値上がり傾向にある土地代を抑える方法

昨年より材料費の高騰によって

建築費がずいぶんと値上がりしたのですが、

それと同時に土地価格も値上がりしています。

 

造成工事費用が値上がりしているから。

そして、津波や土砂崩れといった

災害の心配がない場所で

土地を探したい方が増えているため、

そういった地域の

土地価格が上がっているからです。

 

また、材料費が高騰しているということは、

外構工事費用も値上がりしている

ということでもあるため、

如何にその負担を上ないように

家づくりをすることが出来るかが、

これからの家づくりの鍵を握る

と言っても過言ではありません。

 

所得が上がっていない状況の中、

物価はもちろん

社会保険料や税金、そして電気料金までも

上昇の一途を辿り続けているため、

今のところ可処分所得は減る一方ですからね。

 

そんなわけで今回は、

土地取得費用を抑える方法について

お伝えしていきたいと思います。

これは外構工事費用を抑える

一つの方法でもあるので、

ぜひ知識を身につけていただければと思います。

 

おはようございます。

SIMPLE Inc.高根です。

 

土地の単価が高くなりつつある現在、

住む場所に妥協せずに

土地の価格を抑えるためには、

購入する土地の面積を縮めるしか

方法がありません。

 

仮に土地の坪単価が20万円だとしたら、

5坪面積がカット出来れば100万円、

10坪面積がカット出来れば200万円、

家づくりにかかるコストが変わってくるし、

これに外構代やローン金利を合わせると

さらに50万円ほど

変わってくるかもしれませんからね。

 

では、これを実行していくためには

どうすればいいのでしょうか。

 

✔️先に建てたい家を明確にする

 

土地にかかるコストを

最小限にするためには、

いきなり土地を探し始めるのではなく、

その前にどんな家を建てたいのかを

明確にしておくことをオススメします。

 

自分がどんな家を建てたいかを明確にし、

それがどれくらいの大きさになるのかを

あらかじめ把握しておけば、

それに合わせた土地選びが出来るからです。

 

例えば、

自分が建てたい家が「平屋」だとして、

先にざっくりヒアリングさせていただくことで、

建てたい家の大きさが30坪前後だと明確になり、

かつ、必要な駐車スペースが3台だとした場合、

目安となる土地の広さは55坪前後となります。

 

平屋を建てるために70〜80坪ぐらい

土地が必要だと思っていたとしたら、

15〜20坪も土地面積を圧縮出来るので、

坪単価が20万円のエリアなら

土地にかかるコストが300〜400万円も

圧縮出来たことになりますよね。

 

あるいは、自分が建てたい家が

「2階建て」だとして、

先にざっくりヒアリングさせていただくことで、

建てたい家の1階部分の大きさが

20坪前後だと明確になり、

かつ、必要な駐車スペースが2台だとした場合、

目安となる土地の広さは40坪前後となります。

 

少し大きめの家がいいから

土地の広さは60坪ぐらいはいるかな?

と思っていたとしたら、

20坪前後土地面積が圧縮出来るので、

坪単価が25万円のエリアだとしたら

500万円前後も圧縮出来たことになりますよね。

 

これらの計算式は、

「必要な1階部分の面積+土地の余白10坪

+4.5 坪×駐車スペースの数」です。

土地の余白とは、家の周囲に出来る

給排水を通したり、

エアコンや給湯器を置いたり、

通路として利用するスペースのことです。

 

先程の平屋の場合だと、

30坪+10坪+4.5坪×3台=53.5坪

(55坪前後)がちょうどいい広さで、

2階建ての場合だと、

20坪+10坪+4.5坪×2台=39坪

(40坪前後)がちょうどいい広さ

という感じですね。

 

このように土地を探す前に

どんな家にしたいのかが明確になっていれば、

自ずと探すべき土地の広さが明確になり、

無駄な出費を防ぐことが出来ます。

 

なので、

いきなり土地を探し始めるのではなく

まずは住宅会社に行って、

どんな家にしたいのかと

それがどれくらいの大きさになりそうなのかを

明確にしてから

土地探しをしていただければと思います。

 

もちろん、それに加えて土地の予算も

明確にしておかないといけないんですけどね。

 

ぜひ、参考にしてみてください。

それでは、、、

 

 

この記事を書いた人

simple

Simple Inc.代表 高根慶雄
住居をプロデュースするだけでなく、住宅ローンアドバイザーとして金銭面でも施主に寄り添う。