専門家の見解と現実的な対策

昨年、

日銀がマイナス金利を解除し

利上げをしたことによって

短期金利が上昇し

それに連動するように

住宅ローンの変動金利も

上昇しましたが、

その事実が発覚する直前まで

「専門家」を名乗る方たちは

(主にYouTuberですかね)

短期金利は当分の間上がらないと

口をそろえて言っていました。

 

身近なところでも、

利上げが実施される2日前に

うちの会社に営業に来てくれた

某金融機関の担当の方が

「利上げはあり得ないです!」

と自信満々に言っていましたしね。

 

そんなわけで

当時、専門家の人たちの意見は

あてにならないな〜と

つくづく思ったわけですが、

(金利が上がると、

それまでの意見を

何事もなかったかのように

コロッと変えましたしね・・)

情報を公開してくれるのは

ありがたいものの、

一体どこまで彼らの言うことを

信用したらいいかって

ホント見極めが難しいですよね。

 

おはようございます!

SIMPLE Inc.高根です。

 

また、

今年に入ってからも

米国株をめぐって

専門家が見事に外しまくる

出来事が起こりまして、

それを信じて行動した人なんかは

今頃、恨めしく思っているやろな〜

なんて思ってる次第です。

 

さすがに上がり過ぎているため

夏にかけて暴落するよ的な

危機を煽る内容が

多くの投資系YouTuberや

いわゆる専門家の方たちから

発信されたことですね。

 

専門家たちも

過去の事例や理論を並べて

もっともらしく話すため、

聞いた側は「確かにそうだな」

と感じてしまいますからね。

 

ましてや

株価が下がっている時に

こんな話を聞いてしまったら

「損する前に引き上げなきゃ!」

って焦っちゃいますしね。

 

結局、それも

専門家の意見とは裏腹に

米国経済は

順調に推移していると同時に

米国株も順調に上がり続け、

蓋を開けてみると

相変わらず最高値を

更新し続けているわけですが、

(情報を信じて売ってしまった人は

ものすごく悔しいと思います・・)

こんなことが起きる度に思うことは

投資に関しては欲張らず

コツコツ積み立てをするのが

一番やなということですね。

 

コツコツ積み立てをする

ということは

株式市場がどんな動きをしようと

無視して買い続けていく

ということなんですが、

このようにしておけば

大きく資産が増えることはないものの

逆に資産が減ることもなければ、

普通に銀行に預金するよりも

はるかに資産が増えるからです。

 

要するに

「長期積立投資=

かなり金利が高い銀行預金」

という感じですね。

 

✔️住宅ローンは対策も考えていく

 

投資の話にズレてしまったので

話をもとに戻しますが、

金利に関しては

今後どのようになるかは

たとえ専門家であっても

確実に読めない

と思った方が妥当なので、

どうなってもいいように

いかなる選択をする場合でも

その欠点と欠点を補う

対策を考えておくことが

何より大事ではないでしょうか。

 

仮に変動金利を選ぶ場合。

この場合、金利が安い分

返済負担が小さくなるので

その浮いた分を貯金に回すこと。

かつ、住宅ローン控除で

返ってくる税金も貯金に回すこと。

これによって貯金を確実に増やし

「金利が上がった時は、

迷わず繰上げ返済するんだ!」

というスタンスを持ち続けることが

引き換え条件だと考えてください。

 

次に、10年固定を選ぶ場合。

この場合、

変動に比べて金利が高い分

返済負担が大きくなるので、

多少貯金がしにくくなります。

 

とはいえ、

10年後に金利が上がっている場合、

変動金利のように

返済額に上限がないので

返済負担が急激に上がる

可能性を秘めています。

 

かつ、そのタイミングは

子供たちにかかるお金も

現在よりも格段に増えていること

が予想されます。

 

ゆえに、この場合も

厳しい中でも繰上げ返済のために

貯金することを優先しつつ、

住宅ローン控除の還付金は

貯金していくこと。

 

あるいは

借り換えという選択も視野に入れ

10年後も団信(生命保険)に

加入出来るよう体調管理を

しっかりと行っておくこと。

これが引き換え条件

ではないでしょうか。

 

もっとも

借り換えという選択は

登記の抹消費用、

繰上げ返済手数料

新たな住宅ローン借入諸経費、

新たな抵当権設定費用など

多額の経費がかかるため、

かなり大きな金利差がない限り

あまり現実的ではないんですけどね。

 

というわけなので、

以上のことも踏まえた上で

住宅ローン選びを

行っていただければと思います。

 

それでは、、、

 

 

 

この記事を書いた人

simple

Simple Inc.代表 高根慶雄
住居をプロデュースするだけでなく、住宅ローンアドバイザーとして金銭面でも施主に寄り添う。