「平屋は高くなる」は本当なのか?

現在「平屋」は

空前のブームになっているし、

土地価格が安く

平屋を建てるには最適な広さの土地が多い

ここ徳島では、

まずは「平屋」に出来ないかを

優先して考えた方がいいと

以前からお伝えしているのですが、

とはいえ、まだまだ多くの方が

「平屋にすると高くなる」

というイメージから

敬遠しているのではないでしょうか。

 

まず高くなりそうなのが

「家そのものの価格」。

そして、平屋を建てるとなると

それなりに広い土地がいりそうだから

土地の価格も高くなりそう。

かつ、敷地が広がる分、

外構工事までも高くなりそう。

と、普通は思ってしまいますよね。

 

おはようございます。

SIMPLE Inc.高根です。

 

では今回は、

そんなイメージから

平屋を諦めかけそうになっている方に

「実際のところはどうなのか?」

お伝えしていきたいと思います。

 

✔️平屋と2階建ての価格比較

 

同じ材料を使い

同じような仕上げで

平屋と2階建てをそれぞれ建てるとしたら、

同じ面積で考えると

坪あたり10万円前後価格は違ってきます。

35坪だと350万円ほど平屋が高くなる

という感じですね。

 

しかし、実を言うと

この比較方法自体が

そもそも間違っています。

同じ面積で比較するということが、です。

 

2階建てには階段が必要ですが、

平屋には階段が必要ないからです。

ゆえ、この場合の比較方法は

35坪から2坪(1•2階それぞれ1坪ずつ)を

差し引いた33坪で比較するのが正解です。

 

とはいえ、そうしたとしても

まだまだ価格は

平屋の方が高いのが現実です。

 

ゆえ、ここから

2階建てから平屋にすることによって

必要じゃなくなるものについて

考えていきたいと思います。

 

まず、議論したいのが「トイレ」。

2階建てでは

1•2階両方にトイレが必要だと思います。

夜中にわざわざ階段を下りて

1階までトイレに行くのは

だいぶ面倒臭いですからね。

 

それに対し平屋だと

トイレが1箇所でも

いいのではないでしょうか。

もちろん、混雑しがちな家庭だと

2つ必要かもしれないんですけどね。

 

続いて議論したいのが「廊下」。

2階建ての場合、

階段を上り切ってから

それぞれの部屋に行くためには

確実に廊下が必要になるのに対し、

平屋にすれば、

廊下を無くそうと思えば、

ゼロにすることだって出来ますからね。

 

そして

この「トイレ」と「廊下」を

無くしてもいいとしたら、

先程の面積からさらに2坪ほど

マイナスすることが出来ます。

先程の続きで考えると

31坪ということですね。

 

では、ここで一旦

価格の比較をしてみましょう。

 

仮に2階建ての坪あたりの価格を70万円、

平屋の坪あたりの価格を80万円としたら、

2階建て:70万円×35坪=2450万円

平屋:80万円×31坪=2480万円となり、

実はそう価格が変わらないということが

お分かりただけたのではないでしょうか。

 

部屋の数も収納の数も

部屋の広さも収納の広さも

全くさわっていないので、

ホントに無くても問題ないものだけを

抽出したという感じですね。

 

というわけなので、

「平屋は建築費が高くなる」は

一旦、頭の中から

帳消しにしていただけたらと思います。

 

✔️土地の価格はどうなのか?

 

平屋は、2階建に比べて

1階の面積が大きくなるため

その分、土地も広く必要となります。

 

しかし、冷静に考えてみると、

ここ徳島では55〜60坪という広さで

販売されている土地が最も多く、

実を言うと、これだけの広さがあれば

充分、平屋を建てることが出来ます。

駐車場を3台確保しつつ、です。

 

ゆえ、平屋を建てたいからと言って、

わざわざもっと広い土地を探す必要は

全くと言っていい程ないんですよね。

 

広げれば広げるほど

土地価格どころか

外構工事費用も高くなるだけでし、

もっと言うと、

固定資産税も高くなるだけですからね。

 

そんなわけで

弊社が出した結論としては、

「平屋だから高くなる」というのは

必ずしもイコールではない

ということです。

 

なので、

平屋を建てたいと思っている方は、

ぜひぜひ、そのまま平屋で

突き進んでいただけたらと思います。

 

それでは、、、

 

 

この記事を書いた人

simple

Simple Inc.代表 高根慶雄
住居をプロデュースするだけでなく、住宅ローンアドバイザーとして金銭面でも施主に寄り添う。