家づくりとお金の関係

65歳〜69歳で働く人の割合が

2023年に52%に達したこともあり、

先日、厚生労働省が

iDeCo(個人型確定拠出年金)に

掛け金を出せる期間を

現状の65歳未満から70歳未満に

引き上げたというニュースが流れました。

 

iDeCoとは、

「公的年金」と呼ばれている

国民年金、厚生年金の2つに

上積みして加入することが出来る

「私的年金」のことなんですが、

さて、あなたはこの制度を

すでに利用されていらっしゃるでしょうか。

 

なんせ、この制度を利用しないまま

あるいはNISAをしないまま

これから過ごしていくことになると、

やがて収入がなくなってしまった時、

年金だけでは

暮らしていくこともままならなくなる

かもしれませんからね。

 

そんなわけで

個人的には最低でも

「NISA」か「iDeCo」のどちらか、

出来ればどちらもやることを

オススメさせていただいています。

 

仮に毎月2万円を

いずれかを利用しつつ積み立てていけば

理屈的(過去の実例的)には

35年後には貯金が約2255万円、

40年後だと貯金が約3024万円にもなり、

老後資金2000万円不足問題は

それだけで解決出来ますしね。

 

おはようございます。

SIMPLE Inc.高根です。

 

では今回は

なんとなく不安に感じている方が

多いであろう老後資金問題について

お伝えしていきたいと思います。

 

ま、結論から申し上げると

今から2つの層で対策をしていけば

全く憂うことはないというのが

個人的な考え方です。

 

✔️対策その1

 

これは冒頭でも申し上げたように

iDeCo、NISA、どちらでもいいので

これらの制度を利用しながら

働けなくなるまでずっと

定額積立をしていくということですね。

 

iDeCoの良さは、

NISA同様に積み立てたお金が

増えていくと同時に

掛け金が全額所得控除になること。

 

仮に毎月20,000円掛けていくとしたら

年間で24万円の賭け金になりますが、

所得税率が10%の人なら

所得税、住民税いずれも

約24,000円ずつ控除されるので

合計48,000円さらにお金が増える

という感じでしょうか。

 

ただし、このメリットに関しては

家を建てると適用される

住宅ローン控除との兼ね合いがあり、

住宅ローン控除が得られる13年間は

掛け金を減らした方がいい場合もあるので

これから家を建てられる方は

その点を考慮することをお忘れなく。

 

あと、iDeCoはNISAと違い

受け取り時に税金の対象になるので、

うまく控除が受けられるよう

受け取り方に注意しないといけないので

その点もお忘れなく、ですね。

 

✔️対策その2

 

そして2層目の対策が

75歳まで働き続けるということです。

75歳まで年金受給を遅らせれば

年金の受給額が跳ね上がり、

年金だけでもそれなりに豊かに

暮らすことが出来るようになるからです。

 

ただし、この対策は

肉体的にも精神的にも

元気であり続けることが条件となるので、

1つ目の対策のように

全ての人に当てはまるものではない

というのが不安点となります。

 

事故や病気によって

収入がなくなってしまったり

収入が減ってしまうようなことになれば、

どうしようもありませんからね。

 

そんなわけで、

まずは確実に第一の対策を取っていただく。

その上で、出来るだけ長く働くんだ

という覚悟を持っていただく。

これがベストかなーと考えています。

 

若いうちは

少しでも早く仕事を辞めたいなーと

思ってしまうものですが、

よくよく考えてみると

仕事をやめてしまうと

退屈で仕方ない日々を過ごすことに

なるかもしれませんしね。

 

以上、直接関係のない

話になってしまいましたが、

とっても大事な話であり

家づくりと同時に

必ず考えていただきたいことなので、

長々とお伝えさせていただきました。

 

ではでは、、、

 

 

 

 

この記事を書いた人

simple

Simple Inc.代表 高根慶雄
住居をプロデュースするだけでなく、住宅ローンアドバイザーとして金銭面でも施主に寄り添う。