいましょう。
ただ、せっかく床掃除を
やってもらえるのであれば、
床に全ての埃を落としたいところです。
ゆえ、弊社では
埃が溜まるであろう部材を
最小限にしています。
窓枠・室内ドア枠・カーテンレール
カーテン・ニッチ（飾り棚）の台
といったものをなくすことによって。
結果、埃掃除も楽になるし
凹凸が減ることによって
空間もスッキリ見えるというわけですね。
いかがでしたか？
このように
「家事楽」という観点からも
平屋は良いんだということを
ご理解いただけたのではないか
と思います。
では次回は、
短い視点と長い視点で
住まいを考えてみたいと思うので
お楽しみに！
それでは、、、