頭金の使いみち

昔は家を建てる時、

「頭金が2割は必要だ」

と言われていましたが、

現在は、どこの銀行でも

ほぼ全額貸してくれるようになりました。

 

ゆえ、頭金として出せる

お金を持っている場合、

それを出した方がいいのかどうか

悩んでいる方がいらっしゃると思いますが、

その答えは、その資金を

どのようにするつもりでいるのかで

大きく違ってきます。

 

おはようございます。

SIMPLE Inc.高根です。

 

この場合、

1.頭金を入れる

2.頭金を入れず預金口座に置いておく

3.頭金を入れず投資に回す

という3つの選択肢がありますが、

結論から申し上げると、

迷わず3の選択肢を

取っていただきたいと考えています。

 

つまり100万円の頭金があるとしたら

それを全額

長期積立投資の頭金として入れた方がいい

というわけですね。

 

この100万円は銀行預金に置いていても

現在の銀行の預金金利では、

年間で10〜20円しか増えないし、

あるいは頭金として入れたとしても、

それで圧縮出来る利息の額は

40年間で20万円ぐらいなのに対し、

長期積立投資の頭金として入れた場合、

仮に毎年平均6%ずつ増えていくとしたら

40年後その資金は

10.6倍である1060万円にまで

膨れ上がることになるからです。

 

ゆえ、入れられる頭金がある場合は、

それを積立投資の頭金として

全額入れていただつつ、

前回・前々回お伝えしたように

不要な保険を全て解約し、

毎月の積み立て資金に回していただく。

これが最良の方法だと考えています。

 

おそらく

この選択肢を知り実行した方は、

老後2000万円問題に直面することなく

優雅な老後を過ごせる可能性と、

これからずっと

お金の不安を感じることなく

暮らし続けられる可能性が

圧倒的に高くなると思われます。

 

これに対し、

この選択肢を知らないまま進んだ方や

知っていても投資に悪いイメージがあり

実行出来なかった方などは、

それらとは真逆の状況に直面する

可能性が圧倒的に高くなるかもしれません。

 

お金の不安を感じながら暮らし続ける・・

仕事をやめてのんびり暮らしたくても

所得がなければ生活していけないから

働き続けざるを得ない・・

といった状況です。

 

そんなわけで、

「投資=損をする」とか

「投資=リスクが高い」という

ネガティブなイメージをお持ちの方は、

出来れば、家を建てるタイミングで

正しい知識をつけていただき、

家を建ててても

お金の不安を感じることなく

暮らしていっていただけるよう

備えていただければと思います。

 

それでは、、、

 

 

この記事を書いた人

simple

Simple Inc.代表 高根慶雄
住居をプロデュースするだけでなく、住宅ローンアドバイザーとして金銭面でも施主に寄り添う。