「預金」と「住宅ローン」と「投資」と

日本の長期金利上昇に伴い

三菱UFJ 銀行が

定期預金金利を100倍に上げたという

一瞬「えっ?100倍って!?」

と驚くニュースが流れましたが、

それでもその金利は

わずか0.2%しかなく、

銀行にお金を預けていても

ほぼほぼ増えないということに

そう変わりはありません。

 

仮に、300万円をまとめて

その10年定期に預金したとしても

1年目に増える金額は

300万円×0.2%=6,000円

そこから約20%の税金を引かれて

手取りは4,800円、

2年目はその4,800円が上乗せになり

3,004,800円×0.2%=6,010円

そこから約20%の税金が引かれて

手取りは4,808円といった感じでしか

増えていきませんからね。

 

まーそれでも

これまではその100分の1だったので、

(300万円で利息48円)

貯金=銀行一択の方からすると

なかなか嬉しいことには

違いないんですけどね。

 

おはようございます。

SIMPLE Inc.高根です。

 

では今回は、

「預金」と「住宅ローン」と「投資」

についてお伝えしていきたいと思います。

 

銀行が10年の定期預金金利を

上げたと同時に

家を建てる方が最も利用している

10年固定の住宅ローン金利も

上がってしまったし、

今後も安定したインフレが起こるとしたら

長期金利に連動する

10年固定の住宅ローン金利は

さらに上昇するのが自然の流れであり、

かつ、その先には

短期金利の上昇に伴う

変動金利の上昇が待っていると思うので、

その辺も含めた上で

今後家を建てる場合、

どうしたらいいかについて

個人的な見解を述べていきたいと思います。

 

✔️頭金は入れるべきなのか?

 

仮に数百万円単位で

銀行預金があったり、

親御さんからの贈与がある場合、

それを頭金として入れて

借入を減らした方がいいのか?

というご相談を受けることがありますが、

この答えはその資金を

どのように運用するつもりなのかによって

180度違ってきます。

 

今後の10年固定の金利は

おそらく最低でも1%。

(日本の10年物国債の利率より

低い金利で銀行が貸すことは

まずあり得ないからです)

 

それに対し、

最も利率がいいメガバンクの

10年の定期預金金利でもわずか0.2%。

 

ご説明するまでもなく

金利の差を見ただけで

預金するぐらいなら

頭金を入れて借入額を減らした方がいい

とお分かりいただけますよね。

 

仮に40年返済で

300万円借入を減らせば、

60万円以上利息が減らせるのに対し、

同じ期間中ずっと

それを定期預金に預けた場合

20万円程度しかお金が増えませんからね。

 

一方で、

このまとまったお金を預金ではなく

投資に回すとしたら

話は大きく変わってきます。

 

仮にこの300万円をまとめて

米国のインデックスファンドに投資した場合、

過去の事例を元に考えて

年率6%ずつ増えていくとしたら

このお金は12年後には2倍になり、

住宅ローンが終わる40年後には

10倍以上になるという計算になります。

 

そして、これをNISAを使ってやれば

増えた分にかかる税金がゼロになり、

丸々受け取れることになります。

 

その上、銀行の定期預金と違って

引き出そうと思えば、

いつでも引き出すことが出来ますしね。

(引き出さない方がいいんですけどね)

 

ゆえ、これから家を建てる方は、

こういったまとまった資金がある場合、

預金や頭金を入れるという選択ではなく、

投資に回すという選択を

していただくことをオススメしています。

 

理想は、まとまった資金をどんと入れて、

その後も数万円の積み立てを

毎月上乗せしていく。

まとまった資金を入れるのが

気持ち的に抵抗があるのなら、

増える額は少なくなってしまいますが、

この資金を分割して

毎月コツコツと積み立てしていく。

 

この知識は、

これから家づくりをされる方に

例外なく必要だと思うので、

この記事の内容を知っていただいた上で

家づくりの予算計画を

立てていただければと思います。

 

それでは、、、

 

 

 

 

この記事を書いた人

simple

Simple Inc.代表 高根慶雄
住居をプロデュースするだけでなく、住宅ローンアドバイザーとして金銭面でも施主に寄り添う。