家づくりの大きな転換点

急速に進むインフレを解消すべく

昨今、賃上げが声高に叫ばれていますが、

コロナ以降の物価急騰を加味すると

報道されている5%程度の賃上げでは

全く生活の足しにならないというのが

現実ではないでしょうか。

 

毎月の出費を見る限り、

食料品にせよ、衣料品にせよ、

確実に10%以上は上がっているし、

こと家に関しては10%どころか

20〜25%ほど上がっていますしね。

ずいぶんとウッドショックによる

木材価格高騰が落ち着いてきた

現状ででも、です。

 

そんなわけで

今、家を建てようという方は、

コロナ前に建てた方に比べて

毎月の返済負担が2〜3万円ほど

確実に上がっているのですが、

これを受けて個人的には、

家づくりの考え方や進め方を

これまでとは大きく変えた方がいい

と考えています。

 

現在のインフレが起こる前までは、

アパートやマンションの家賃と同じか

あるいは少し足せば手が届く

という存在だったマイホームが

そうじゃなくってしまった上、

家とは切っても切り離せない

電気料金も過去に建てた方より

確実に負担が大きくなっていますしね。

 

おはようございます。

SIMPLE Inc.高根です。

 

では、これから家を建てる方は

何をどのようにしていけばいいのか?

ということになりますが、

例外なく全ての方が取り組むべきことは

・金融知識をつけ今後に備える

・少しでも家づくりのコストを圧縮する

この2つです。

 

✔️金融知識をつけないといけない理由

 

この理由は

これまで当たり前とされていた

金融知識を元に暮らしていったのでは

今後、生活苦になる可能性が

以前に比べて圧倒的に高くなったからです。

 

今後もインフレが続くとなると

手元にある現預金の価値は

落ちていく一方だし、

今回のように賃金が上がらない中

物価高ばかりが進行していくと

貯金をする余裕すらなくなってしまい、

将来に備えることが出来なくなり、

不安ばかりが増大していくのは

火を見るよりも明らかなことですしね。

 

なので、これまでの常識である

「貯金=銀行預金」

「保険に手厚く入る」

「投資は危険だからしてはいけない」

という間違った知識を

全て一掃していただいた上で

家づくりに取り組んでいただきたい

と考えています。

 

要するに

「貯金は銀行にはしない」

「基本、保険には入らない」

「投資は早い段階から始める」

というマインドに切り替えた上で

家づくりに取り組んでください

ということですね。

 

ここでは突っ込んでお伝えしませんが、

これら3つにはそれぞれ

そうした方がいい理由があるので、

詳しくはいつでもお聞きください!

 

✔️家のコストを圧縮すべき理由

 

この理由は、

少しでも家計の中の固定費を減らし

その資金を長期積立投資に

回していただきたいからです。

 

仮に、家づくりにかける費用を

毎月25,000円減らすことが出来、

その資金を長期積立投資に

退職するまで回すことが出来た方と、

全く削らず長期積立投資が

ずっと出来ないまま過ごした方とでは、

いわゆる老後資金というやつに

確実に数千万円単位で差が生まれます。

 

つまり、それだけで

不安を感じることなく

気持ちにゆとりを持って老後が過ごせるか、

たとえ体調が悪くなろうとも

お金を稼ぐために

ずっと働きつづけざるを得なくなるか、

ぐらいの差が生じることになる

というわけですね。

 

なので、家を持っても

いつまでも気持ち的にも

経済的にもゆとりを持ちながら

暮らし続けていただくために、

これから家を建てる方は

今回申し上げた

2つのことに取り組みながら

家づくりをしていただけたらと思います。

 

それでは、、、

 

 

 

 

この記事を書いた人

simple

Simple Inc.代表 高根慶雄
住居をプロデュースするだけでなく、住宅ローンアドバイザーとして金銭面でも施主に寄り添う。