平屋のおかしなイメージを払拭

以前に比べ

平屋を建てる若い世帯が

増えてきているなー

と感じる今日この頃なのですが、

とはいえ、

平屋ならではのイメージが

強く浸透していることから、

2階建てという選択一本で

家づくりを進めている方が

まだまだたくさんいらっしゃる

のではないかと思います。

 

平屋ならではのイメージとは、

「平屋=年配の方の家」

「平屋=高い」

「平屋=豪邸(=金持ちの家)」

などですね。

 

もちろん、

歳をとれば高い確率で

足腰に支障が出始めることから

平屋が最適であることに

間違いはないのですが、

若い人たちだって(人間誰しも)

やがて歳をとるわけだし、

「じゃあ歳をとったから

そろそろ平屋に建て替えましょか!」

と思っても

簡単に出来ることではないので、

そんなことを冷静に考えると、

最初から平屋にしておいた方が

絶対に良いと思うんですけどね。

 

おはようございます。

SIMPLE Inc.高根です。

 

また、金額面においても

実を言うと平屋と2階建てでは

そう価格が変わらないため、

平屋が建てられるだけの

土地に広さがあるのなら、

かつ平屋にしても

採光面で問題がないのであれば、

平屋にした方がいいと

個人的には考えています。

 

✔️平屋と2階建ての価格が変わらない理由

 

なぜ、平屋と2階建ての価格が

そう変わらないかというと、

平屋には階段がないため

その分面積が小さくなるし、

かつ廊下も最小限に設計しやすく、

さらに全ての部屋と収納が

1階に存在することになるため、

客間や余分な収納をつくる必要性が

極めて薄らぐからです。

 

要は、2階建てに比べて

面積が小さくなるからですね。

仮に35坪の2階建ての家を

同じ部屋と収納を持たせながら

平屋に変換するとしたら、

階段がなくなることで2坪、

廊下と2階のトイレを削ることで

さらに2坪小さくなり、

結果31坪で建てられるようになる

ということですね。

 

2階建ての坪単価を80万円として、

平屋の坪単価を90万円と

坪あたり10万円ほど割高に設定して

試算してみると、

35坪×80万円=2800万円(2階建て)

31坪×90万円=2790万円(平屋)

となるという感じです。

 

そして、ここから

部屋の数や広さを削るとしたら

「むしろ平屋の方が安くなる」

というのが現実的な話なんですよね。

 

もっとも

見た目で分かる数字(=家の面積)は

2階建てに比べて

小さくなってはしまいますが。

 

ま、ワンフロアになる分、

家の面積は小さくなれど

「体感」は2階建てよりも

圧倒的に広く感じるんですけどね。

 

✔️子育て世代ほど平屋がいい理由

 

これは自分が経験して

強く感じたことですが、

子供の部屋は2階につくるよりも

1階にあった方がいい

のではないでしょうか。

 

小さな子供たちは

ずっと親の近くで過ごすものだし、

子供たちの使ったおもちゃや絵本などを

いちいち2階まで片付けに行くのは

現実的に不可能に近く、

結果、いつも過ごすリビングが

常に散らかった状態に

なりやすいからです。

 

そんなわけで

子供たちの部屋は1階に、

そして出来れば

リビングの近くにあった方が

いいんじゃないかなー

と思っている次第です。

 

そうすれば、

子供たちのものを

簡単に部屋に片付けられるし、

親の気配が感じられる場所であれば、

ずいぶんと使いやすくなりますしね。

 

かつ、洗濯動線にしても

上下移動がなくなる分、

それだけでずいぶんと楽になるし、

掃除に関しても、

片付けがしやすい家になれば

その分、掃除がしやすくなるし、

その上、階段がなければ

昼間仕事に行っている間に

ルンバを走らせていれば

勝手に掃除をしてくれますしね。

 

いわば、

家事・育児・仕事に忙しい

子育て世代の日々の負担を

大幅に軽減してくれる

ってわけです!

 

というわけなので、

なんとなくのイメージに

惑わされることなく、

見るべきポイントにしっかり焦点が

当てられるようになってくださいね。

 

それでは、、、

 

 

 

 

 

この記事を書いた人

simple

Simple Inc.代表 高根慶雄
住居をプロデュースするだけでなく、住宅ローンアドバイザーとして金銭面でも施主に寄り添う。