この7月までは1.1%だった
JAさんの10年固定型の
住宅ローン金利も
わずか数ヶ月で
徳島大正銀行さんや
四国銀行さんと同じ
1.4%というところまで
上がってきました。
そして、今後も引き続き
住宅ローン金利を左右する
短期金利・長期金利ともに
上がっていくことが
予想されるため、
来年度は10年固定金利も
1%代後半まで上がっても
おかしくない状況
ではないでしょうか。
いやはや、
ただでさえ建築費の上昇によって
返済負担が高くなっているのに、
これに追い討ちをかけるように
金利まで上がっていくとなると
ホントに厄介な問題ですよね・・・
おはようございます!
SIMPLE Inc.高根です。
というわけで今回は、
こんな状況なので
選択肢の一つとして
濃厚になりつつある
「全期間固定」について
お伝えしていきたいと思います。
金利が上がると言われている中
「変動金利」を選択するは怖い・・
となっている方も多いでしょうしね。
実際、
このままインフレが順調に進めば
短期金利でさえも2年後には
1.5%になっている可能性すら
全然あり得るわけですしね。
✔️全期間固定はありなのか?
全期間固定の特徴は
よほどイレギュラーな状況が
起こらない限り
ずっと金利が上がらない
という安心感があるのに対し、
その分変動や10年固定に比べて
金利が高く設定されています。
ゆえに
多くの識者が昨年まで
口をそろえて言っていたように
「当面金利なんて上がらない」
のであれば、
わざわざ好んで選択する必要が
ありませんでした。
金利が安い方が
利息の支払いも少ないし
元本の減るスピードも早いし
金利が上がるのが
ずいぶんと先だとしたら
少しでも安い金利で
元本を多く返しておけば
後々金利が上がったとしても
大きな負担にならないからです。
しかし
この予想は大きく外れ、
ものの見事に
インフレ局面に突入し
それと共に
金利も上がり始めたことで
事態は一変しました。
そして
変動は怖いにしても
固定は金利が高過ぎる・・
との見解から
その折衷案とも捉えられる
10年固定を選ばざるを得ない・・
となっていたのが
今年に入ってからだったわけですが、
この10年固定すらも
なかなかな勢いで上がりはじめ
ついに商品によっては
「全期間固定の方が良くね?」
となってきた感じです。
例えば、
伊予銀行さんという
愛媛の第一地方銀行が取り扱う
(四国で一番大きい銀行です)
全期間固定型の住宅ローン
「段階金利」は、
当初10年間は11年目以降より
金利が割安に設定されており
現在のレートだと
最初に銀行に支払う融資手数料が
借入額の1.1%の場合
(*融資手数料は保証料とは別で
銀行に支払う手数料です)
当初10年間が1.29%で
11年目以降が1.63%、
借入額の2.2%の場合
当初10年間が1.22%で
11年目以降が1.56%と、
当初10年間だけに着目しても
「めちゃくちゃ金利が低い!」
と言われているJAさんよりも
低い金利設定になっています。
その上、
11年目以降の金利をみても
下手をしたら来年初旬頃には
この数字を軽く超えてきそうな
金利で設定されています。
ゆえに、
個人的にはこの伊予銀行さんの
段階金利は再び選択肢として
かなりありだと考えている次第です。
(コロナ前までは
当初10年間が1%以下で
11年目以降も1%代前半だったので
こればかりオススメしていました)
ただ、
この金利を適用しようと思うと
融資手数料を初期費用として
銀行に支払わないといけないため
その分家にかけられる
予算が減ってしまうこと、
金利が割安に設定されている分
審査が厳しい可能性が高く
金利に上乗せされる保証料率が
高くなる可能性があること、
この2点を理解した上で
利用していただければと思います。
以上、
あくまで個人的な意見なので
よろしければ参考にしてください。
それでは、、、
