ポジティブ=ネガティブに考えること?

全国の平均最低賃金が

今年約6%上昇し

1118円になるとのことですが、

遊びや服を買うために

暇さえあれば

必死でバイトをしている

大学生の長女はこれを聞いて

さぞ喜ぶことと思います!

 

一方で

雇用している側からすると、

この通りに賃上げを実行したら

単純に人件費が

6%増加することになるため、

利益を増やすためには

それ以上に商品単価を上げるか

それが難しそうなら

客数を増やすための対策を

練る必要があります。

 

あるいは、

時給は上がれど

給料の総支払が上がらないように

雇用や労働時間を調整するか。

 

もちろん理想は

商品単価を上げることによって

利益を伸ばすことですが、

(客数を増やすとなれば

広告宣伝費が増えることになり

その分、利益が圧迫されるからです)

顧客の負担増は客足を遠のける

大きな要因になりかねないので、

企業側としては

なかなか踏み切れないのが

実情ではないでしょうか。

 

結果、当面の間

泣く泣く雇用や時間の調整を

せざるを得なくなる可能性が

高いのではないかと思われます。

 

おはようございます!

SIMPLE Inc.高根です。

 

ってなわけで、

インフレの影響によって

苦しくなった家計を救うために

政府は賃上げを

声高に主張しているものの、

日本の大多数を占める

中小企業の経営者からすると

利益がついてきていれば

文句なく賃上げも出来るものの、

そうじゃないとしたら

ただただ倒産リスクが

増えてしまうのではないか

と危惧している次第です・・・

 

もちろん、

人手不足と言われている社会なので

勤め先がなくなれば

また新しい勤め先を探せばいい

だけのことかもしれませんが、

とはいえ、

せっかく働き慣れた会社が

なくなってしまったら、

また一から仕事を

覚えないといけないので

それはそれで大変ですしね・・・

 

要するに

賃上げというものは

一見、労働者側からすると

良いように見えるものの、

それが結果的に、

労働者にとって良くないことを

もたらす可能性もある

(負の側面もある)

というわけですね。

 

✔️負の側面を甘く見積もらない

 

賃上げとは

話の内容が異なるものの、

家づくりにおける

行き過ぎた予算計画も

良い面と悪い面の両方を

供え持っており、

最初から悪い面(リスク)に

しっかり備えることを

忘れたり厳かにしてはなりません。

 

行き過ぎた予算計画とは

収入に見合っていない

予算設定をすること。

また、夫婦共働きを前提に

いっぱいいっぱいまで

予算枠を使うことです。

 

価格が高騰した現在、

建てる家や住む場所、

建てる会社によっては

こうなっている方が

非常に多くなってきている

と思われます。

 

行き過ぎた予算計画の良い面は

理想の家にしやすいこと、

理想の場所で住めること、

人から称賛されること、

なのに対し、

行き過ぎた予算計画の悪い面は

返済負担が上がり過ぎること、

(=生活が苦しくなる)

返済年数が長くなり過ぎること、

(=ローン返済のために働き続ける)

貯金が後回しになりやすいこと、

(=子供に皺寄せが行く)

(=不安を抱えながら暮らす)

といた感じですが、

この負の側面を甘く見積もりながら

(見て見ぬふりをしながら)

家づくりをすれば

後々破綻のリスクは急上昇します。

 

金利の上昇、

収入の低下、出費の増加、

この3つのどれかによってか

これらが複数重なることによって。

 

ゆえに、

家づくりをする時は

この負の側面に

もっとフォーカスした上で

予算計画を立てて

いただければと思います。

 

もちろん、

予算ばかりに目を向ければ

妥協や我慢だらけになり、

かえって家づくりをする意味を

感じられなくなってしまう

可能性があるので、

理想と現実との妥協点を

見つけることが資金計画の

ゴールではあるんですけどね。

 

これからは、それを

ご理解いただけているかどうかが

家づくりの肝となる

のでなないでしょうか。

 

それでは、、、

 

 

 

 

この記事を書いた人

simple

Simple Inc.代表 高根慶雄
住居をプロデュースするだけでなく、住宅ローンアドバイザーとして金銭面でも施主に寄り添う。