土地・建物の予算の出し方 その1

家を建てるにあたり、

誰もが不安になることが

予算のことではないでしょうか。

 

とりわけ、現在は

インフレと円安によって

建築費はもちろん、

土地代や外構代までも値上がりしており

全部でどれくらいかかりそうなのかが

より分かりにくくなっていますしね。

 

そんなわけで今回は、

建築費や土地代が

どれくらいになりそうなのかを

ある程度把握していただくために

いくつか質問を

させていただきたいと考えています。

 

おはようございます。

SIMPLE Inc.高根です。

 

まず最初の質問は、

「平屋」と「2階建て」なら

どちらにしたいのかということです。

どちらにするかによって

目安となる土地の広さが

変わってくるからです。

 

そして、それに続いて

お聞きしていきたいことが

どれくらいの面積になりそうなのかを

把握するための質問です。

 

仮に平屋にするにしても

建築面積が30坪ぐらいでいい方と

40坪ぐらいになりそうな方とでは、

単純に必要な土地の広さが

10坪違ってくるわけですからね。

 

また、2階建ての場合でも

1階に持ってくる部屋の数によって

1階部分の面積が違ってくるため、

それに伴って必要な土地の広さも

違ってきますしね。

 

✔️「平屋」にしたいとお考えの方

 

では、ここからは

一つ一つの場所にそれぞれ

どれくらいの広さが必要なのかについて

お聞きしていきたいと思います。

 

これが分かれば、

家の広さが分かると同時に

必要な土地の広さも

必然的に分かるようになるので、

なんとなくのイメージでいいので

お答えいただければと思います。

 

まず玄関。

家の顔となるこの場所は

最小限でいいとお考えなのか?

ゆったりめがいいとお考えなのか?

で少し広さが違ってきます。

最小限なら2帖。

ゆったりめなら3帖。

といったところでしょうか。

 

続いて玄関土間収納。

いわゆるシューズクローゼットですね。

ここの広さは何を置くのかで違ってきます。

 

例えば、ここには基本

靴しか置かないというのであれば

1帖もあれば充分だと思います。

しかし、靴に加えて

キャンプ用品や冬物の服や仕事着などを

置きたいとお考えであれば

2帖、もしくは3帖必要となってきます。

 

では、続いてLDK

(リビングダイニングキッチン)です。

この広さを算出するにあたって

最初にお聞きしたいことが

食卓テーブルとキッチンの関係性です。

 

というのも、

キッチンの正面に食卓テーブルを並べるのと

キッチンの横に食卓テーブルを並べるのでは、

後者の方がより広いLDKが必要だからです。

 

また、

食卓テーブルのサイズをどうするのかや

どんなタイプのソファーを置くのかなども

LDKの広さに大きな影響を及ぼします。

 

4人掛けのテーブルと

6人掛けのテーブルでは

テーブルの奥行きが全く違うし、

ソファーなんかも形やサイズによって

占領するスペースが全く違ってきますしね。

 

ゆえ、これらを考慮しながら

LDK の広さの目安を算出します。

 

食卓テーブルがキッチンの正面

かつ、4〜6人掛け食卓テーブル、

かつ、I型の3人掛けソファーなら

16帖あれば充分で、

食卓テーブルがキッチン横並び

かつ、4〜6人掛け食卓テーブル、

かつ、I型のソファーなら18帖、

L型の大型ソファーなら20帖欲しいかな?

といったところでしょうか。

 

続いて、水回りについて。

・トイレは1つでいいでしょうか、

それとも2つ必要でしょうか。

・洗面台の広さにこだわりがあるでしょうか。

・洗濯物は基本外干し派でしょうか、

それとも室内干し派でしょうか、

それとも乾燥機で乾かす派でしょうか。

・お風呂の広さにこだわりがあるでしょうか。

 

これらが水回りに対する質問です。

ちなみにトイレは1箇所につき1帖。

洗面台は普通サイズなら1帖。

2ボウルが良かったり、

広めがいいという方は2帖。

脱衣室に関しては、

室内干し派の方なら3帖。

外干し派と乾燥派の方なら2帖。

お風呂はこだわりがない方は1帖。

広さにこだわりがある方は1.25帖。

といった感じですね。

 

ここまで、

なんとなくお答えいただけました?

ホントはこのまま最後まで

お聞きしていきたいところですが、

だいぶと記事が長くなりそうなので、

続きは次回に持ち越したいと思います。

 

というわけで次回は、

・部屋の数と広さについて

次々回以降に、

・収納について

・中庭の有無について

ご質問させていただこうと思っているので、

次回・次々回までに

少し考えておいてくださいね。

 

それでは、、、

 

 

この記事を書いた人

simple

Simple Inc.代表 高根慶雄
住居をプロデュースするだけでなく、住宅ローンアドバイザーとして金銭面でも施主に寄り添う。